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経営戦略に関わる業務全般を担う「なんでも屋」HENNGEのBusiness Planning & Analysisチーム

こんにちは、HENNGE採用担当の渡邉です!

今回の記事では、Business Planning & Analysis Div.(以下、BP&A)でマネージャーを務める片岡さんと、BP&Aを管轄する執行役員CFOの小林さんにお話を伺います。

BP&Aは、経営戦略や事業戦略に関わる業務全般を担い、会社の成長に伴う変化にいち早く対応する「なんでも屋」とも言える部署です。

今回はお二人にお話を伺いながら、そんなBP&Aの仕事内容やチームの雰囲気を紐解いていきます!


小林 遼(こばやし りょう)

執行役員CFO
監査法人にてキャリアをスタートし、2年間のUK駐在を含め、製造、物流、サービス業の監査等に従事。その後、外資系企業のリージョナルCFOを経て、2021年6月にHENNGEに入社。主にIRや財務会計業務に携わり、2022年10月に執行役員CFOに就任。


片岡 茜子(かたおか あかね)

Business Planning & Analysis Division Manager
ITスタートアップでネットワークコンサルタントを務めた後、医薬品の研究開発会社のコーポレートファンクション全般に従事。その後、多様な企業における管理会計と投資育成支援などの経験を経て、2014年に経理・財務担当としてHENNGEに入社。現在はBP&Aのマネージャーを務める。

裁量の大きさと、攻めと守りの絶妙なバランス感覚がHENNGEの魅力

──まずは、お二人がHENNGEに入社した経緯を教えてください。

小林:私はHENNGEが3社目です。もともとは監査法人で監査業務に従事していたのですが、実務に近い場所で経験を積もうと思い、外資系の事業会社に転職しました。

その会社では最終的にリージョナルCFOまで任せてもらいましたが、自分で動かせる部分が限定的になり、行き詰まりを感じることが多くありました。ちょうどその頃、「CFO候補としてのポジションがオープンしている」と友人から紹介を受けたのが、HENNGEと出会ったきっかけです。

──HENNGEに転職した決め手はなんだったんでしょう。

小林:裁量を持って様々なことに挑戦できる環境だと感じたのが一番の理由です。私はCFO候補としてオファーをもらいましたが、当時の私のスキルセットを考えると、正直足りないスキルや経験もたくさんありました。それでもオファーを出してくれた点から、この会社は普通の会社ではないな、と思いましたね(笑)。

当然その分の責任も伴いますが、未経験の領域に対する挑戦も前向きに受け入れてくれるカルチャーに魅力を感じ、入社を決めました。

──片岡さんがHENNGEに入社しようと思った理由も教えてください。

片岡:「どんどん新しい挑戦をしよう」というベンチャーらしいアグレッシブさがある一方で、1996年創業で幾多の不況を経験していたり、B2Bでセキュリティ領域の事業を展開していることから、会社としてはベンチャーらしからぬ老成したところもあるバランス感がすごく面白いなと思ったんです。

また、世の中に対する真摯さを持ち、お客様に対する新しい挑戦を続けながら成長を続けている点も、とても魅力的だと感じました。

会社の成長に伴う変化にいち早く対応する「なんでも屋」部署

──続いて、BP&Aが担っている役割について教えてください。

片岡:BP&Aが担うのは、経営戦略や事業戦略に関わる業務全般です。HENNGEでは、いわゆる経営企画的な役割の一部をBP&Aが担っています。

ここ数年は全社的な成長戦略の1つとしてIR活動に力を入れていますが、今後の戦略や事業状況によって、BP&Aにおける業務の比重は随時変わっていくイメージです。

小林:会社の成長に伴って増える新しい領域をカバーするのも、BP&Aの役割です。BP&Aの大きな特徴は「常に会社視点を持って動いている」点にあるため、既存の枠組みではカバーできない範囲に落ちたボールを拾いにいく役割を担えればと考えています。

例えばHENNGEでは現在、子会社管理を専門的に担当する部署は存在しませんが、子会社の数が増えてきた場合はBP&Aがその役割を担う可能性もありますし、事業拡大に伴う市場変更への対応や資本政策の策定などにも、関わっていくことになるでしょう。

片岡:コーポレートアクションが起きる際には、現時点では見えていない新しいタスクが必ず発生します。それをキャッチして業務フローが確立するまで整えていくのがBP&Aの役割なので、割と「なんでも屋」部署だと言えると思いますね。

今後は会社の成長に合わせて、例えばエクイティストーリーの立案・実行、M&Aの支援、市場変更などを見据えた活動にも力を入れていきたいと考えています。

──現在、IRに力を入れているのはどうしてですか?

