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フリーランスから正社員に。変わったのは「責任と視座」 - 編集者・齊藤 颯人

株式会社GIGの社員に、入社前のキャリアから入社後の仕事、これからの未来を聞いていくメンバーインタビュー。第68回は、編集者の齊藤 颯人さんにお話を伺いました。

齊藤 颯人(さいとう はやと):大学3年次に学生フリーライターとして独立。卒業後は新卒フリーランスとして活動し、2020年秋に業務委託でGIGにジョイン。Workship MAGAZINEでの記事執筆・編集などに従事し、2023年4月に社員転換。7月にはWorkship MAGAZINE 3代目編集長に就任。

正社員の自分がイメージできず、新卒フリーランスの道へ

ー齊藤さんは、大学卒業後いきなりフリーランスとして働くという選択をされていますが、当時の経緯を教えてください。

もともとは会社員になるつもりだったので、大学3年生になったタイミングで、周りと同じように就活もしていました。積極的にサマーインターンなどにも参加していたのですが、そのインターンが新卒フリーランスを考えるようになったきっかけでしたね。

とある会社のインターンで実施されたワークショップの内容に興味をまったく持てず、まずこの会社で働くのは無理だなと。それからもいくつかの会社を見ていたんですが、ピンとくる会社には出会えず。そんな日が続く中で「正社員で会社に勤める」こと自体に疑問を持ったんです。

ーどんな疑問でしょうか?

そもそも「最低でも週40時間働く生活ってどうなんだ?」って(笑)。それから半年くらい就活をせず悶々と将来について考えていました。

なかなか答えは出なかったんですが、そろそろ4年生という時期にふと「ライターっていいかも」と、そんな考えが降りてきたんです。それからすぐにWebライターについて調べて、活動を開始しました。

未経験コネなしの状況から必死に働いて、卒業までになんとか最低限生活できるだけの収入が確保できるようになって。そのまま新卒フリーランスとして社会人になりました。

ーすごい決断力と行動力ですね!

いま考えると、1ヶ月毎日執筆してやっとの収入だったので、成り立っていたのかは微妙です(笑)。ただ、社会人になってから半年ほど経つ頃には、ちょくちょく大きなお仕事をもらったり、その後GIGに業務委託で契約いただいたりしたこともあって、収入は安定してきました。

それからも、ありがたいことに書籍を出版したり、講演に登壇したりと、フリーランスとして順調にステップアップできていたと思います。それと同時に、フリーランスとして自分ができることは、ある程度達成したという想いも頭にありました。

そこで改めて、会社員になることを考えるようになりました。学生の頃は、会社員、正社員に対する知識がまったくなかったのでイメージがもてなかったんですが、フリーランスとして活動するなかで、「意外と会社員もいけるかも」と思えるようになりました。

ー結果的に業務委託として働いていたGIGに、そのまま正社員として入社されています。当時別の企業へ就職することは考えていましたか?

もちろんその選択肢はありましたし、実際GIG以外にも何社か選考を受けました。ただ、入社したいとまで思える会社には出会えませんでした。

そんななか、GIGに「正社員への切り替えを考えている」と相談したところ、とんとん拍子に話が進み、僕がうんと言えばすぐに正社員として働ける状況を用意してくれたんです。

業務委託として働くなかで、GIG社員の働き方も見ていて、この会社ならワークライフバランスを保ちながら、正社員としてやっていけると思っていて。そこで、GIGで正社員デビューをしようと決めました。

フリーランスと正社員、編集者と編集長。立場が変わると考え方も変わる

ー現在担当している業務について教えてください。

Workship MAGAZINEの編集長として、メディアの運営業務全般を担当しています。Workship MAGAZINEに関する業務は、基本すべて関わっている状況です。

必要があれば別メディアの業務を手伝うこともありますが、いまはほとんどWorkship MAGAZINEにつきっきりですね。

ー業務委託時代から、Workship MAGAZINEには携わっていらっしゃいましたが、当時といまを比較して変化はありましたか?

