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大恋愛ではない。でも背伸びせず自然体でいられる組織に出会えた。デザインの力で社会課題の解決に挑む

Nature社員へのインタビューシリーズ。今回は7月にNatureにジョインしたプロダクトマネージャーの荒川に、入社の経緯や現在の業務、会社やチームの雰囲気について聞きました。

荒川 恵太 /プロダクトマネージャー
2016 年に名古屋の大学の法学部を卒業後、ZEPPELIN に入社し、ディレクションとUXデザインを担当。2021 年からキャディでプロダクトマネジメントを担当。倉庫の在庫管理をするプロダクトの開発に携わる。今年7月にプロダクトマネージャーとしてNatureに入社。

—大学では法律を学ばれていましたが、そこからデザインの会社でキャリアをスタートしたのはなぜですか?

学生時代にNPOの、AIESEC(アイセック)で活動する中でブランドやデザイン領域の活動をしており、デザインに興味を持ちました。加えて、在学中にリンクアンドモチベーションでインターンをしていたのですが、メルカリなど多くのスタートアップが素晴らしいプロダクトを通じて社会に受け入れられていく姿を間近で見て、自分もスタートアップの領域でデザインの仕事をしたいと明確に思うようになりました。

就職活動では、当時国内にあった有名なデザイン会社に片っ端から連絡をしました。その中でも、携帯電話などのUIデザインやアプリ開発を展開していた株式会社ZEPPELINに惹かれて入社をしました。そこから5年間働きましたが、ディレクションとUX デザインをメインに担当しつつも、ワイヤーフレームを組んでUIデザインを作ったり、デザインに関わる業務を幅広く経験しました。

僕が執行役員になって程なくして、コロナウイルスの流行がきっかけとなり、大きく事業方針を転換し、AR (拡張空間)事業にフォーカスするようになりました。ただ、それが長くは続かずに2021年7月1日付で破産手続きの開始決定を受け、倒産しました。僕が執行役員になった時には社員が100人くらいだったのですが、最後は僕を含め6人でした。

その後、製造業に特化した事業を展開するスタートアップでプロダクトマネジメントの経験を経て、今年の7月にNatureに入社しました。

—Natureのことは、どのように知ったんですか?

うちの家庭は、どんな会社で働くのがいいのか夫婦でよく話すのですが、奥さんから、「こんな会社があるみたいよ」とNatureのことを教えてもらいました。

そこからNatureについて調べていくと、ソーシャルイシューに取り組んでいることや、デザインのスキルが活かせそうなこと、またホラクラシーを取り入れており、組織における階層構造が複雑でないところも良さそうだなと感じました。加えて、外国籍のメンバーが所属しているところも魅力的でした。
また、デザインについてもプロダクトやHP、ワーディングなどさまざまな点において、何を大切にするか共通認識を持ってやっているんだろうなと感じることができました。

ただ、正直最初は「まあ一度話を聞きに行ってみようかな」くらいの気持ちでしたね。

—そこから何が入社の決め手になったんですか?

「この組織なら、背伸びせずに自然体でいられそうだな」と思えたのが、一番の決め手ですね。

選考を通してコミュニケーションを重ねる中で、プロダクトや仕事の内容、働く人、全てにおいて違和感を感じることがないというか、無理してない自分がそこにいたんですよね。
「ビビっときた!」とか、「運命を感じてしまった!」とか心を突き動かされたというより、「嫌だな」と思うポイントがひとつもなかったんですよね。

恋愛で例えるならば、運命の出会いとか情熱的な恋というより、結婚の感覚に近いですかね。無理をしないで自然体な自分でいられる、知れば知るほど好きになり、安心できるそんな会社でした。

また、デザインへの価値観が僕のイメージと同じだったことも大きいです。
僕は、インターフェイスだけをデザインするのではなく、広義に社会のシステムをデザインしたい。デザインを通じて社会課題の解決に挑戦したいとずっと思っていたので、Natureはそれが実現できる場所だと確信しました。

ビジネスとしてお金は儲けなくちゃいけないけど、ミッションから逆算した時に何をどう進めるのか。今まさにその視点で事業戦略を考えているところで、その認識が組織の中に定着しているのが心地よいですね。