小林:HENNGEは現在、東証グロース市場に上場しています。グロース市場はプライム市場に比べて投資家がつきづらい傾向にありますが、幸いにもHENNGEには多くの投資家さんがついてくれています。

HENNGEを理解し、長期的に応援してくれる投資家の方々が増えれば様々なコーポレートアクションもしやすくなるため、既存の投資家の方々に応援し続けてもらうためにも、IR活動に力を入れています。

──HENNGEに多くの投資家がついているのはどうしてなのでしょう。

小林:会社として上場直後からIR活動をしっかりとやっていたことが、大きな理由だと思います。アメリカに我々と同様の事業を展開する大企業があるのですが、我々が上場した際は、その企業と同様のサービスを展開する日系企業として注目を集めました。その流れを掴んで離さなかった、というのが非常に大きいと思いますね。

片岡:IRにおいては、上場直後のタイミングがとても大事なんです。3000社超ある上場企業のなかの1社、という立ち位置になってからでは、存在を知ってもらうのは非常に難しくなります。一方で上場直後は「上場1年目企業」として注目してもらえるため、そこでかなり頑張ってIR活動をしましたね。

社外と社内の橋渡しをすることで、事業成長に貢献する

──続いて、BP&Aの日々の業務内容と、チーム内での役割分担について教えてください。

片岡:現在は主に、IRを担当するメンバーと社内のデータ分析を担当するメンバーに分かれて業務を行っています。

IR側は、四半期決算や本決算のタイミングでの開示業務がメインの仕事です。日々、事業の状況や、今後の数字の推移予測を確認しながら、「このタイミングで何を伝えるべきか」をチーム内で議論し、開示の準備を整えています。

データ分析側は、新しい試みとして注力している分野で、様々な部署をまたぎながら各種KPIや財務数値を分析し、戦略立案に資する情報を様々な角度から出してみて、データの改善につなげています。課題を抽出し、その解決に向けて事業サイドのメンバーを巻き込んで解決していく…というスタイルで仕事をしていますね。

小林:「外部からこう言われているので、社内でこういう数字を作れないか?」といった事業サイドへのフィードバックにも、最近は力を入れています。外部、特に投資家の方々からの評価は、IR業務をしていると自然と耳に入るのですが、社内メンバーの耳にはなかなか届かないんですよね。その橋渡しをするのも、BP&Aの重要な役割です。

投資家の方々からは様々な意見をいただきますが、そうした意見のなかでもHENNGEとして注力すべき内容については、社内にフィードバックしています。外部の声を事業に反映できるのは、上場している意義でもあると思っています。

──単に情報を分析・開示するだけでなく、事業や会社の成長に積極的に関与するスタンスを持っているんですね。

片岡:私たちは現在、LTVおよび企業価値の最大化をミッションに日々の業務に取り組んでいるため、単に開示をしていればいい、というわけではないと考えています。


そのため、決算資料をきちんとデリバリーするのも大切な仕事の一つです。会社の決算や見通し、成長戦略と照らし合わせながら、その時最大限にアプローチできそうな投資家の属性を考えつつ、マクロ経済の行く末を見据え、将来の投資家拡大に向けて、現時点で取りうるアプローチを模索しています。具体的には、情報を掲載するプラットフォームの検討や、機関投資家との1on1ミーティングの実施、海外出張の検討などを行っています。

コンテンツについても、開示資料の充実に完成はないので、開示の都度、それまでに投資家の皆様とのコミュニケーションの中で得た情報や、その時の会社の変化をもとに、投資家の方々がいま何を知りたいかを念入りに検討しています。

──他社と比べた、HENNGEのIRのユニークなポイントはありますか?

