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Gizumoの小松です!
みなさまにGizumoのことをさらに知っていただきたいと思い、メンバーのインタビューを行っています。
今回は、開発事業部/教育部のマネージャーである『宮谷』にお話をお聞きしました!
宮谷さんは、開発事業部にてプロジェクトマネージャー(PM)を担当しつつ、マネージャーとして教育部の運営にも携わっています。自身も未経験から研修を受けてエンジニアになり、現在では開発と教育の両軸からGizumoを牽引している宮谷さんに、内に秘めた想いや今後の展望をお聞きしました!
▍入社後の経験とメンターになった経緯
Gizumoに入社して研修を受けてからは、どのようなプロジェクトを経験しましたか?
研修ではPHPとフレームワークのLaravelを学びながら社内で経験を積み、まずはプログラマとしてプロジェクトに参画しました。最初のお客様からは「新規開発するにあたりLaravelの有識者がほしい」という内容でお声掛けいただきました。まだまだ駆け出しではありましたが、ことLaravelの知識についてはチーム内で私が1番詳しい状況だったので、周りのエンジニアに教えたり、時には一緒に調べたりしながら毎日必死にコードを書いて、なんとかリリースすることができました。
次に参画したプロジェクトは全く違った環境でした。会員数が数千万人もいる有名な大型サイトの開発案件で、Laravelを中心に様々な最新技術や開発テクニックに出会いました。プロジェクトに関わっているエンジニアも40人以上いて、中には10年、20年選手みたいなエンジニアがいたりと、まだまだ若手の部類だった私は鬼のようにトレーニングされました(笑)。Laravelについてはベストプラクティスとされるような実装方法を身につけることができましたし、実装スキルで信頼をいただけるようになってからは設計工程も任せてもらいました。
今こうやってキャリアの序盤を思い出すと、最初のプロジェクトにまず自力で取り組み、2件目のプロジェクトで学び直しができたのは、とても理想的な成長ステップだったと思います。私が受けたGizumoの研修カリキュラムがまさにそういった学習の進め方で、まずは自分で調べてコードを書いたあとに、現役エンジニアのメンターがレビューや解説をしてくれました。巡り巡って現在は教える側に携わっていますが、数年経った今でもこの研修方針は受け継ぎ、そこに自身の実体験を加えながらさらに進化させようと日々模索しています。
どのような経緯でメンターになったのですか?
2件目のプロジェクトに参画して1年ほど経ったタイミングで、CTOの坂田さんから声を掛けていただきました。当時は常駐先のプロジェクトメンバーともっと一緒に仕事し続けたい気持ちが強かったため引き受けるか悩んだのですが、自分の営業を担当してくれていた営業統括の古屋さんに「常駐先とメンターの掛け持ちってできないですか?」と相談してみたら「面白いね!」と言ってくれて。すぐにクライアントに相談してくださって、週3日のプロジェクト参画という条件を取り付けてくれました。それからは週3日は常駐先で開発、週2日は社内でメンターという形で、2年ほど勤務させていただきました。こんな働き方はGizumoでも前例がなかったそうですが、自分が出したアイデアがビジネスとして成り立つのであれば積極的に動いてくれる会社なんだなと驚きました。
メンターポジションのどのような点に惹かれたのですか?
まずはCTOの坂田さんから直接お話をいただけたことが嬉しかったです。私が研修を受けていたころに社内の誰かに「メンターに興味がある」と言ったことがあって、その話をどこかで耳にして覚えてくれていたそうです。もちろん、社内の誰もが認めるような目に見える結果を出すことは大前提ですが、やりたいことを言語化しておくとチャンスが回ってくることを実感しました。
また、2件目のプロジェクトに参画していた際に、私が研修生だった当時のメンターと再会したんです。その方の技術力やエンジニアとしての姿勢を尊敬していましたし、その先輩から学んだことを次の世代に繋いでいきたいという想いからメンターを引き受けました。
Gizumoには8年ほど在籍していますが、常駐先とメンターを掛け持ちしていたこの2年間は、エンジニアとして最も成長した時期だと感じています。プロジェクト先で経験したことを、次の日研修生に向けて「昨日プロジェクト先でこんなことを経験したよ」とアウトプットするんです。研修生に教えることで知識や理解がより深まって、次の日開発する時にはより高いレベルで業務をこなすことができる。そういったサイクルを繰り返すことで自身のスキルは格段に向上しました。
▍エンジニア教育に対する想い
現在教育部では、どのような業務を担当されていますか?
教育部のマネージャーとして、研修内容の監修や、メンターのマネジメントを行っています。開発現場の最新の動向にアンテナを張りながら、主にカリキュラム方針を定めたり、メンターに教え方を指導する役割を担っています。
マネージャーになってから研修生に直接教える機会はほとんどなくなりましたが、研修スペースには時々足を運ぶように意識しています。実際に研修生と接することで、「カリキュラムのこの内容は今のトレンドにマッチしていないかも」とか「最近の研修生はこんな人が多い傾向があるな」と気づきを得ることも多いです。教育部のマネージャーを担うのであれば、教えることは1番上手くあるべきだと思っているので、まだまだ現役で教えられることを背中で見せたいという想いもあります。
どのようにメンターのマネジメントを行っていますか?
