「できるかどうか」じゃない。「やる」と決めて踏み出した。
「やります!って、自分で言ったんです」
そう笑うのは、入社1年目のコンサルタント・Mさん。彼が手を挙げたのは、某大手ホールディングス会社(以下A社)全体のDWH(データウェアハウス)統合構想と、それに伴うRFP(提案依頼書)の作成プロジェクト。
まだ社歴も浅い中での挑戦。プレッシャーがなかったわけではない。
それでもMさんは「やりたいと思ったからこそ、自分で名乗り出ました」と語ってくれました。
やりたい気持ちを伝えたら、任せてもらえた
MさんがGSPに入社した理由のひとつが、「データ」に強い関心があったことでした。前職からの転職活動中に統計検定2級を取得するなど、業務として本格的に取り組んでみたいという想いがありました。
入社後、上司との会話の中で「こういうプロジェクトに興味があります」と伝えていたところ、ちょうどA社グループ全体のDWH構築に向けたRFP作成という大きな案件が立ち上がり、
「やってみる?」と声をかけられたとき、迷わず「やります」と即答しました。
その瞬間から、A社、約10社からなるグループ全体を横断するプロジェクトで、クライアントと対峙する日々が始まりました。
「未経験でも、“やりたい”を伝えれば任せてもらえるのがGSPの文化だと思います」
全社のデータ統合。スケールの大きさに圧倒された
A社は、不動産開発・販売・賃貸・管理などを手がける企業グループ。業務領域が多岐にわたる中で、各社がバラバラに管理していたデータを、全社で活用可能な形に整備するというのが、今回のプロジェクトの目的でした。
「どこに、どんなデータがあって、何に活かしたいのか。それをクライアントと一緒に整理していく作業でした」
単なるITの話ではない、経営視点からの業務理解が求められました。
正解がないからこそ、自分で考え抜く日々
最も苦労したのは、クライアントの意図を汲み取り、要件に落とし込むこと。
「ヒアリングしていると、“言っていること”と“本当に求めていること”が違うケースも多いんです。だからこそ、会話の行間を読みながら、本質的なニーズを探る必要がありました」
過去に似たプロジェクトがない。社内にテンプレートがあるわけでもない。
日々の判断がすべて“初めて”であり、自ら考え、チームと相談しながら一歩ずつ進めていくしかありませんでした。
「本当に難しかったです。でも、そういう環境だからこそ、自分の思考力が磨かれた気がします」
“意思あるところに道は開ける”。その体験が、次の挑戦の原動力になる。
RFPは無事完成し、当社を含めた複数のベンダーへの提案依頼がスタートしました。
その過程を自ら主導した経験が、Mさんの中に確かな手応えを残しました。
「自分で提案し、主体的に考え、巻き込みながら進めることができました。こうした体験が、次の挑戦の原動力になります」
次に控えるのは、提案内容の評価・選定、そして導入フェーズ。
Mさんの挑戦は、まだ始まったばかり。
やり切った、でも「もっとできた」と思える今
プロジェクトをいったん終えた今、Mさんは率直にこう語ってくれました。
「正直、“もっとやれた”というのが本音です。クライアントともっと密にやりとりすれば、よりスムーズに進められたかもしれない。もう一歩踏み込んだ連携ができたかも、って」
それでも、大きな構想を自ら形にし、クライアントと信頼関係を築いてプロジェクトを前進させた経験は、今後の自信につながっています。
もっと大きな絵を描ける人になりたい
「今後は、データ分析という領域にとどまらず、もっと上流からプロジェクトを設計できる人になりたいです」
課題を見つけて、仮説を立てて、周囲を巻き込みながら実行していく——そんな“構想力”を磨いていきたいと語るMさん。
「GSPには、若手でもプロジェクトの中核に立てる機会があります。それを活かすも殺すも自分次第。だからこそ面白いし、日々の成長を実感できるんです」
あなたも、「やりたい」を言葉にしてみませんか?
未経験でも、若手でも、希望を言葉にすれば道が拓けます。
任される責任は大きいけれど、それ以上に得られる経験があります。
「GSPには、そういう挑戦を歓迎する文化があります。僕自身も、これからさらに挑んでいきたい。だからこそ、同じように“やってみたい”想いを持った人と、一緒に働きたいです」
「やってみたい」じゃなくて、「やると決めて、やり切る」。
その覚悟を持った若手メンバーが、今、GSPで大きな仕事を動かしています。
あなたも、挑戦と成長の毎日を、GSPで始めてみませんか?