片岡:「情報を開示するスタンスそのものから、HENNGEが持つユニークさを体現している」という点では、なかなか独自性があると思います。なにせ、HENNGE自体がユニークな会社なので(笑)。

特徴的な例で言えば、2022年に他社に先駆けてAIアバターや合成音声を使った決算発表を行いました。「決算発表にあえてAIアバターを使う必要があったのか?」という質問も受けましたが、私たちがAIアバターを使った一番の理由は「新しい技術を自ら使ってみることで、この技術の先にある可能性を探ってみたかったから」なんです。

──「常に最先端の技術に挑戦し、変化を続ける」というHENNGEのカルチャーを体現しているんですね。

片岡:挑戦や変化を続ける点に加え、「World Class IT Company」を目指す身として、日本語だけでなく英語でも開示を行っている点や、市場からの長期的な信頼を獲得するために、市場と真摯に向き合い、良い点も悪い点もしっかり伝える情報開示を意識している点も特徴的だと思います。

小林:決算資料を作成する際、「投資家の方々にどんなストーリーを伝えるか」を現場メンバーから社長までがオープンに議論しているのも、ユニークなポイントではないでしょうか。

CEOやCFOがトップダウンで意思決定をする会社も多いと思いますが、HENNGEはそうではありません。私の発言に対して、現場メンバーから「それは違うんじゃないか」と指摘が入ることもよくあります。そうして社内で徹底的に議論できているからこそ、投資家さんとしっかりとしたコミュニケーションが取れていると思っています。

BP&Aに向いているのは、業務範囲が広がっていく変化を楽しめる人

──BP&Aならではの仕事のやりがいや難しさについても教えてください。

小林:常に変化し続ける仕事なので、頭を使い続ける必要があり、「仕事に飽きる」ということがまずないのは、BP&Aの楽しいところだと思います。

私が今関わっているIR業務に関して言えば、答えのない問いに向き合いつつも、限られた時間の中でのアウトプットが求められるのは難しいポイントです。一方で、「株の取引高」という形で自分たちの仕事に対する市場からのフィードバックが一定確認できることは、やりがいにつながっていますね。

──片岡さんはいかがですか?

片岡:私もIR業務に関してになりますが、「HENNGEの企業価値を上げるにはどうすればいいか?」という壮大で答えのない問いに対して、自分たちの頭で考えて向き合い続けられることは、難しいと同時に大きなやりがいを感じられるポイントです。

また、マーケットや投資家の方々の目と向き合い、社内との橋渡しをすることで社内の活性化や事業の変革を促すことができた時には、大きな喜びを感じますね。

──チームの雰囲気やカルチャーを教えてください。

片岡:フラットに忖度なく意見を言い合い、より良いものを目指すカルチャーがあると思います。責任もついてまわりますが、自分で考えて主体的に動きたい人にとっては、楽しい環境だと思いますね。

小林:実は、現在BP&Aに在籍しているメンバーは全員、もともとはIR業務未経験なんです。そのため、自分がやったことのないことにも果敢に挑戦する人、その挑戦を楽しめる人が集まっているのが、チームの特徴なんじゃないかと思います。

──最後に、どんな方にBP&Aにジョインしてほしいか教えてください。

片岡:自ら課題を見つけ出し、社内のメンバーを巻き込んで解決できる方でしょうか。HENNGEはトップダウンの環境ではないので、誰かが指示してくれるのを待っていたら、何も起きません。その代わり、意思を持って自分で動けば、様々な経験をすることができます。

「自分がHENNGEを変化させるんだ」というくらいの気概を持った方が仲間に加わってくれたら、とても嬉しいですね。

小林:HENNGEは現在、「FY2025までにHENNGE OneでARR100億円以上を目指す」という成長戦略を掲げています。しかし当然そこで終わりではなく、その先も成長を続けていきます。

先ほどもお伝えしたとおり、BP&Aは会社の成長ステージに合わせて仕事の幅がどんどん広がっていく部署です。そうした変化を楽しめる人に、ぜひ仲間に加わってほしいなと思いますね。

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Edit by 高野 優海
Photo by Yui Sasaki


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