エンジニアの技術トレンドやプロジェクトでのニーズは日々変わりますし、入社してくださる方の性質も世代が変わると変化していきます。そんな中、研修だけずっと変わらないのは不自然なので、カリキュラムの内容も教え方もどんどんアップデートする必要があります。研修生の課題を把握して柔軟に対応する、という基盤はいつでも欠かせないと思うので、メンターには課題解決力などのソフトスキルを中心に教えています。毎日研修生の対応をしていると「今の教え方が正解だ」とバイアスがかかってきてしまうので、「本当にこのやり方でいいのかな?」という気づきを与えることが私の役割だと思います。
Gizumoは"エンジニアになるための研修"として技術だけを教えるのではなく、"エンジニアとして大成するための研修"をテーマにしています。移り変わりが激しいIT業界において研修を受けた皆さんがエンジニアとしてより活躍できるように、教育内容や体制も柔軟にブラッシュアップすることを大切にしています。
Gizumoの研修を受けたメンバーは、どのようなエンジニアになってほしいですか?
"ただプログラムを書くのが上手いエンジニア"ではなく、”お客様や社会の問題解決ができるエンジニア”になってほしいです。誰かの不便を解消したり、効率の悪い作業を自動化して楽にしてあげたり、エンジニアはそれが実現できる特別な職業だと信じています。問題解決をするためのいち手段としてプログラミングをするのであり、プログラミングができるようになることは目的ではありません。そのために、まずは教育部全体が問題解決意識の高い集団であるよう心がけています。
『IT未経験者を育てる』ことに対してどのような想いを持っていますか?
私はGizumoに入社した当初、PCはほとんど触ったことがなくて、正社員として働いた経験もなかったんです。本当に何も持っていない状態だったのですが、Gizumoで研修を受講して手に職をつけられて、やりがいのある仕事を任せていただいたり給与が上がったり、私の場合は家庭を持ったり車を買ったりと、入社前には想像できないくらい人生が大きく変わったと感じています。もしも今、当時の私のように現状の生活を打破して今後の人生を変えたいと考えている人がいるのなら、Gizumoに入社してぜひ成功体験を掴んでほしいという想いがあって、自分自身のモチベーションの1つになっています。
未経験でIT業界に挑戦することはハードルが高く感じるかもしれませんが、これまで他の職種で培ってきた経験がリセットされるわけではないです。エンジニアの仕事はコミュニケーションスキルや総合的な仕事力が求められます。例えばプログラマは1日中ずっとコードを書いているわけではなくて、何かの調査をしたり、ドキュメントを作成したり、ミーティングしたりと、実は他の業務にも多くの時間を使っています。だから、これまでの経験で築いてきた土台の上に、プラスでプログラミングスキルを乗せるイメージで挑戦していただけたらと思います。Gizumoでは、消防士、営業、自衛官、教師、美容師などバックボーンが違う人たちが集まって1つの仕事に取り組んでいるので、そこもGizumoの面白いところであり深みだと感じています。
研修において、Gizumoならではの強みがあれば教えてください。
実際の開発現場に近い環境で学びを得られることに尽きると思います。今の時代、動画サイトなどを使えば誰でも技術は学べるようになりました。ただ、実際のプロジェクトでいざ開発を始めてみると「今まで〇〇を勉強してきた中でこんな使い方は見たことないんだけど!?」みたいなことが絶対に出てきます。そんなとき、自分で調べたり、周りの人に質問したり、過去に経験したことから応用して対応する力が必要になります。
そのため、Gizumoは授業形式ではなく、まず自分で手を動かして考えながら実装してもらいます。実際の開発現場でわからないことがあっても、現場の人は授業なんてしてくれません。研修も同じで、まずは自分で課題に取り組んでいただき、そこからメンターが個別にフィードバックを行います。何事においても学習を始める際は「何がわからないのかがわからない」ことがよくありますし、それが不安につながると思うんです。Gizumoのメンターたちは、初学者の皆さんが「本人も気づいていないけど実はわかっていない」ことを見抜くプロです。
研修の終盤では実際の社内開発案件にジョインしてもらうこともあり、研修生のうちから本番環境での開発を経験できることもGizumoの強みです。メンターたちは全員現役のエンジニアで、現在も何かしらの開発に兼任で携わっています。実践重視な内容を、普段開発している時の熱量そのままに教えてくれますよ!
▍開発において大切にしていること
開発部ではどのような案件に携わっていますか?
