先日お客様から、嬉しいお言葉をいただきました。
“ストレスチェックを受検した、視覚障害のある従業員のみなさんから「Carelyすごく受検しやすかった!」ととても喜ばれました。
受検率も例年50%だったところ、今年は82.3%まで上がったのも、CarelyのUI/UXがよかったからです”
今回はそのデザインを担当する、たかさんにインタビューしました。
Q. これまで手がけてきたお仕事内容について教えてください
主にUIの設計をしていました。例えばPOSレジ(国内外のデザイン賞を獲得され、ドラマの撮影などにも使用されたそうです)です。
自社で立ち上げたサービスで、情報を一つに集約して販売戦略に使用する、というものでした。
当時(10年程前)アメリカではSquare、日本ではCoineyといったモバイル端末決済のサービスが出はじめて、
これからは日本もこの業界に注目が集まると予測した社長の一声で始まったプロジェクトでした。
メインはメール配信システムを提供する会社で、自分はUIに携わっていました。
その業務をしながら、POSレジを設計する、という感じです。
「お金も経験もコネもない会社が勝てるのは何か」を考え、デザインなら大手に勝てるはず、
ださい・重い・コストがかかるレジスターのイメージを一新させ、カッコいいレジを作ろう!
ということで一念発起。プログラマー、サーバーサイド、デザイナー(青木さん)の3人でチームを発足。
1年がかりで「カッコいいPOSレジ」を作り上げました。
ここから子会社として3人で会社を切り盛りすることとなり、UIとウェブデザインの受託もはじめました。
おおまかな経歴でいうと、新卒~営業を1年経験し、その後20代はウェブデザイナー、30代はUIデザイナー、という感じです。
僕の感覚だと、
Web:制限のない真っ白なキャンバスにデザインする。
UI:決められた要素の中にどうあてはめていくか。
という様にアプローチが違っていて、自分にはUI設計が合ってるなと感じています。
Q. iCAREに入社を決めたきっかけ
自社開発しているというのがポイントでした。
前職では受託が多かったので、自社サービスを展開している会社を探していました。
スタートアップということでスピード感ある動きが出来るだろうし、会社の雰囲気もよかったので決めました。
医療という難しい世界への挑戦にも興味がありました。
同時にローテクなイメージもあったので、ハイテクに導きたいという考えもありました。
難易度高い仕事をこなせばお金も稼げるようになりますからね!
Q. CarelyのUIデザインで楽しいところ、苦労するところ、気をつけているところ
Carelyは産業医・保健師・人事という専門家の意向が大きく関わるサービスです。
「全く何も知らない人もすぐ使える」ではなく「専門知識のある人が使いやすいもの」
を意識してデザインしています。
Carelyは、健診や睡眠研修・ストレスチェックなど非常に多機能です。
いろいろな情報を個人の情報として紐づけて、効率よく閲覧・活用できる必要があります。
もちろん、個人情報の保護にはものすごく気を配ります。
本来UIはごちゃごちゃしたものをスッキリさせるためにデザインしますが、Carelyは
先方のやり方・考え方を理解してデザインに落とし込みます。そこが、難しくもあり、楽しいところです。
ユーザーが使い方を考えてくれる…というと変な言い方ですが、考えるスキを与えてくれます。
専門家が使うものだから、情報の羅列はあっていいんです。
削るのではなく、あえて見せておく、ということもしていて、ある意味で洗練されていない
泥くさいデザインを目指しています。
Q. 今注目しているアプリやデザインはありますか?
動画サービスの見せ方は出尽くしてる印象でしたが、Netflixが面白いです。
サムネイルをよく変更してて、色々チャレンジしてるな~と。
オリジナル作品の部分が長方形になってて、カーソルを合わせると大きく広がるのですが、それに合わせてロゴも画像もきちんと作られてます。
Q. 社内イベントで活躍されていますが、以前からそういったことをするのはお好きなのでしょうか?
チャレンジしてるという感じ。デザインはWebやUIだけではない、イベントの取り回しもデザインだなと思って。
実際やってみた感想は、自分の頭の中にあることをメンバーに伝えるのは難しい。
イベント運営はひとりではできませんから、メンバーと協力しあいながら作っていきたいなと。
ひとりじゃ大したものなんてできませんからね。
Q. iCAREでのデザイナー応募を検討されている方へひと言
話し好きで、ことばで自分の思いを伝えられる人と一緒に働きたいです。
iCAREは自分次第でいくらでもアウトプットできる職場ですから、一緒に楽しく仕事しましょう。
iCAREには「楽しまなければプロじゃない」というCREDOがあります