社員インタビュー
田中 忠(たなか ただし)
プロフィール
- 所属:Client Success 本部 / FitDigital Group
- 肩書き:グループマネージャー / プリンシパルエキスパート
30年以上にわたって経理・財務のスペシャリストとして歩み続けてきた田中忠さん。 事業会社でのCFO(最高財務責任者)を目指す中で感じた「理想と現実の乖離」が、彼のキャリアを大きく変えることになった。 今は、GLナビゲーションにてSAP Public Cloudの導入プロジェクトをリードする田中さんに、コンサルタントへの転身の経緯、そしてGLならではの働き方と今後の展望について聞いた。
この記事でわかること
- 経理・財務30年以上の経験を持つ田中さんが、コンサルタントへ転身した理由
- コンサル未経験からGLナビゲーションを選んだ背景
- SAP導入プロジェクトで、業務知識とAIを活かしてチームを牽引する姿
- 若手・外国籍メンバーなど、多様な人材を活かすマネジメントの考え方
- 50代後半からも新しい領域に挑戦し続けるキャリア観
読了時間:約6分
CFOを目指していた私が、コンサルタントを選んだ理由
佐久間さん:まずは田中さんの経歴を教えてください。30年以上という長いキャリアの中で、どのような経験を積んでこられたのでしょうか。
田中さん:ずっと経理畑でキャリアを積んできました。自分のゴールは事業会社でCFOになること。それをずっと目標にしていました。
若いうちから視野を広げたいと思って、自ら手を挙げて香港や中国への赴任を志願しました。合計で10年ほど海外にいましたね。
日本にいると経理業務の一部だけを担当することが多いのですが、海外では経理から総務・管理部門全般まで幅広く統括できました。その経験が、今の自分の土台になっています。
佐久間さん:「CFOへの道」を歩む中で、転機となった出来事があったと伺いました。GLナビゲーションでは、経理・財務の実務経験者がその経験を活かしながらコンサルタントとして活躍するキャリアパスもあります。田中さんはどのような気づきがあって、コンサル側へと舵を切ったのでしょうか?
田中さん:やっぱり理想と現実のギャップが大きかったんですよね。事業会社の財務部門って、日常業務に追われすぎていて、戦略的な判断を下す余裕がほとんどない。
で、現実を見ると、会社の重要な意思決定って、内部の人間がやっているんじゃなくて、外部のコンサルタントが動かしていることが多い。それを目の当たりにしたとき、「じゃあ、自分が動かす側に行けばいい」と思ったんです。
自分の30年のキャリアを、もっと広い範囲でインパクトある形で活かせる場所を探したら、コンサルタントという選択肢が出てきました。
バックグラウンドに関わらずチャレンジできる場所だと感じた
佐久間さん:GLナビゲーションは、管理部門出身の若手を役員に抜擢するなど、年齢・職種に関わらず挑戦を推奨する文化が特徴的ですが、田中さんが入社を決めた理由は何だったのでしょうか?
田中さん:まさにその部分ですね。「管理部門の若手でも役員になれる」って、普通の会社ではあまりないことじゃないですか。でも実際にそれが起きているということは、キャリアの軸ではなく「その人の能力や意欲」を見ている組織だということ。
私は経理専門家ではあっても、コンサル出身ではありません。でも、GLはその垣根がなかった。「自分の経験をここで活かせる」と感じたのが、入社の決め手でした。
佐久間さん:GLナビゲーションは「高い自律性と自由度」を大切にする社風があります。クライアントワークに限らず、自分たちで組織や事業をつくっていく余地がある環境だと思いますが、実際に入社してみてその点はいかがでしたか?
