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関西から上京し婚活会社へ。『成婚』をシステムで支えるWEBディレクターの葛藤。

IBJ働く人シリーズ第16弾!加盟店本部にてWEBディレクターとして活躍する原口さんをご紹介します!

PROFILE

▼宮崎県出身 立命館大学 政策科学部卒 27歳 

▼2015年IBJ新卒入社 以来WEBディレクターとして従事

▼2016年事業部への貢献度の高さから『若獅子賞』受賞、2018年『技能賞』受賞


INTERVIEW

WEBで完結するサービスでないからこそ面白い

広報:よろしくお願いします!原口さんは入社してからずっとWEBディレクターとして各サービスに携わっていますよね。

原口:そうですね。ジョブローテーションが多い中で、僕はディレクターとしてサイト企画に携わっています。

広報:主にどのような業務をされているのですか?

原口:加盟店本部で主にIBJS(IBJお見合いシステム)のアプリを担当しています。システム改修がメインですね。『成婚数』と『売上』をKGIとし、どうすればもっとお見合いが組めるか、成婚が生まれるかを常に考え企画立てしています。

広報:それは現場からヒアリングするんですか?

原口:利用者からご要望を頂くこともありますが、基本は現状の数字を把握した上で課題を抽出することが多いです。案件によって加盟店様にヒアリングさせて頂くこともありますし、定例会などの録画は必ずチェック。企画を行う身として、IBJの成婚メソッドは最低限理解し、サービス担当を行う事業部の方に近しいレベルまでもっていくように意識しています。

広報:メソッド研修もチェックしているんですね!

原口:もともとラウンジ事業部(直営結婚相談所部門)にいたこともあり、サービスの近くで働けていたので、その頃からメソッドについては学んでいました。

広報:例えば成婚数を伸ばしたいという場合、システム面ではどのような対策を?

原口:成婚を増やすために「どこに課題があり、どこをもっと伸ばせるのか」を掘り下げて考えています。例えば、成婚の一歩手前である「真剣交際」が伸びていないという課題が見つかった場合、仲人向けに「成婚メソッド研修」を行っているので、それを浸透させる施策を打ち出したり。相談所の方が真剣交際の会員様を管理しやすくするために「管理側の画面をもっと使いやすくしよう」とか。会員様の使用するアプリをもっと使いやすくする施策を検討したり。システム側で出来ることはたくさんあると思っています。

広報:なるほど。課題を解決して、まだ課題を見つけて...の繰り返しですね。

原口:そうですね。見つけるというよりは常に課題は山積みです。汗

広報:実際にプロジェクトを進行することになった場合、どのような流れで進めていますか?

原口:新しいプロジェクトなのか、既存のものをカスタマイズするのかにもよりますが、カスタマイズの場合は現状の数字を把握した上で課題抽出し、仮説、検証をして企画を立てます。その後、デザインが必要であれば意図や目的をデザイナーに伝えてデザインに起こしてもらったり、機能や動きに関してはエンジニアに実装してもらいます。リリース前にテストを行い、問題なければようやくリリースといった感じ。

広報:たくさんの方が関わっているんですね。

原口:そうですね。でもシステムを内製化しているおかげで、事業部内に技術者がいるのでディレクションもスピーディーで進めやすいです。他部署と連携することもあり自ずと関係者も増えてしまうため、ある程度ルールを設けているのですが、みなさんそのルール通りに協力してくれるので助かっている部分もあります。入社当初、私の知識も浅く、関係性を築けていない時は大変に感じることがありましたが...。

広報:内製化することでアウトソーシングによる理解の食い違いもなくなりますしね。WEBディレクターの面白さややりがいはどんな時に感じますか?

原口:私が担当するIBJSは、WEBやアプリだけで完結するサービスではなく、IBJのビジネスモデルでもある「IT×リアル」がサービスにそのまま反映されている部署。だからこそ提案できる幅が広く面白いです。逆に、要望ややりたいことを全て反映することはできないので、優先順位をつけなければならない時はもどかしさを感じます...。

広報:全ての要望が反映できるわけではないですからね...。原口さんの仕事が成婚に直結している実感はありますか?

原口:それは正直ないですね。ないって言っていいのかな(笑)成婚ってシステムだけで生まれるものではなく、カウンセラーや仲人のサポートはもちろん、最終的には本人同士の決断で決まる。成婚が最終的な目標ではありますが、そこを見すぎていてもダイレクトに実感は沸かない役割なので、軸だけぶれずにやれることを続けていけば、結果として成婚の一端になれているとは思っています。

広報:デスクで作業に集中するよりは、コミュニケーションを取る時間が多いですか?

原口:PCに向かっている時間もありますが、話している時間も多いです。半々ですかね。デスクでも各担当者(WEB担当、アプリ担当者など)とコミュニケーションがとりやすいよう近くに座っています。やはり文章だとニュアンスが伝わりづらいこともあるので、文章はあくまでエビデンスを残すために使い、一回きちんと口頭で伝えるというのは意識していますね。

広報:会話でのコミュニケーションが大事なんですね。今までで思い出に残っているプロジェクトは何ですか?

原口:これまでは、お見合いを組み、日程調整をするまでだけのシステムだったIBJSを、真剣交際を増やすため、交際管理システムを実装した時ですかね。会員様がデートの登録や報告ができたり、相談所がそれを管理し交際マネジメントができるように表裏どちらも改修。これが結構大変でした...。

広報:デートの登録?

