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【海外インターン体験レポート】「柔軟に」考え続け、「全力」で向き合うことで、圧倒的な成果を生み出す

こんにちは! ICONICの採用担当です。

ICONICでは現在、大学生を対象とした長期インターンを実施しています。今回は、2024年7月〜2025年1月までの約半年、インターンとして活躍してくれた建野さんに、海外でのインターンについてお話ししていただきました。

※記事の内容は1月10日時点のものです

海外で働くことは憧れなのか本気なのか、就職する前にたしかめたい

—まずは、インターンに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

今振り返ってみると、大学3年生になった頃から周りが就職活動に焦り始める様子を見て、違和感を感じたのがきっかけだと思います。やりたいことや人生観が定まっていないのに、片っ端から企業の選考を受ける周りの大学生の様子を見て、「どうして人生における重要な選択を勢いで決めてしまうのだろう」と疑問に感じていました。


—なぜ、海外でインターンをしようと思ったのですか?

3歳の頃から英会話教室に通っていたこともあり、昔から将来は海外に携われる職に就きたいという漠然とした思いを抱えていました。就職活動を目前にして、この長年抱えている漠然とした思いは単純な憧れなのか? それとも本気で仕事にしたいほどに強い思いなのか? ということにしっかりと向き合う必要があると感じました。そこで一度立ち止まって、休学することにしました。

インターン先は、経済成長が著しい新興国が多い東南アジアに照準を定め、さらに絞り込むにあたり、「どの国で活動するか」ではなく、「何に挑戦できるか」を基準に考えました。その中でICONICは、多岐にわたる業務に挑戦できる点、これまで経験したことのないマーケティングという分野に取り組める点が非常に魅力的でした。この新しい環境で自分を試してみたいという思いから、応募に至りました。

何事にも素直で全力なベトナムの人が大好き!

—半年間、ベトナムで生活してみて、いかがでしたか?

ベトナムには、ICONICでインターンを始める1年前に旅行として訪れたことがありました。当時の行き先は、現在の勤務地であるホーチミンではなく、首都ハノイとリゾート地として人気のダナンです。実は、その当時から「ベトナムは肌感が合う」と感じていました。

これまで、ベトナム以外にもタイやカンボジア、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア主要国を訪れたことがありますしたが、やはり1番しっくり来るのがベトナムでした。人も文化も大好きな国です。あくまでも個人的な印象ですが、ベトナムの人々は損得勘定ではなく、素直さと全力で物事に取り組む姿勢が特徴的だと思います。もちろん、日々接する中で自分の思い通りにならないことは多々ありますが、それもベトナムならではの文化や個性だと受け入れることで、仕事や生活がいっそう楽しくなりました。

仲間として意見を尊重し、仕事を任せてくれる

—ICONICはどんな組織、カルチャーだと感じましたか?

ひとり一人が能力を発揮してそれを事業に反映させていく、少数精鋭集団だと感じました。インターン生として働いた半年間では、いわゆる「仕事体験」のようにお客さま扱いをされたことは一度もなく、いち学生として、いちスタッフとして、私の意見を尊重してくださいました。

たとえば、安倉社長が運営するTikTokの企画や編集業務では、社長と2人で行動させていただくことも多かったのですが、単なる指示待ちではなく、一緒に同じ目標に向かう「仲間」として接していただけたことは、大きな挑戦であり成長の機会でした。

もちろん、私の至らなさに目を瞑っていただいたこともたくさんあったと思います。それでも、この半年間を通して、「自分の頭で思考しそれに基づいてアクションする」というサイクルを繰り返し鍛えることができたと感じています。


手を挙げれば、どんなことにも挑戦できる

—インターンでどんな仕事を体験しましたか?

マーケティング部門に所属し、主に日本人向けの人材紹介事業と組織人事コンサルティング事業をサポートする業務を担当しました。具体的には、ICONICの求人サイトにアクセスを促すためのSNS運用やメルマガの作成、ベトナムに進出した日系企業に向けた、ベトナムの人事・労務に関連するニュースレターの作成などです。また、ベトナムの生活やビジネスについて発信している社長のTikTokアカウントの運用も任せていただき、コンテンツの企画や動画編集などにも携わりました。


—印象に残っている仕事はありますか?

ベトナムでの転職を検討している日本人を対象とした「転職セミナー」の企画です。SNS運用やブログ執筆を続ける中で、ベトナムに関心を持つ旅行者や在住者に有益な情報発信はできるものの、人材紹介事業の重要課題である「流入者の増加」には直接的に貢献できていないことに葛藤を感じていました。

このことを上司に相談すると、「セミナーを開催したら流入者を確保できるかもしれない」とアドバイスをいただきました。ですが、当時の私はインターン生として任されていた業務に囚われすぎて、新しい手段を講じるという発想が欠けていました。加えて、ベトナム転職に何の専門知識もない私が、企画や運営を1から担当することに不安も感じていました。しかし、半年間という短い期間で、何かしらの形で結果を残してから帰りたいと強く思い、挑戦することに決めました。