システム開発のPMを担当しています。現在は複数のプロジェクトに関わっていて、一般のユーザーが使うシステムから特定の企業様が使うシステムまで、内容は様々です。
案件の性質や開発フェーズによって、PMとしての立ち回り方は都度変えています。例えば、お客様のご要望が明確で開発フローも確立している案件の場合は、ほとんどの作業工程をチームメンバーに任せて自身は進行と品質の管理に重きをおいています。逆にお客様の要望が固まっていない案件の場合は、お客様へのヒアリングから要件定義/設計までの作業に深く入ることもあります。また、とある案件にて少人数体制で乗り切る必要があったケースでは、プログラマ経験を活かして技術選定や実装工程にも首を突っ込んでいました。
PMには「この作業をしてください」という決められた動き方はないので、その場の課題に応じて柔軟に対応する力が必要です。私はメンター業務の中でそういった課題ベースの思考性を養うことができたように感じています。
宮谷さんの得意領域や強みを教えてください。
開発においては、システム設計の観点を活かした要件定義が得意です。キャリアを通してかなりの数の機能設計を担当してきたので、例えばお客様から「こんな機能作れますか?」と聞かれた際に、最低限実現が可能か不可能か、作るなら大体これくらいの工数か、といった判断がその場ですぐにできる点は強みだと考えています。これは、プログラマ出身のPMでよかったなと感じる瞬間でもあります。
また、教育にも長く携わっているため、エンジニアとして2~3年目くらいのメンバーを教育しながら開発できることは自身の強みです。メンバーが少し手を伸ばすとギリギリ届く難易度のタスクを割り振らせていただくことで成長を促しつつ、もちろん納期と品質も守る。育成と開発進行のバランスは常に意識しています。
どのようなことにやりがいを感じますか?
私が今PMとして関わっている案件にはそれぞれプロジェクトリーダー(PL)がいるのですが、全員私がメンターとして研修を担当した元教え子なんです。かつてプログラミングを教えたメンバーが、数年後にPLとして私の担当するプロジェクトを支えてくれているなんて、こんなに嬉しいことはないです。研修が終わってから再会するまでの数年間でたくさんの経験を積み、私が教えていないような新しいスキルを習得してくれていることにも喜びを感じます。
開発する際に大切にしていることはありますか?
当たり前だと思われるかもしれませんが、『余計なものを作らない』ことです。
まだ駆け出しの頃にプログラマとして参画していたプロジェクトで、担当していた機能の開発を大幅に遅延させてしまった経験があるんです。「もっときれいにコードを書けるのではないか」「もっとこうすれば使いやすいんじゃないか」という理想を詰め込みすぎて、タスクを増やしてしまったことが遅延の原因でした。その結果、リリース日が延期になり、お客様はその機能を使った新事業の立ち上げができなくなってしまいました。私が良かれと思ってやったことで、たくさんの人に迷惑をかけたんです。過剰に美しいコードを書くとか、エンジニア目線でこんな機能があったらいいなとか、それはエンジニアのエゴだと思います。「お客様が本当に必要なものは何かを考えて、それだけを開発する」ということを、プログラマとしてはもちろん、PMになってからも常に肝に銘じています。
メンバーにも、「お客様の抱えている問題は何か」を常に把握しながら開発してほしいと伝えています。余計なものは作らない。お客様の求める品質とスピードのために、必要最小限の内容かつ最大限のパワーで臨むことを意識しています。
開発事業部の今後の展望を教えてください。
これまでGizumoは『人の未来を創る』というビジョンのもと、エンジニアの育成に特に力を入れてきました。今後はそれに加えてクライアントや社会全体の未来を創るべく開発事業により一層注力していく方針で、実際に事業拡大を進めています。一つ一つの案件で本質的な課題解決を実現してクライアントからより信頼していただけるように、そして案件の数や規模もさらに拡大させていくことが直近の目標です。
案件を拡大するためにはPMが必要なので、市場価値の高いPMを育てることが今の私のミッションだと考えています。一緒に働くPLメンバーには、品質管理、お客様とのコミュニケーションスキル、開発メンバーのモチベーション管理など、マネジメントに関することを教えています。また、社内で開催されているPMセミナーの運営も担当していて、セミナー参加者との面談やキャリア相談も行っています。
宮谷さん自身のキャリアの展望はありますか?
私はGizumoに入社してから本当に様々なプロジェクトを経験させていただきましたが、そこから得た知見はまだまだアウトプットしきれていないと感じています。自身の開発経験とエンジニア育成経験を活かして、Gizumo全体の開発組織づくりに貢献したいです。現在は開発と教育の2軸で動きつつ、面接官としてエンジニアのポテンシャル採用にも関わっています。採用から教育、開発組織づくりまで、エンジニアが関わる全ての事業において自分のできる領域を広げていけたらと思います。
社内で様々な領域に携わっている宮谷さんですが、開発と教育の経験が相互的に作用し、高いマネジメント力や考え方の基盤となっているように感じました。
現在、宮谷さんは採用面接も担当しています。Gizumoの研修を受けて人生を変えたい方、エンジニアになってからもスキルアップし続けたい方は、ぜひお話を聞きに来てくださいね!