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株式会社HRbase採用チームです。
この記事では、代表もユーザーも社会保険労務士という大阪のHRテックベンチャーに飛び込み、自身も社会保険労務士の資格を取得して活躍をしているレベニュー統括マネージャーの山田さんに、「新しい環境の面白さ」とHRbaseの自由すぎる働き方について語ってもらいました。
【お知らせ】=======
当インタビューは株式会社HRbaseのアカウントで運用しておりますが、この記事は旧社名の株式会社Flucleの時代に書かれたものです。記事内には「Flucle」という表記が随所に出てくるかと思いますが、そのときの臨場感をお感じください。
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人生の選択は「新しいかどうか」で決める
セールスとマーケティングをあわせたレベニューチームの統括マネージャーをしています。Flucleは3社目で、1社目は住宅設備メーカーでハウスメーカーや地場の工務店代理店に向けキッチンやユニットバスを提供する営業職に就いていました。2社目は人材紹介の営業で、大学を出てから一貫してセールス畑にいます。
大学では社会人間福祉学部社会起業学科で社会学的なことを学びました。ちょうど新設学部で、一期生として入学しています。私の性分なのですが、新しいものごとに惹かれることが多く、学部選びも新設であることに加え学科名に「起業」と入っていたところに珍しさと魅力を感じました。
「新しいこと」は私の人生のキーワードで、1社目の就職も業界内で大規模統合のタイミングだったことが選択の理由になっています。ここでも私は統合直後の新卒一期生なんです。
住宅業界はレガシーでブラックな業界のように思われていましたが、「統合後、大きな流れの変化があるのでは!?」という期待感と、そこにかかわれる面白みを感じました。
もっと上流に近づきたい
営業でキャリアを築くことに迷いはなかったのですが、「経営に近づきたい」という想いを持っていました。特に1社目は会社規模が大きすぎて、どれだけ成果が上がってもその業界でしか通用しない営業スキルが伸びるだけです。このままでは地方の一支店の、数いる営業マンのひとりで終わってしまうな・・・どれだけ出世できても経営には近づけないなと課題を感じていました。
自分の中で1年ごとにキャリアを更新するようにしているのですが、2社目の人材業界で部長になってちょうど2年で転職を検討し始めました。東京本社の大企業の、1地方拠点の1事業部の部長のままではやはり経営には近付けないと思ったからです。
求人を出していない、大阪の会社を探す
人材業界にいたため、どんな会社がいいか、転職時には何を見るべきかなどのノウハウは持っています。だからこそエージェントや転職サイトにコストを掛けている会社ではなく、まだ未開拓でセールスの求人が出ていない会社はないかという視点で探し始めました。求人コストをかけてセールス採用をしている会社は組織ができ上がってる可能性が高いと判断したのです。
その過程では、Flucleは見つけられませんでした。
(採用担当者注:当時はマーケティングの求人のみが出ていました)
また、経営に近づきたいという願いを叶えるためには、経営者と密にかかわれる、出社可能な会社であることがマストでした。
東京にあるベンチャー企業の「新規事業責任者募集」などの求人は多くありましたが、個人的にはリモートワークで新規事業開発ができるわけがないと思っており、やはり関西に拠点を置くベンチャーというのは必須条件だったんです。
なかなか見つからずどうしようかなと思っていたとき、友人にFlucleを紹介されたことが入社のきっかけとなりました。
自律している人が多い環境に惹かれ入社
Flucleの代表と面談をさせてもらうと、狙い通りのフェーズにある会社だということがわかりました。
2回目は社内メンバーと飲む機会をつくってもらったのですが、「話が合うな」と感じました。一生大企業で働くイメージを持っていなかったため、これくらい小さい会社の方が、ギャップなく、自分のペースで働けそうだと。
小さなベンチャーのメンバーは会社に依存せず、副業や起業で成果を出せるマインドの方も多いですよね。実際Flucleにはそのようなメンバーも多く、自分もゆくゆくは独立や起業に興味があるため、そんな話がラフにできる環境はアリだな、と感じました。
「知らんで」で受けたマーケポジション
ポジションを決める過程で、マーケマネージャーも兼任してほしいというオファーを受け、面白そうだと感じました。「初心者に任せて、どうなっても知らんで」とも思いましたが笑、私的にはチャンスです。
入社後はセールスとマーケを一気通貫で見ていくというなかなかにアクロバティックな日々が始まりました。セールスとマーケは同じレベニューチームで、私の管轄とはいえ課題もバラバラです。会社の状況と現場の温度感がずれないようにするにはどうすればいいのか、試行錯誤が続きました。
最近、チーム全体の数字への責任感が出てきたと感じています。現場メンバーが自分の手元だけではなく、周囲の進捗を気にしながら協力し合ったり、会議でも会社全体の売り上げに寄与するためのディスカッションができるようになってきています。
セールス×社労士が業務にプラスの影響を与える
Flucle入社とともに、肩書きに「社会保険労務士」が加わりました。
「経営に近づきたい」という希望を叶えるには、単なる人材業界の元部長ではいけません。何かしらのスキルを掛け合わせる必要があると考えたとき、「人事労務全体」を幅広く見るスキルがいいのではないかと考えました。2社目で培った採用の知見に加え、労務という法的な考えも加われば経営における人事労務全体を担える人材になれるのではないか、と。
