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小さなイノベーションを生み続ける。メンバーが「社内制度」を提案する仕組みがいい感じ

こんにちは、ヒトカラメディア取締役の田久保です。「「働く場」と「働き方」からいきいきとした組織と個人を増やす」というビジョンを掲げ、ベンチャー・スタートアップ企業向けにオフィス移転のサービスを展開している会社なのですが、まずは自分たちでこのビジョンを体現しなきゃいけないよね、ということでいろんな取り組みを試行錯誤しながら行っています。

その中でも、この夏から本格的に動きはじめた取り組みが、既にけっこういい感じで機能しています。「社内制度」を企画して会社に対して提案する有志チーム「ヒトカラ戦略室」の存在です。このチーム内で社内の「もっとこうあるべきだよね」というポイントを洗い出し、それに対して制度を設計していきます。

企画した社内制度は、マネージャー以上が集まる定例会議で起案されて、承認が下りれば3ヵ月(もしくは1、2回ほど)のトライアル実施。ここから、月に一度、くじ引きで2人もしくは3人の組み合わせを決めてランチに行ってもらう『まぜごはん制度』(いわゆるシャッフルランチにいくつか仕掛けを盛り込んでいます)や、メンバーのファミリーに日頃の感謝を伝え会社の近況を伝える『ヒトカラファミリー感謝祭』などの制度が生まれています。ここでは説明しませんが、どちらも細かい点まで設計されています。

こういった社内制度を企画・提案し運用する上で、大事だなと思うポイントが下記の3つとなります。

①本当にメンバー内にニーズはあるの?2、3年積極的に利用され続ける制度?

「それは本当にリソースをかけて解決したほうがいい問題なのか?」というポイントはチーム内でしっかりに議論されます。「あったらいいよね」的なものは意外と世の中にあふれていて、本当に必要なものなのかどうかはしっかりと突き詰めなくてはなりません。ウェブサービスの企画と同じですね。既婚者が多く夜の飲み会がなかなかできないのでランチを使って違う部署のメンバー同士でも“深い”話がしたい、自分の家族に自分の仕事を知ってもらいたい等、これらのニーズを収束させていく際には、けっこうな激しい議論になったりもします。

②会社にとってどんなメリットがあるの?いまそのサポートを会社は提供できるの?

これも外せないポイントです。メンバーへのメリットだけでなく、会社側へのメリットがないと当然成り立ちません。制度によってメンバーに与える影響が、結果的に会社に与えるプラスの影響でないと承認は下りません。定量的には示しにくい要素が多いので、制度導入によって具体的に生じる現象やシーンを提案に織り交ぜることが多いです。

③定期的にチューニングをし続け、定期的に続けるかどうかをジャッジ

上記のポイントを押さえたとしても、とは言え最終的には「やってみなきゃ分からない」こともたくさんあります。制度を設けるより、それを運用に乗せるのが一番大事なポイントだったり。そこで設けているのが3ヵ月のトライアル期間で、「やってみて分かったこと」も含めジャッジのタイミングを設けています。継続しよう!となるように、1ヵ月ごとに微調整も行っています。

組織は生き物。社内制度も変わり続ける必要がある。

世の中の社内制度には、はじめは盛り上がったけれどもしばらく経つと形骸化する制度も少なくはありません。組織の規模も状況も変わりますし、それに合わせて変化させていったり、時には廃止する必要もあると思います。こういった議論をメンバーも巻き込んで、経営側もハラオチするまで議論をできるような仕組み作りは、「生き物」と呼ばれる組織への「処方箋」である社内制度の適切な運用にはけっこう効果的だなと感じています。



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