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リード獲得数は約3倍へと成長。マーケと営業の部門間連携も強まるプロジェクトとなった| TOKIUM様

GIGではこのたび、請求書受領クラウド『TOKIUMインボイス』などのサービスを展開する株式会社TOKIUM(旧称・BEARTAIL)のサービスサイトのリニューアルプロジェクトをご支援させていただきました。

各提供サービスの情報整理という課題解決からはじまり、制作途中には社名変更やロゴの変更といった要件変更もあった今回のプロジェクト。

本プロジェクトを担当されたTOKIUM 新田さまは「一緒にサービスを良くしていくという気持ちを共有しながら進められたのは、とても嬉しかった」と語ります。

そこで今回はTOKIUM 新田さま、そして本プロジェクトを担当したGIG ディレクターの藤原を交え、今回のサイトリニューアルプロジェクトを振り返ります。

上流設計からデザイン、実装までを伴走し、柔軟に進めてもらえると思えたことが依頼の決め手だった

GIG藤原:
あらためて、どのような背景から今回のサイトリニューアルに至ったのか教えていただけますか?

新田:
弊社ではペーパーレス経費精算クラウドの『TOKIUM経費精算』、請求書受領クラウドの『TOKIUMインボイス』、そして改正電子帳簿保存法に準拠した文書管理クラウドの『TOKIUM電子帳簿保存』という3つのサービスを展開しています。

ただ、従来のWebサイトでは当初から展開していた『TOKIUM経費精算』の紹介がメインで、新サービスに関しては都度情報を追加していく形であったため、サービス全体の情報整理ができていませんでした。

そのため、それぞれのサービスを同じ会社が運営しているということもわかりづらいサイトとなっていましたし、正しく自社サービスの強みを伝えきれていないことが課題としてありました。

特に、『TOKIUMインボイス』は事業として成長しており、リスティングやホワイトペーパー施策でリード獲得もできていたのですが、サービスサイトからのリード獲得が非常に少ないことが大きな課題でした。

そこで、サイト改修によってどれくらいの獲得が見込めるのかを試算した結果、リターンが見込めそうだと判断できたため、今回のリニューアルプロジェクトがスタートするに至りました。

▲写真左:GIG藤原 写真右:TOKIUM新田さま

GIG藤原:
数多くある制作会社の中から、GIGを選んでいただいた理由を伺ってもよろしいでしょうか?

新田:
Webで検索して調べる中で、最終的に3社に絞ったうちの1社がGIGでした。ただ、GIG自体はもともと知っており、上流の設計からデザイン、そして実装までを一気通貫で任せられるという印象を抱いていました。

また、弊社にとって同業他社のサイト制作も手がけられていたため、意思疎通がスムーズにいきそうだと期待できたことや、導入事例インタビューを拝見し、クライアントと伴走していく進め方をされていることも良さそうだなと思えたポイントでした。

特に決め手となったのは、こちらの意向を汲み取っていただきながら、柔軟に進めていけそうだと思えたことです。

実はこうした大きな予算をかけてサイトを改修するというのが初めてであったため、プロジェクト自体が成功するかどうかという不安がありました。特に依頼する制作会社によっては、発注側がWeb制作の知見やノウハウを持って、プロジェクトをコントロールする必要があるケースもあります。

しかし、GIGはこちらの意図を汲み取ったご提案をいただけましたし、節々からクライアントに真摯に向き合ってくれる会社なのだということが伝わり、安心して任せられると感じました。

そして調査クオリティも高く、制作の体制もしっかりとされているため、最終的にGIGを選ばせていただきました。

営業などの他部門も巻き込んだ上流設計。急な用件変更にも柔軟に対応いただけたからこそ無事にリリースできた

GIG藤原:
もともとのサイトは、新サービスのローンチに合わせて情報が追加されていった形であったため、同じシリーズとして各サービスを見せられていなかったりと、情報整理が正しくできていないことが課題としてありました。

そこで正しく情報整理を進めていくためにも、まずは御社の事業理解やユーザー理解を深めていき、また競合調査などを行いながら、最終的にどういった見せ方をしていきたいかの認識合わせを丁寧に進めていきましたね。

新田:
上流設計は期待していた通り、とても素晴らしいなと感じました。特にペルソナ、カスタマージャーニーマップの設計では、プロジェクトを担当していたマーケティング部門のメンバーだけでなく、営業部門やカスタマーサクセス部門など、関係者を巻き込んで進行していただきました。

