プロフィール
田口 慎(Taguchi Shin)
社歴(入社日):3年目(2018年9月)
所属:キャリアコンサルティング事業部
役職:マネージャー
休日の過ごし方:4歳の息子とのプール遊びと自転車練習
本日はよろしくお願いします。早速ですが、これまでのキャリアについて教えてください。
田口:大学3年のとき、父の病気がきっかけで大学を中退する決断をしました。このまま大学に通い続けるよりも家族を優先して、稼げる力を早くつけたいと思ったんです。その時入社したのは、当時仲良くさせてもらっていた社長の人材派遣会社でした。そこで、5年半人材派遣の営業をメインに、最終的にはメンバー管理(40名前後)を行いながら社員満足度・顧客満足度をあげるなどといった幅広い業務を経験し、その後HRクラウド(旧Roots)に転職しました。
沢山の想いがあって入社し5年半勤めた会社で、それなりの立場も確立されていたように感じるのですか、どうして転職しようと思われたんですか。
田口:成果は出せていましたし、少しずつ業務の幅も広がっていることもたしかでしたが、そんな中でも二つの違和感があったんです。一つ目は、「守られている環境での自身の成長スピードに危機感を覚えた」こと。二つ目は、「自分の人生の価値を残すために社会課題により影響を与えられることに取り組みたい」と思うようになったことですね。
最終的に転職先としてHRクラウドを選んだ決め手はなんだったのでしょうか。
田口:当時子どもが生まれたこともあり、「自分の人生の価値を残すってなんだろう」と改めて考えたんです。そして、自分にとっての価値とは「子どもたちのためによりよい未来を見せること」だと思いました。
そう考えたときに、ファーストキャリアとしての新卒の就職活動って大切だなと思ったんですよね。その点でHRクラウドは、幅広く人材サービスを手掛けるというよりも、私の想いがあった新卒領域に絞って事業をしていました。今後のビジネス展開にも大変共感でき、「明日の仕事が楽しみな世の中を作れそう」とワクワクしたことを覚えています。
代表はもちろん、新卒採用にイノベーションを起こすことに本気で向き合う仲間と一緒に社会課題に大きな影響を与える仕事に本気で取り組みたいと思えたことが入社の決め手です。当時は、11人の会社で営業統括部しかなかったんです。今すべきことを全員で考えて行動していた日々を鮮明に覚えています。
前職含め、他社と比較したときのHRクラウドのよさってなんでしょうか。
田口:部署間の風通しがよく意思決定のスピードも早いので、いい意見であれば新卒・中途関係なく、取り入れていく文化があることです。
まだまだ目標を持ちスピード感をもって対応しないといけない領域が広く、マニュアルも常にアップデートされるような状態なので。創造的に考えるメンバーが多く、できるためにどうすればいいのか?と誰に聞いても意見を必ずくれます。
ミーティングでそれ面白いね!となったことをすぐに実践できたりなど、意思決定から実践まではかなり早いです。先日も新卒2年目の同期会で出た「もっとこうしたらいいよね」というアイディアが幹部会で取り上げられ、実際の業務改善に採用されました。まだ40名ほどの組織ということもありますが、自身が考えたことが組織の基準になっていくことは面白いと思います。
若手の意見も柔軟に取り入れる社風があるんですね。ここからは、キャリアコンサルティング事業部について、まずは体制を教えていただけますか。
事業部(部門)のメンバー構成(10名:中途6名、新卒4名)(2021年4月時点)
事業長1名
マネージャー2名
リーダー2名
メンバー5名
全員がRA(企業向け)・CA(学生向け)の両面を担当しています。
田口さんはマネージャーとして主にどんなことをされているのでしょうか。
田口:私は全体の進捗管理やメンバーをマネジメントしながら、自身もキャリアコンサルタントとして、企業と学生の両方に関わっています。
仕事内容について教えていただけますか。
学生に対しては、就職活動における意思決定のサポートを行います。具体的には、適性検査と面談を組み合わせて学生の興味・関心・強み・弱みなどを引き出す自己分析のサポートや学生がより活躍できる可能性の高い業界・会社・職種の分析などの情報提供、最適な求人紹介を行います。
企業に対しては、採用活動の支援を行います。具体的には事業を進めるうえでどういった新卒の学生が必要かの要件定義や活躍可能性のある学生の紹介です。
特に印象に残っている仕事はありますか?
田口:チームのメンバーがITコンサルタント志望の学生さんを支援したときの話ですね。
ITコンサルティング業界の特色として、コンサルタントになる前の技術職の期間が結構長く、その後のキャリアも競争になってしまうので、最終的になれるかどうか分からないという傾向があります。そいった状況があったので、その学生さんの担当になったメンバーは技術力が高くコンサルが強い、つまり多くのコンサルタントの育成実績のある会社を調べ、彼に紹介しました。
学生さん自身も第一志望で納得感をもって選考に進んでいました。いよいよ最終面接まできたのですが、あろうことか当日寝坊して面接を受けられなかったんです。。
それまで一緒に考えてきたプロセスやその学生さんの想いを考えるといてもたってもいられず、担当のメンバーから先方の人事の方に連絡をして学生さんと一緒に謝罪に行き、最終面接を受けさせてもらったということがありました。
その後、その学生さんはどうなったんですか?