原口:はい。これまでは仲人さんとメッセージや口頭で報告していたので、データに残らず、デートの傾向も履歴を一つ一つ見ていくしか確認する方法がなかったんです。その辺を一括管理できるようにすることで、デート傾向から真剣交際までつなげる分析もできるようになりましたし、会員様にとってもより簡単に仲人へ報告できるように。トータルで半年ぐらいのプロジェクトですが、システムも複雑でテストも大変でした。しかし実装してみると「ここまで目に見えて数字が上がるんだ」と思うくらい真剣交際の数が増えたんです。

広報:へー!それはなんでですかね?仲人のサポートの仕方が変わったから?

原口:いろんな要因があると思いますが、IBJで提案しているメソッド通りに管理できていなかったところが、改修により管理しやすくなったことで、メソッドを実践しやすくなったというのが一番の要因だと思います。

広報:確かに、デートをコンスタントに行っていかないとなかなか交際には繋がらないですもんね。

原口:そうですね。入会後一週間以内に最初のデートを組めていないとか、3ケ月経ってもなかなか真剣交際に進むかどうか決められてなかったりとか。期間やデートの回数が指標としてでてきたので、上手く活動が進まない方にアプローチできるようになったのだと思います。とにかく最初は直営店のカウンセラーに交際管理の仕方をヒアリングしました。仕様が複雑だったので、会員様がスムーズに使えるUIをデザイナーと一緒に考え実装するまで、全てが大変でしたね(笑)

広報:真剣交際が目に見えて増えたそうですが、嬉しさは感じましたか?

原口:んー、多少はありますが、真剣交際が増えても成婚数も大幅に増えたかというと満足いく数字には追い付かなかったので、結果を見てすぐに「次の課題は何かな」と考えるのが先になりますね。

広報:ストイック!(笑)


関西から上京、若いうちに経験を積みたかった

広報:原口さんは立命館大学出身でしたよね?関西から上京し、どうしてIBJに?

原口:エリアにこだわりがあったわけではないのですが、なんとなく関西で就活していて。自分は営業向きではないと感じていたので、営業職以外で興味がある会社を幅広く受けていました。メーカーの商品企画など。関東はIBJの他にもう2社説明聞きに行ったくらい。

広報:最終的にIBJに入社を決めた理由は何だったのですか?

原口:ベンチャー志向が強く、若いうちに経験を積めることや、安定した事業基盤から大手企業の安定感も感じ、両社のいいとこどりができそうだと感じたんですよね。もともと大学入学で宮崎から京都に引っ越しをしていたので、東京に出ることに対しても抵抗はなかったですし。

広報:上京への抵抗感もなかったのですね。そこから入社され、ずっとディレクター職を?

原口:そうですね。入社当初は、東証一部に上場するのをきっかけにコーポレートサイトのリニューアル案件を先輩と一緒に担当しました。その後ラウンジ事業部でIBJメンバーズの担当になり、丸2年くらいWEBサイトを担当。そこから現在の加盟店本部に異動してIBJSを担当しています。

広報:WEBの知識が全く無い中でのディレクター職は大変でしたね。

原口:最初の半年~1年は謎に横文字ばかり出てくるし、日本語のはずなのに何言ってるかわからない状態(笑)意味を教えてもらっても、その説明の内容が分からない、といった感じ。分からないことは自分で調べて体当たりで学んでいく状況でした。2年目の後半くらいから徐々に知識がついてきて、当たり障りなく進められるようにはなったかなと思います。ただ、ものの考え方だったり企画の立て方はクオリティが高いといえるレベルではなく、やっと案件を進められるようになった、というレベルでしたが。

広報:WEBディレクターとして一人前になったと感じたタイミングは?

原口:今もなってはいないです。半人前。

広報:謙虚ですね!原口さんがお仕事で大切にしていることは何ですか?

原口:聞こえは悪いですが、人のことを信用しすぎないことですかね。よく言えば、人の意見を柔軟に聞いて咀嚼しつつ、最終的には自分で判断する。自分の与えられた役割は責任を持ちたいし、人のせいにはしたくないので。だからこそ、仕事の意味や目的、課題は何なのかをきちんと理解したうえで進めるように心がけています。

広報:責任感がありますね。

原口:頼まれたアクションが、課題を深堀りすることで、時にベストではないかもしれないじゃないですか?であれば「こっちのほうがいいんじゃない?」と提案するのも私の仕事なので。自分の納得感もそうですし、「やって」と言われたからやった、という仕事の仕方はしたくないですね。

▲2017年、事業部への貢献度が評価され技能賞を受賞

広報:すごく誠実な原口さんですが、プライベートはどのように過ごしているんですか?

原口:特にこれといった趣味があるわけではないですが、箸置きをコレクションしています。100個以上ありますね。使うというよりは、コレクションして眺めたい(笑)

広報:そんなにたくさん!意外な一面ですね(笑)

原口:箸置きのこだわりは「買いにいかない」ことです(笑)旅先など、「たまたま」出会ったものを買いたいんですよね。あとはコナンも好き。小学生のときにサッカーをやっていたのですが、得点を取ったご褒美がコナンだったので、その時からコナンは特別なもの、という意識があるのかも(笑)単行本やDVDは全部揃えていて、劇場版も全作見ています。推理やミステリーの要素があるので、大人も楽しめるアニメですよね。

広報:デスクにコナンもコレクションされてますしね(笑)最後に、原口さんの今後の目標として何か思い描いていることなどありますか?

原口:自分のキャリアに関して明確な目標があるわけではないですが、今後も事業の成長を追っていきたいと思います。ディレクター職にこだわりがあるというより、事業成長に携われる人材でありたいなと思います。

広報:これからも頑張ってください!ありがとうございました!

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