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エンジニアのキャリアラダーを作ってみた | Dev Driven

はじめに

・今までiCAREでは、TechLeadという役割しかなかったのですが、7月に安田がVPoEにもなり15名を超える組織になったので定義しました。
・会社全体のラダーは9段階のグレードで作成したのですが、エンジニアは少し特殊なので別途定義しました。(そのうち公開予定)
・あくまで現状のiCARE専用であり、一般的な呼称とも差異があります。会社の文化的な要素、B2B/SaaSプロダクトのフェーズを盛り込んでいます。
・(追記)テキストだけだとわかりにくいので必要能力一覧作成中

キャリアラダー図


一言で説明すると?(カッコ内は一般職のイメージです)
 CTO:(=執行役員)→経営者です
 開発部長:(=部長) →自部門を引っ張る人(各VP能力のバランス大事)
 VP:(=担当部長) →技術 or 人 or プロダクトで社内1番の影響力
 EM:(=課長) →チーム内の人にコミットする人
 TechLead:(=リーダー) →チーム内の技術にコミットする人

少し補足
※PjM, PdMという専門職は置かず、能力の一部で定義しています。
※まだまだ小さいスタートアップなので強いチームを作っていく必要があり、TechLead/EMに求めることが少し多いです。
※開発部長とVPの領域は兼務スタイルも想定してます。
※Specialstの呼び方ともう少し定量的に定義したいので思考中。
※メンバーの中でも3〜4段階のグレードがありますが割愛します。

TechLead(=リーダー)

まさにこの記事の内容になります。「エンジニア班長」とはうまい言い方ですね。技術的な「最後の砦」となり、「あの人がいるから大丈夫」と思われることです。
ローンチに責任を持つので、プロジェクトマネージメント能力が必要になります。

そしてiCARE独自要素としては、プロダクトマネージメント能力も多少必要となります。具体的なiCAREの例では、チームクレドである「DevDriven」にあるように、担当する機能を自らがPOの立場で考え、状況変化により機能の追加や削除を行ったり最適な順番でリリースを分割したりできる能力と、各機能を跨いだ効率的な実装方針を組み立てられる能力が必要です。

EM(Engineering Manager)(=課長)

上記のリンク記事と同じです。TechLeadがやらない下記を担当します。
 ・エンジニアのキャリア形成の手助けに責任を持つ
 ・人事考課
 ・採用などのチームビルディング
 ・各エンジニアとの 1 on 1 を定期的に行う
 ・会社やチームの方向性の調整

この段階になると、日頃の行動がとても大事になってきます。勤怠、イベント、他部署とのやりとりなど、すべての要素で模範となる行動が必要となります。会社とチームのCREDOを自らが率先して体現している状態ですね。

マネージャーに必要なことはこちらの記事にまとめてます。

VP(Vice President)(=担当部長)

ベースは2018年のこちらの記事と同じですが、CTOではなく開発部長の役割へと変化しています。
 ・VPoT(Technical)
   「プロダクトのシステム・アーキテクチャに関する責任者」
   必要であれば自らもコーディング、レビューを実施し、アーキテク
   チャ選定、DevOpsの方針も示しながら、各機能を跨いでメンテナ
   ンス性に優れたシステム設計・方針が示せる。
   プロダクトの技術負債や進化をステップに分けて計画できる
 ・VPoE(Engineering)
   「組織マネジメント責任者」
   クリエイティブの文化を創り、エンジニア・デザイナーが働きやすく
   生産性が高い状態を作り出すチーム作りのプロ。
 ・VPoP(Product)
   「プロダクト責任者(=PO)」
   ユーザーの声を聞くことはもちろん、各部署の課題と技術負債も
   含めたプロダクトのロードマップを優先順に引くことができる。
   調整能力が高くプロダクトの良さを上手にアピールできる。
   競合・市場の知見が深い。ユーザ会の開催なども実施

開発部長(=部長)

ここはちょっと曖昧な表現になってしまうのですが、CTOほど経営のことはわからなくても、熱い信念をもち開発部の顔となって引っ張ることができる人を指しています。

必須要素を何個かあげると下記になります。
・経営方針、プロダクト方針をしっかりと自分の言葉でメンバーに説明でき、未来像をイメージさせることができる
・他部署を理解した上での業務折衝ができ、高い説明能力がある
・中長期の部署成長戦略が考えられる
・開発メンバー全員の最終評価を正しくできる

CTO(=執行役員)

iCAREのCxOは経営者としての要素がかなり大きいです。
人、組織、文化はもちろん財務や投資家とのコミュニケーションも必要になってきます。そして、自分の中での明確なやり遂げたい世界観を語り、社外活動も積極的に行っていく必要があります。
(組織を見ないCTOというのはiCAREには無いです)

Specialist / Senior Specialist

技術特化型のポジションです。
データサイエンティストが一番イメージ湧くと思いますが、初期のSREなども入ります。今後、分析やSREのメンバーが増えればまた要素も変わっていくと思います。
とにかくマネージメントとかは置いといて、スペシャルな技術で事業を伸ばしていきます。まさに「Carely Place」がそうです。
Seniorとの違いは事業へのインパクトをベースに、エンジニア仲間、他部署メンバー、社外への影響度です。
マネージメント以外のキャリアでも年収は役員以上になることも全然ありますし増やして行きたいと思ってます。

以上

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