とは言っても、このセミナーはマーケティング部門だけで運営できるものではありません。特に、候補者とコミュニケーションを取っているキャリアアドバイザーに協力を仰ぎ、参加者に届ける情報価値を最大化できるよう、プレゼン資料の内容や当日の進め方についてこまめに擦り合わせを行いました。集客では壁にぶつかることはありながらも、最終的には予想以上の参加者を集めることができ、完全に満足できる数字ではないものの、数名面談に繋げることもできました。現在は、2度目の開催に向けて準備を進めており、前回の実績を超えられるよう試行錯誤しています。


▼ある一日のタイムスケジュール

7:00 起床
朝起きるのは元々苦手で、朝食は食べないことが多いです(笑)。ですが、ベトナムに来たばかりの頃は体調を崩してしまうことが多くなったため、健康を意識して前日に切ったフルーツを食べる日もあります。

8:00 出社
前日に整理したタスクを眺め、かかる時間を逆算してカレンダーに入力する作業から始めます。カレンダーに入力することで時間配分が掴めるので、優先順位を意識しながら効率よく仕事を進めることができます。

9:00 日系企業向けニュースレターの作成
午前中は基本的に、上司から依頼のあった業務を行います。午前中に提出すると午後にフィードバックをいただけるので、日を跨がずに1日で完了させられるよう優先的に取り組んでいます。

12:00 昼食
社内の日本人メンバーと一緒に、周辺のレストランで食べます。ベトナム料理だと牛肉麺(bún bò Huế)や塩ラーメン風味の米麺(Hủ Tiếu)がさっぱりしていてお気に入りです。

13:00 SNSの投稿作成やブログ執筆
毎週発信しているSNSや月に数本出しているブログの執筆をコツコツ進めます。午前中に出した記事のフィードバックをいただいたら加筆・修正に取り掛かるなど、臨機応変に切り替えながら作業します。

16:00 動画編集
社長が運用しているTikTokアカウントの企画や動画編集もインターン生の仕事です。基本的に1日に1〜2本の編集を行います。初めは1本につき2時間ほどかかることもありましたが、今では30〜40分程度で難なくこなせるようになりました。


▲安倉社長(右)とのひととき

17:00 退社
日によっては残業することもありますが、平均17:30には退社することが多いです。毎日退社前に翌日のタスクを洗い出し、Todoリストを作成してから帰るのが私のルーティンです。仕事のやり忘れを防ぐために、どんなに単純なルーティーンワークでも必ずリストに挙げ、完了したらチェックを入れて管理するようにしています。

19:00 夕食
1人のときは近くのレストランで食べることもあれば、どうしても疲れたときは日本食をデリバリーすることも(笑)。ベトナムには日本人オーナーの日本食レストランが数え切れないほどあるため、基本的に食事に困ることはないです。社内で仲良くさせていただいているメンバーや友人であるベトナム人と外食することも多いです。

21:00 帰宅
帰宅したらシャワーを浴び、自由時間を楽しみます。日本にいる家族や友人と電話をしたり、就職活動の作業を進めたりと、余った時間を充実させるようにしています。

23:00 就寝
仕事にしっかり集中できるよう、睡眠時間は十分に確保するように心がけています。ベトナムに来た当初は環境の変化に適応できず中々寝付けないようなこともありましたが、自分なりに模索して今の生活スタイルにたどり着きました。

全力で取り組むことで、自分で作ってしまっていた限界を超えられた

—インターンをしてみて、自身の変化や成長を感じたり、学んだことはありますか?

一番の大きな変化は、「物事への向き合い方」です。もともと真面目に取り組むタイプということもあって、学校の課題や以前のインターンでの仕事では、一定以上の評価をいただくことが多くありました。しかし、ICONICのインターンを通じて、このことが自分の成長を止めていたのだと気付くことができました。具体的には、「全力で物事に向き合う姿勢」が圧倒的に欠如していました。

ICONICにおけるマーケティングの仕事はかなりの長期戦です。日本人のベトナム転職市場は小さく、即座に結果が出るものではありません。そのため、日々地道にSNSやWebサイトを活用して情報を発信し続ける必要があります。しかし、インターン当初の私は、目に見える成果が出ない現実に直面し、「これを続ける意味があるのだろうか」と悩むことがありました。

そんなときに上司から、「建野さんはいつも仕事に向き合う前に諦めている節がある。結果が出るか分からなくても、まずは全力で前向きに取り組むことが大切だ」とご指摘を受けました。恥ずかしながら、自分の中途半端な姿勢が仕事のクオリティに影響していたことを初めて自覚し、深く反省しました。

振り返ってみると、これまで本気で物事に向き合った経験は片手で数えられるほどしかありませんでした。ある程度の評価を受けてしまうがゆえに、全力を出すことの重要性に気付けず、いつしかその方法すら分からなくなっていたのです。インターンを通じてこのことに気付けたのは、当初の目標だった「東南アジアで働きたい」という夢が叶った以上に、私にとって大きな財産となりました。




また、ベトナムでの生活を通じて、新たな視点も得ることができました。当初は「東南アジアの経済成長が面白そう」という興味だけでしたが、未来に希望を抱き、ただただ前向きに一生懸命に生きているベトナム人を日々目の当たりにして、「ベトナムという国を一緒に盛り上げ、私もこの経済成長に伴走していきたい」と強く感じるようになりました。

将来どのような仕事に就くかはまだ模索中ですが、インターンを通じて得た気付きや経験を基盤に、これからも全力で挑戦していきたいと思います。



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