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【社員インタビュー】 将来性の高いAI業界で 目指すのはAI法務のプロフェショナル

■AIの将来性に惹かれて飛び込んだ、未経験の業界

ーーHEROZ入社以前のキャリアを教えてください。

法律事務所で民事事件や刑事事件を扱う弁護士として、約5年働いていました。弁護士になったのは、訴訟の業務に携わりたかったからです。あとは、自分の性格的に会社員として一般企業に所属するのはむずかしそうだと悟ったからですね(笑)。

ー法曹業界から、未経験のAI業界に転職をしたのはなぜですか?

これからの時代のインフラになるAIの将来性に魅力を感じたからです。当時、新聞や雑誌で毎日のようにAIに関する記事が掲載され、世の中の認知が高まっていた状況でした。多くの情報にふれる内に興味がわき、AI関連の法律を研究している外部の部会に入ったんです。その時に法律分野でもAIについて様々な議論がなされていることを知り、ますます関心が高まりました。

法曹業界ではまだまだAIは浸透しておらず、AI関連の法律解釈についてとても興味がありました。当時は、AIの開発受注の契約書の雛型すら浸透していない状況だったので、この業界に飛び込んで、AI法務の基礎作りに関与してみたいという気持ちもありましたね。そのためには、AIについて知ることが一番大事ですし、自身のノウハウを蓄積するためにも事業会社に勤めた方がよいと判断し、転職することに決めました。

ーー転職先をHEROZに決めた理由は?

AIベンダーのみに絞って転職先を探す中で、HEROZと出会いました。面談時に抱いた印象は、「いろいろチャレンジさせてくれそうな会社」。法務とはいえ、社内業務にとどまらず対外的な業務もやってみたい気持ちがあったので、それを素直に伝えたら、社長と面接官の方が「ぜひ、やってください!」と受け止めてくださったんです。「ここでなら」とHEROZヘの入社を決めました。

■むずかしいからこそ面白い。これからのAIの法規制を見据えて動く今

ーー現在行っている業務内容を教えてください。

入社当初は、社内の法務環境の整理業務から始めました。その後、社員数も増え、今はコンプライアンスを遵守するために必要な制度構築などの業務やガバナンス業務のほか、副部長としてマネジメント業務を担うなど幅広く対応しています。

ーーAIに関する法務を行う上で、むずかしさを感じることはありますか?

AI技術自体が知識を要する複雑なものですし、それを法律に適用した場合にどうなるのかと考えることはむずかしくもありますが、その分面白さもありますね。もともとそういったことをやりたいと望んでいたので、面白さの方が勝っているかなと思います。

ーー業界では今、AIに関する訴訟などもあるのでしょうか?

今のところ国内では、私の知る限り訴訟はないですね。想定したものと成果物が違った、成果物が契約内容と異なるなど、品質まわりの争いというのはAI業界でこれから出てくる可能性はあると思います。

私は、入社当初からJDLA(日本ディープラーニング協会)の委員会に所属し、AIと法務に関する研究活動をしています。その委員会活動の中では、そうした将来的に起こりうる紛争を防ぐため、契約における品質保証の提案などを行っています。

ーー仕事をしてきてうれしかったエピソードを教えてください。

入社当初、法務担当が私一人しかいなかったので、自分のやってきたことを評価し、切磋琢磨する環境がなかったんですね。でも、人事考課において、成果が評価されたことを実感できた時は、モチベーションも上がりました。

ーー仕事をする上で大事にしていることは何ですか?

真面目に、丁寧に、誠実に仕事をすることです。丁寧にやればミスは起きにくいですし、もし起きたとしても自分なりに納得して、それを糧にすることができます。社内外問わず対人関係についても同じで、人と丁寧に接することは重要だと思っていて、こういった姿勢で仕事を続ければ、高いレベルで仕事の成果を出し続けることができるのだと思います。

■HEROZは自主性を重んじる会社。求められるのは、成果と能動的なアクション

ーー働く環境についてはいかがですか?

最近はほとんどリモートワークなので、フレキシブルに働ける環境にあり、とても働きやすいと感じています。労働時間は基本8時間~10時間ですが、仕事次第でもう少し働くことも時にはあります。ですが、予定があれば自分で調整して帰ることもできますし、柔軟に動ける環境ではあると思います。

ーー一緒に働くメンバーについてはどんな印象を持っていますか?

それぞれに個性のある魅力的な方が多く、一緒に働いていて面白いと感じます。あとは、とにかくいい人が多いです!わからないことがあればやさしく教えてくれますし、人柄の良さを感じることが多々あります。

ーー社内風土について感じていることを教えてください。

まず、自主性を重んじる会社だと思います。人数が少ない中で仕事を回さなければいけないこともあり、能動的に動くことを求められる環境ですね。また、自主性を重んじる分、成果が問われる会社でもあります。それから、面談時に持ったイメージ通り、自分が裁量を持って働ける場所ですね。社員の声に耳を傾けてくれますし、年齢や性別問わず自分の力を発揮してステップアップできる環境、そしてちゃんと成果を出せれば、やりたいことに挑戦させてくれる文化があると思います。

それは、社員のレベルを上げることで、会社をより価値のあるものにしようという会社としての姿勢の表れなのかなとも思います。先程お伝えしたように、私はJDLAなどの社外的な活動に参加している他、対外的には書籍を出版したり、シンポジウムを開催したりと様々な活動を行っています。こうした活動も自由にさせていただけているのは、とてもありがたいことですよね。

■チャレンジできる環境でAI法務のプロフェッショナルを目指したい

ーーそんなHEROZに挑戦したいという方に、何を伝えたいですか。

HEROZは、自分のやりたいことを楽しめる人にとっては、とてもマッチする会社ではないかなと思います。やりたいことをやらせてもらえる環境はあるので、それを活かすかどうかは自分次第。私も法務・ガバナンスチームのメンバーには「常に仕事は楽しんで」と伝え、自分で楽しむ方法を考えてもらうようにしています。また、ときには頭で色々考える前にまずは手を動かしてみるというのも大切だと思います。無駄なことでもいいからとにかく何でもやってみて自分でやりたいことを模索してほしい。そうやってHEROZで仕事をすることを楽しんでほしいですね。

ーーご自身として、HEROZで今後やってみたいことやキャリアプランはありますか?

キャリア形成という意味だと、私にとって次は部長へのキャリアアップです。適任かどうかは別として、チャンスをいただけるのであればやってみたいという想いはあります。そのためにも、法務やガバナンスを扱う部を作れたらというのはありますね。そして、引き続き経験と知識を積み、最終的にはAI法務のプロフェッショナルを目指していきたいです。

ーーAI法務のプロフェッショナルになった先、どのような人生像を描いていますか?

人と比較せず、自分が何をやりたいか、人生をどう楽しむかを常に考えています。そのためにも、必死になりすぎないこと、まわりを見る余裕を持つこと、毎日一つ一つを積み重ねること。それを一生続けていければと思います。プロフェッショナルでありながらも心に余裕のある、時間がゆっくり流れているような人になりたいです。

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