記事作成であったり、メディアの運営だったりの業務については、編集者時代と大きく異なるということはありません。

ただ編集長に就任したことで、意思決定まで自分が担当することになったのは大きな変化ですね。「メディアの方向性はどうするべきか」「目標を達成するためには何をするべきか」といった、大局を見て行動し、最終的な決断をする責任が生まれました。

編集長になることが決まった時は、嬉しい気持ちと不安が半々くらいで、実際に業務を担当するようになってからは「これまでとは別次元の仕事だな」と日々成長痛を感じています。

ーGIGで働くなかで、やりがいを感じている点を教えてください。

業務の難易度が高くなった分、成長を実感できるようになったところですね。

編集者時代は、1記事1記事良いものを作ることに注力していましたが、いまは編集長として、メディア全体のことを考えなければいけなくなりました。

正直まだまだミスをすることも多く、編集長としての業務に対して不安や悩みはあります。ですが大変だからこそ、今後もこの仕事を継続していけば大きく成長できるだろうと確信しています。

ー正社員としてGIGで働くようになった今、フリーランス時代との違いを感じる点はありますか?

視座が高くなったと思います。

もともとGIGは、業務委託のメンバーにも裁量を与えてくれる会社だったので、たくさんの成長機会をもらえました。そういった環境でフリーランス時代は、一つの業務に対してプロとして取り組み、結果を出すという意識で働いていました。

ですが正社員になった今、もちろん一つひとつの業務に全力を尽くすことは変わらないんですが、メディア全体、会社全体のことを考えるようになりました。ただ個人として結果を出そうとするのではなく、より会社に貢献するためにはどうするべきか、まで考えて過ごすようになりましたね。

GIGにはベンチャーっぽくない冷静さがある

ー率直にGIGはどんな会社だと思いますか?

「ベンチャーなんだけど、ベンチャーっぽくない会社」だなと。とにかくしっかりしているんですよね。

ベンチャー企業には、会社としてのルールが曖昧だったり、名前だけ立派で中身は無い制度で誤魔化したりしてる会社もあると思うんですが、その点に関してGIGは堅実だなと思います。

特異な制度があるわけではないんですが、社員が働きやすい環境を作るために必要な制度や仕組みが整っていますし、労務管理なども徹底しているので、働いていて安心感がありますね。

ただ業務に関しては、ベンチャーらしさがあります。意思決定は常に迅速に行われていますし、全員が目標達成に対して高い意識を持っています。

ーベンチャー企業のスピード感と、大手企業の安心感を両立した会社ということですね! GIGで働くメンバーにはどういった特徴や共通点があると思いますか?

個々人の能力が高く、すぐにでも独立できそうな人ばかりという印象ですね。

ジョブ型というわけではないんですが、各メンバーそれぞれが自立していて、自分のスキルを活かして業務に取り組んでいます。

あと、業務の取り組み方も特徴的で、ここもある意味ベンチャーっぽくないんですよね。体育会系でパワーと根性で乗り切るというより、技術でスマートに効率化・仕組み化して目標達成を目指すという人たちですね。

ー今後GIGでどんな人と一緒に働きたいですか?

能力があること以上に、他人やチームと適度な距離感を持ちながらも協力して業務を行える人が合うと思います。

GIGで働くメンバーは、個人個人仲が良いのは前提なんですが、常に「べったり」というわけではなく、個々人が自分の能力を存分に発揮して業務に取り組んでいます。

なので、業務中は自分の作業に集中し、必要な時はチームで問題解決に取り組めるような人なら、GIGで活躍できると思います。

あと、僕のようにフリーランスから正社員になりたい、という人もぜひ入社してほしいですね。GIGでは管理体制・マネジメント体制が盤石のため、それを窮屈に感じる人もいるかもしれません。ですが……僕自身はすべてを自分で管理していたフリーランス時代と比べると、すごく楽になりました。

また先ほども言ったように、GIGは制度や労務管理も整備されているので、自分がやるべきことに集中できる環境があります。リモートワークも継続的に行われているので、会社のしっかりした部分は享受しつつ、フリーランスと近い働き方が実現できます。

ー最後に、齊藤さんの今後の目標を教えてください。

やはり編集長として、Workship MAGAZINEを成長させて、いずれはフリーランスに関わる人であれば誰もが知ってるメディアにしたいです。

たとえば、ネットブラウザと言えばGoogle、経済誌と言えば日経新聞のような存在。フリーランスの情報を集めるなら、Workship MAGAZINEと言ってもらえるような権威性のあるメディアにすることが目標ですね。

GIGでは、一緒にGoodなセカイを創っていくメンバーを募集しています!

現在GIGでは、編集者を始めとした各ポジションでメンバー募集を積極的におこなっています。

「一緒に仕事がしてみたい!」という方。Good is goodな世界を目指して、ぜひ一緒にたくさんの挑戦をしていきましょう。

(この記事はGIG BLOGからの転載です)

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