前職で経営者や人事部門の責任者、転職者と話す機会も多くありましたが、世の中にはいったいどれほどの「人のトラブル」が多いのか・・・と驚いたこともきっかけです。お金で解決できる経営課題もありますが、人のトラブルは「いい仕事をする」という気力や活力まで奪うという経験は、自身がマネジメントをしていたときにも事例として見てきました。それを解決できる能力は大きな強みになる、挑戦する価値はある!そう決意して社会保険労務士の勉強に取り組みました。
Flucleの入社承諾をしたのは8月、試験の二週間前でした。タイトルに「資格を取って転職」としましたが、入社承諾時点では合格せぬまま社員数10名ちょっとのHRテックベンチャーへの転職を決断したのは、迷いがなかったからでもあります。
「転職活動より勉強じゃない?」と自分にツッコミを入れながらも、部長になって2年で辞めるという自分との約束もあり頑張りました笑。キャリアに悩み試験勉強にも身が入らない時期もありましたが、入社承諾時に代表の三田さんから「残り2週間、死ぬ気で勉強して受かってください」と言われ、実際死ぬ気でやってみたらなんと合格。(自己採点では不合格予想でしたが、資格学校の回答速報に誤りがあったようで合格発表当日に合格者一覧の中に自分の番号があることに気付きました)
しかも択一合格基準点ピッタリでの合格だったので、これまでの自分の決断に背中を押してもらったと勝手に思っています。皆さんにオメデトウと言っていただき、代表に焼肉をご馳走していただいたのを今でも覚えています。
その社労士資格は、セールス実務にもしっかり役に立っています。
ユーザーである社労士先生は、将来の自分でもあります。業界課題や個別のケースを教えていただければいただくほど自分の未来像が明確になりますし、社労士先生とどのようにパートナーシップを結べばいいかのイメージもしやすくなります。
労務トラブルをなくしたいという私自身の社労士受験のモチベーションは、そのまま自社サービスのビジョンと直結しています。私一人で社労士として頑張っても、労務トラブルをなくすためにできることには限界があります。HRbaseというプラットフォームを通じて社労士の先生方とタッグを組み、日本から労務トラブルをなくす、これは大きなやりがいのある仕事だと思いますね。
出社はお得。だから毎日オフィスで仕事をする
リモートワークの会社なので出社義務はないのですが・・・私自身、出社が一番生産性を上げると感じているため、毎日オフィスに来ています。
パラパラとやってくる他チームのメンバーともマメにコミュニケーションが取れますし、そういう機会にぽろっと出てくる話題やアイデアが商談のネタや経営豆知識になることも多いですね。そんな「芸の肥やし」が増えるため、出社はお得です。
これまでの会社は大会社の1地方拠点だったので、主にセールス職の人と一緒に働いていましたが、いまは代表だけででなく管理部門、広報、システム開発職の人と同じ空間で働く経験を初めて得ています。職種による思考の違いが面白いですよね。
自由すぎる!? 後ろめたさのないメリハリ
Flucleはフルリモート&フルフレックスなので、出社日にちょっと抜けて整骨院へ行ったり、保育園の送り迎えが業務の間にできたり、プライベートと両立できる環境なのはありがたいです。
普通は日中に抜けることには少しだけ後ろめたさがあるじゃないですか。「あ、ちょっと抜けます・・・」とこそこそ出て行く的な。それがFlucleには全然ないんですよ。「ちょっと出まーす!」とフルオープンで業務とプライベートを行き来できる環境と、それを活かせる自律した人が多い職場です。
そもそもメンバーのGoogleカレンダーには、「保育園お迎え」「〇〇食べに行く」などのブロックが普通に入っており、入社後はどれだけオープンなんだ!と驚かされました。
社内では「雨、止んだ!今、帰ろう!」みたいな自由なセリフも多いのですが笑、自信を持って「自分はしっかり働いている」と思えているからこそ、オープンにできる発言だと思いますし、各自が裁量権も持たせてもらっています。これはベンチャーならではなのかもしれないですね。
Flucleのオフィスは人口密度が低いため、緑カーペット(休憩スペース)で誰かがふわっと寝てるときもあり「ほんまに自由やな・・・」と思いますが、メリハリを付けて各自が勝手にリラックスしている空気感が好きですし、「ああ、そういう風にリラックスしてもいい場なんだ」って思えるのも新鮮です。
でも普通、職場で寝ませんよね!
今から大会社に入っても、初期メンバーにはなれない
Flucleはまだ小さな会社な会社のため、すべてのPDCAサイクルが早く回り、一人ひとりの頑張りが売上に直結します。売上が上がれば採用ができ、プロダクトの成長速度も上がります。結果的に顧客満足度向上につながり、よい循環を生みます。ベンチャーのセールスは会社の成長角度を上げ、社会課題を解決させるスピードを上げるための大きな役割を担っています。
いつか会社が大きくなったとき、初期の売り上げをつくった中心人物として活躍できたということは得がたい経験ですし、それはゆくゆく自分の誇りや自信になるはずです。
私は自分の会社が大きな会社になる可能性を信じて働いていますし、私自身もそのときの中核メンバーになっていたい。そして自分の会社が日本の労務トラブルを解決している、そういう未来を想像しています。
考えたくはないですが、失敗したとしてもそれもまた「芸の肥やし」。
一生の酒場で笑えるネタになっているでしょう!笑
そういうのを「いいじゃん!」って思える方は、今のFlucleに向いてると思います。
セールス職は、頭のよさやテクニックだけではなく、「やろう、なろう」という気持ちさえあればできる職種です。スキルや経験も大切ですが、やり切るマインドや熱いパッションをお持ちの方と、一番面白いフェーズで会社をつくっていきたいと思っています!