田中さん:正直、最初はその自由さに驚きましたね(笑)。「何をやりますか?」と問われることが多くて。
でも、それってすごく大事なことだと思うんです。やらされるんじゃなくて、自分で「これをやる」と決めていく。それができる人間にとっては、こんなに働きやすい環境はないと思います。
ただ、明確な指示を待つスタイルに慣れてきた人には難しいかもしれません。GLは「自分で考え、動ける人」に向いた組織だと感じています。
未経験チームと、AIと、30年のビジネスロジックで挑む
佐久間さん:現在のプロジェクトの具体的な内容を教えてください。
田中さん:今はSAP Public Cloudの自社導入プロジェクトをリードしています。クライアントのビジネス要件と、SAPのシステム設定の間を繋ぐ橋渡し役ですね。
面白いのが、私のチームはSAP未経験の新卒や入社2年目の若手、外国籍のメンバーが半数以上という構成なんです。経験豊富なSAPコンサルタントが揃っているわけではない。
佐久間さん:SAP未経験のメンバーが多い中で、どのようにプロジェクトを進めているのでしょうか?GLナビゲーションでは、社内のDX推進やAIツールの活用にも積極的に取り組んでいると聞きます。
田中さん:そこはAIをうまく使うことで補っています。若いメンバーには、AIで技術的な情報収集や設定方法の確認をやってもらいながら、最終的な「これで合っているか」の判断は私がやる。30年かけて積み上げてきたビジネスロジック、つまり業務知識がそこで活きるんです。
SAP導入って「システムの設定」だけじゃなくて、「クライアントの業務をどう実現するか」がすべてなんですよ。そこは経験がないとなかなか判断できない部分です。
佐久間さん:若手や未経験メンバーがAIを使いながらキャッチアップし、田中さんのようなベテランが業務知識で最終判断を担う。まさに、世代や経験の違いを組み合わせたチームですね。
田中さん:そうですね。若い人たちは吸収が早いですし、AIも抵抗なく使う。一方で、業務として成立するか、会計や管理の観点で問題がないかは、やはり実務経験がものを言う部分です。
そこを組み合わせられるのが、今のチームの面白さだと思います。
日本流を押しつけない。
結果が正しければ、プロセスを尊重する
佐久間さん:外国籍メンバーが半数以上というグローバルなチーム構成ですが、田中さんはどのようにチームをマネジメントされているのですか?
田中さん:香港・中国での10年間があったので、異文化の中で働くことへの抵抗はないんです。むしろ得意かもしれない。
大事にしているのは「日本式のやり方を押し付けない」ということです。彼らには彼らのアプローチがある。結果として正しい方向に向かっているなら、そのプロセスを尊重する。それがチームのパフォーマンスを引き出すと思っています。
佐久間さん:年齢、国籍、職種のバックグラウンドが違うメンバーが、それぞれの強みを活かせることが大事ということですね。
田中さん:そう思います。全員が同じやり方で進める必要はないんです。大事なのは、最終的に良いアウトプットを出すこと。そのために、それぞれの考え方や得意な進め方を活かした方がいい。
特にSAP導入のようなプロジェクトでは、技術だけでも、業務知識だけでも足りない。いろいろなバックグラウンドを持った人が関わるからこそ、見えるものがあると思っています。
佐久間さん:50代・60代だからこそ培ってきた事業会社での経験や専門性は、新しい領域に挑戦するうえでも大きな支えになると思います。田中さんご自身は、年齢をどのようにとらえていますか?
田中さん:「まだ自分はできる」って思っていますよ(笑)。50代後半になっても、成長したいという気持ちは全然衰えていない。
現状維持で「稼げればいい」という考えではなくて、経験を武器に新しい領域に挑戦し続けることに喜びを感じています。GLには同じような意欲を持ったメンバーがいて、そこが一番の居心地のよさかもしれないですね。
SAP導入を、GLの事業の柱にする
佐久間さん:最後に、今後の展望を教えてください。GLナビゲーションでは今後、SAP導入支援をさらに強化していく方針と聞いています。田中さんが担う役割はどのようなものになっていくのでしょうか?
田中さん:今は会計領域が中心ですが、最終的には基幹システム全体をカバーして、SAP導入のプライム案件、つまり二次請けではなく直接クライアントと契約できる規模のプロジェクトを獲得する。それをGLの事業の柱として確立することが目標です。
会計の専門家集団から、基幹システム全体を手がけるコンサルタント集団へ。そのブリッジ役になりたいと思っています。
佐久間さん:読者の方へのメッセージをお願いします。
田中さん:過去のキャリアにとらわれず、「まだ自分はこんなことができる」と思える人と一緒に働きたいですね。年齢も職種のバックグラウンドも関係ない。自分で考えて、動ける人がGLには合っていると思います。
私自身、50代後半でSAPという新しい世界に飛び込んで、今が一番楽しいかもしれない。そういう仕事の仕方ができる場所が、GLなんだと思っています。