田口:先方のご理解もあり、無事に入社することができました。現在活躍していると聞いています。企業様、学生さんが実現したいことに対して、私たちに何ができるのかを考えて本気で向き合ったエピソードだと思います。
忘れられないエピソードですね。キャリアコンサルタントには、どんな力が必要だと思いますか。また、どんな方に向いているかも教えてください。
田口:特に必要な力は以下の8つだと思います。
・コミュニケーション力
・言語化力
・傾聴力
・質問力
・プレゼン力
・仮説思考力
・構造的思考力
・マルチタスク力
向いているのは以下の要素をもった方だと思います。
・人に対して熱い想いを持っている
・できたらいいな、と考えるだけでなく行動できる
・1人ではできない大きなことを実現したいという気持ちが強い
こういった力や想いを持っているメンバーは、キャリアコンサルタントとして介在価値が発揮できているなと感じています。
田口さんの考えるキャリアコンサルタントの介在価値とはどういったことでしょうか。
田口:学生さんにとっては納得感のある企業に出合えて入社し活躍できること、企業様にとっては採用成功に貢献することだと思います。
弊社から活躍の可能性があると見込んで紹介した学生さんが納得感をもって入社を決断してくれ、その後活躍してくれていると人事の方から聞けたときはいい仕事ができたと思えますね。
キャリアコンサルタントの面白さって何だと思われますか。
田口:学生さんと企業様の間に立ち、とことん向き合うことで双方から感謝されることだと思います。学生さんがまだ気づいていなかった強みを知ったり、新しい自分を知る機会を面談を通じて作ることができます。そして、ひとりひとりの強みを活かし、またその力を必要としている企業とマッチングすることで、学生さんだけでなく企業様からも感謝していただけます。さらに、支援した学生さんが企業様に入社後、その会社の成長にインパクトを与えられるほどの活躍をしているといったお話を聞くと、とても嬉しくなりますね。また、個人的にはメンバーの成長を感じた時にとてもやりがいを感じます。
メンバーの成長を感じたエピソードについて教えてください。
田口:新卒2年目のメンバーをリーダーに昇格し、部下の成長、事業の重要KPIの設計管理、個人数字の達成をミッションとして与えていました。個人数字は達成していたものの、業務をただこなしてしまう所から、時間がかかる上にタスク漏れが発生するという事態が起きてしまったことがあるんです。優先度を明確に振り分けられていない部下に対して、時間創出が難しい原因がマイクロマネジメントを行っていることと判断し、KPI管理とタスクを3種類に分け実行していくことをアドバイスしました。そこから、個人だけでなくチームでも達成できるようになり、今ではキャリアコンサルティング事業部の顔になっていますね。
個人達成だけでなくチーム達成ができるようなマネジメント力がつくというのは、マネージャーとしてとても嬉しい成長ですね。キャリアコンサルティング事業部の今後についても教えていただけますか。
田口:まずは直近の目標として、年間1,000名の採用決定を目指しています。そのためには21年入社の新人の即戦力化がポイントになります。すでに内定者研修は実施しており、彼らも必死に食らいつきながら成長してくれています。今後も人材紹介事業の理解を深める研修やロープレを集中的に行い、チーム全体で21入社社員の成長をサポートしていきます。
また、業界に特化した人材紹介サービスやスカウトサービスなども考えています。求職者様とエージェントが直接マッチングできるプラットフォームなどを作り、双方のマッチ度を高めていくことをしていくことで、よりサービスの充実をしていきたいと思っています。
それでは、最後に22卒の学生に向けてメッセージをお願いします。
田口:可能性を信じ想いをカタチにすることを体現する、HRクラウドには本気のメンバーが揃っています。キャリアコンサルティング事業部は、企業様、学生様へのサービスを更に充実させていくまだまだ発展途上にあります。全国大会を目指している部活のような組織だと思います。やりたいことが沢山あり、ビジョンも大きいです。チャンスは沢山あります。メンバー・リーダー・マネジャー全員がもっと成長しもっと視座を上げていくことで、ビジョン達成できると信じています。
みなさんこの言葉を知っていますか?
「ミスをしない人間は、何もしない人間だけだ」
ルーズベルト大統領の有名な言葉です。
できないと言う人が多いからとチャレンジすることから逃げていませんか?
できると信じて進みたい方、是非お話しましょう!!
面接にはスーツではなく、個性が表せる服装でいらしてくださいね。