2020年、私は50歳になり、起業して15年という節目の年でした。
その節目の年に、保険代理業「株式会社イーアライアンス」と、システム開発販売会社「株式会社イーブレイン」を経営統合して「HAREL株式会社」を新たに設立して、もうワンステップ上を目指していこうと決めました。
――なぜ、節目の年に新会社を設立したのか?
それは、保険業界に身を置き、「保険代理店の社会的地位向上」ということを考えて、これまでもいろいろとチャレンジしてきたつもりですが、節目を迎えて、60歳まであと10年しかないことに改めて気が付きました(当たり前の話なのですが…)
30代、40代を駆け抜けてきたスピードの速さを考えると、うかうかしていると、あっという間に60歳になってしまう。その前に、お世話になってきたこの業界がもっと良くなってほしい。「保険代理店の社会的地位向上」に貢献できることは無いだろうか?
そう考えて、これまで自分たちがやってきたことを集約してみようと考えてみました。
それが新プロジェクト「トリプルインカムメソッド実践プロジェクト」であり、そこに新たな仲間を迎え、60歳までの10年を走り切ろうという覚悟で、思い切って社名も変更いたしました。
――「保険業界」に風穴を開けたかった27歳の自分
私が保険業界に身を置いたのが23年前。「金融ビッグバン」で、護送船団方式の保険業界が揺れ動き出している最中に、最初に受けた衝撃と経験が、おそらく今の自分自身の骨格になっています。
この業界に身を投じて、最初に手掛けたのが「住宅金融公庫特約火災保険」の更新案内営業。
当時、保険業界には「提案営業」という概念がありませんでした。「人と人との繋がり」がこの業界では重きを置く文化だと知った時に、チャンスだと考えました。「○○さんからの紹介だから加入する業界」に風穴を開けたかったのが、27歳の自分でした。
前職では「企画書」を持って提案営業に行く毎日でしたので、この方法を試してみましたが、これまでこの業界に無い(であろう)手法は功を奏して、飛躍的に成果を上げることができるようになりました。
一軒一軒アポイントを取り訪問日時を決めて、訪問するお客様宛に捨てられない企画書(提案書)を作成して訪問する。今となっては当たり前のような話ですが、20数年前はこの文化が保険業界には無かった気がします…
「住宅金融公庫特約火災保険」についてはご存じの方も多いでしょうが、住宅金融公庫から融資を受けたら強制的に入らなければならない火災保険で、強制加入だけに保険料が激安なのです。その保険が融資期間満了で切れてしまうので、そのあとの火災保険を加入していただくために、各保険会社が争奪戦を繰り広げるという流れです。
他社との争奪戦というのは実に面白く、他の営業マンはどのような資料を持って来ているのかを知りたくて、契約いただいたお客様には必ず他社からもらった提案書一式を「私が捨てておきますね」と言いながら回収しては提案内容をチェックしていましたので、他社の手の内はしっかりと対策できました。
このような他社対策と前職の経験やノウハウを駆使して、自動車保険全盛の中、業界の異端児の如く、かなりの火災保険を取り扱うようになりました。
日動火災入社から5年ほど経った頃、この実績が買われて(?)某Sハウス様との業務提携が始まった時に、私は浜松支店様を担当するようになりました。おかげさまであれから20年近く経った今でもずっと連携は続いています。
この業界に身を置いた当初は自動車保険や法人契約で実績を積み上げていく算段をしておりましたが、どういうわけか火災保険の取り扱いが異常に多い募集人へと成長していったのでした。そして、某Sハウス浜松支店様を担当するようになって、専用火災保険の手続きはもちろんのこと、家を建てた後に生命保険の見直しをするべきであることを伝え続けた結果、火災保険だけでなく生命保険の取扱件数も着実に前年を大幅増するような時代を過ごしてきました。
――「保険業界」の根本を変え、イノベーションを起こすために
あれから約20年間、多くの保険代理店さんとは違った道を歩み続けてきた感がありますが、今、ウチは営業社員4名が会社の売上の中心となり、自分自身は数年前までトップセールスとして走り回っていた保険営業マンから脱却、会社のマネジメントにシフトすることができただけではなく、「みらい予報図」の開発販売事業や協会事業にも参入する時間を得ました。更には、来年100周年を迎える母校の野球部OB会長として「甲子園出場プロジェクト」も推進しています。今はこれが本業かもしれないです(笑)
現在は某Sハウス様だけでなく、弊社周辺の住宅会社や工務店・不動産会社との連携がガッチリとできているので、毎月毎月紹介が尽きない状態で、4人の営業社員では手数が足らず、この2021年4月に新入社員3名、インターン生(大学3年生)1名が入社して、6月にさらに新入社員1名を迎えていきます。
▼先日入社した弊社インターン生
当社の社員が講師となっている浜松市指定事業セミナーや、住宅会社提携セミナーも毎月数回開催して好評いただいております。
社員が自発的に学び、学んだことを聴講者の皆様に発信しつつ、社内でも共有していく。この流れが数年続いて、ウチには確かな「型」(スタイル)が出来上がりました。
特にここ数年間行ってきたことがエビデンスとノウハウになり、これは実学から生まれた一つのメソッドであります。
――「トリプルインカムメソッド実践プロジェクト」始動
少し前置きが長くなりましたが、「トリプルインカムメソッド実践プロジェクト」とは、この「型」(スタイル)を世の中に出していくことにあります。ここまで来るには、一言では語れない多くの荒波にも遭遇しましたが、おかげさまで今、大海を目の前にすることができた気がしています。
トリプルインカムメソッドでは、【90日間のセミナー+275日のフォロー】を行い、2週間に一回オンラインセミナーを開催していく予定です。
このメソッドを受講していただくことで、全国の多くの保険代理店事業者様の成長に寄与し、また1人でも多くのお客様が将来の不安を解消し、晴れやかな気持ちになれるお手伝いになればと思っています。
もし少しでも共感できる部分があれば、一緒にプロジェクトを推進しませんか?
あなたからのご応募をお待ちしております!