—今担当しているお仕事を教えてください。

Remoユーザーからのフィードバックをもとに、どのような機能を開発するか、優先度や要件を決めて、エンジニアと一緒にプロダクトの開発を行っています。

最近では、その日の電力のひっ迫情報をRemoを持っていないユーザーも利用できるような機能をリリースして、Remo本体を持っていない人にもアプリを使ってもらえるようになりました。
こうしたエントリーユーザーとの接点をRemoの購入につなげたり、その先にあるユーザーサクセスのステップを設計し、そのためのアプリケーションをつくっています。

他にもコンシューマー向けにRemo Eの販売促進のための仮説検証や、RemoのB2B周りの検証、プロダクトの開発プロセスの標準化、OKRの推進など色々幅広くやっています。

—入社されて2ヶ月ほどですが、何か印象に残っているエピソードはありますか?

Natureの事業は結構複雑で、入社当初は今やっている事業がNatureのミッションである「自然との共生」にどう繋がっていくのか、Remoの販売やDRの必要性など、その点と点が繋がる部分のイメージが持てずにいました。そこで、ひとつひとつ整理をしていく中で、再エネ100%の世界を実現するためには、変動制の高い形での発電に対応する必要があり、それには分散型のモデルをつくること、また需給バランスの最適化が必要という流れが分かり、すごく腹落ちしました。

環境にも自分にも心地よい状態で消費をすることを、グリーンプロシュームというのですが、電力領域において日本ではこの意識がまだまだ薄いのが現状ではないかと感じています
僕らの役割としては、そんなグリーンプロシューマーを日本で増やすこと、と自分の中では言い換えて仕事をしています。グリーンプロシューマーが増えれば、おのずと分散型のシステムの増加に繋がっていくと考えています。

IoT EnablerというProductとしての役割は定義されていて、その結果としてグリーンプロシューマーを増やす、これこそが僕らがやるべきことで、それにはRemo、Remo E、DR が繋がるストーリーがあり、この先に実現したいミッションに繋がっていく。これがきちんと自分の中で腹落ちできた時は、すごくワクワクしました。

—PMチームは今はどんな体制でしょうか?

今は2名体制なのですが、それぞれ得意な領域が違うので、互いに強みを生かしています。もうひとりのPM和田さんは、エンジニア出身かつ事業開発もできるというバックグラウンドのため、技術視点+新しいお客さんやアライアンス先をどんどん引っ張ってきてくれます。僕にはなかなかできません笑

僕はどちらかというと、その取引ではどんな形で何を実現するかをデザインすることが得意なので、和田さんからのパスを受けて、こんなプロダクトはどうか?と提案をしたりもします。二人ともあまり境界に縛られず一緒になって取り組んでいると思います。

—社内はどんな雰囲気ですか?

本当にいい人が多いです。ただ、お互いが遠慮しすぎて言いたいことが言えないようなシチュエーションはよくないと思うので、僕は率先して言いたいことを言うように心がけていますね。僕が言いたいことを言っても、何か理不尽なことをされたり、関係が崩れたり、足ひっぱったりされることがないので、意見が言える心理的安全性が保たれているのは大きいです。一見すると当たり前のことかも知れませんが、みんなが、やりたいこと・やるべきことに集中できることが担保されている環境って、実はものすごいことだと思うんですよね。

入社の決め手になった「背伸びせず、自然体でいられる」と思っていた通りの環境ですね。

— 一緒に働く仲間にメッセージやこんな人と働きたいというのはありますか?

ミッションを感じながら事業をつくっていきたいという純粋な気持ちを持ってる人が来てくれたら嬉しいですね。
詳しくはCulture Deckを見てもらえたらと思いますが、社会に大きなインパクトが出せる事業に取り組めますし、働く人も信頼できる、唯一無二の会社だと思うので、もっとたくさんの人に知ってもらいたいので、少しでも気になったら、気軽に遊びにきてもらえたら嬉しいです。

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インタビュー・編集 :Saori Abe
文         :Megumi Mitsuya

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