そのため、全員で認識合わせを行うことができたため、あとから「これは違う」といった出戻りが発生しないような進め方をしていただけて助かりました。

また、毎回の打ち合わせでの事前の準備力がすごいなと感じました。常に議論のたたき台を用意してくださるので、何を決めて何を議論すべきか、またスケジュールに対して何をいつまでにやる必要があるのかが明確でした。

さらに追加の要件をお伝えしたときも、「リリースに間に合わないから対応できません」といった否定的なコミュニケーションではなく、ここまでならできるが、この部分はリリース後の対応になるなど、建設的なコミュニケーションを取ることができました。一緒にサービスを良くしていくという気持ちを共有しながら進められたのはとても嬉しかったです。

▲リニューアルしたTOKIUMさまWebサイト

GIG藤原:
今回、プロジェクト途中で御社のリブランディングの話が浮上し、急遽サービス名やロゴが変更することになりました。私たちとしても「どうしよう」となってました(笑)。

ただ、マス広告も控えているとのことだったので、機会損失にならないようリリース日は絶対にズラせないという状況で、デザイナーやエンジニアともどこまでできて、どこまでできないかを決めていきながら、進めていきました。

スケジュール上、どうしても対応できない部分もあったりと私たちとしても心苦しい部分がありましたが、TOKIUMさん側もご理解いただきながら進められたため、無事リリースを迎えられて良かったです。

新田:
社名が変更すると決まった翌月にサイトリリースというスケジュール感だったため、大きな要件変更が起こってしまいましたが、リリースに間に合わせるためにどう動いていくかを明示いただき、柔軟に対応いただけたからこそ、満足いく形でリリースできたと思っています。

また、何を対応して何を対応しないかと検討する際も、「そもそもなぜその要素が必要なのか」と一度立ち止まって一緒に検討いただけたため、我々としても頭の中を整理することができました。

リード獲得数は目標達成率200%を実現。情報整理されたことで、誰もが辿り着きたい情報に辿り着けるサイトとなった

GIG藤原:
サイトリリース後、社内外からの反響はいかがでしたか?

新田:
社内からは「わかりやすくなった」と好評です。特にお客様と接する営業やインサイドセールスメンバーからは、「サイトの情報整理がされたことで、問い合わせいただくお客様の温度感が高まっていて、コミュニケーションがスムーズになった」と感謝されるようになったり、サイトに対してフィードバックをもらえるようになったりと、セールス部門とマーケティング部門との関係値が深まったと感じています。

また社外からも「統一感があって良い」といったお声をいただいております。これまでは各サービスの見せ方が統一されていなかったため、今回のリニューアルで色やトンマナを揃えていただき、 “TOKIUMというひとつのブランドにイメージが集約できている” 印象になったのは本当に良かったです。

そしてナビゲーション含め、どこに何があるのかが整理されたため、私含め誰でもたどり着きたい情報にたどり着けるサイトになったなと感じています。

GIG藤原:
もともとはサービスサイトからの問い合わせ件数に課題がありましたが、リニューアルによってCVに変化は生まれていますか?

新田:
はい、CV数はリリース後1ヶ月で約3倍にまで伸びており、目標達成率200%という成果が生まれています。

この結果には我々も非常に驚いているのですが、比較検討フェーズのお客様にとって、情報収集しやすいサイトになったからこその結果ですので、とても嬉しく思っています。

GIG藤原:
目標達成率200%はすごいですね! 今回のように、クリエイティブの刷新だけでは大きな成果を出しづらかったりもしますが、成果に結びつくサイトへと仕上がったというのは、私たちとしても本当に嬉しく思います。

それでは最後に、あらためて今回のプロジェクトを振り返ってみての感想をいただけますか?

新田:
今回すべてフルリモートでの制作進行で、当初は「リモートで満足いくアイデア出しはできるのだろうか」と不安に思っていました。しかし、Figmaを使った進行や、丁寧な認識合わせのおかげで、むしろ対面よりも良い進め方ができたと思っています。

また、他部門と腰を据えて議論するという機会がこれまでなかなかなかったため、GIGのおかげで部門間連携を取れたことも大きな価値だと感じています。

厳しいスケジュールの中でもクオリティを担保していただき、プロの仕事を間近で見ることができました。本当に良いサイトに仕上がり、とても満足しています。ありがとうございました。

GIG藤原:
受託制作の現場ですと、クライアント様の要望をそのまま反映して制作するケースもあると思います。しかし今回のプロジェクトでは、GIG側からも意見を出させていただき、両者共に妥協せずに意見を出し合いながら、最後まで一気通貫して進められたことは本当に良かったと感じています。

あらためて、このたびは本当にありがとうございました!

(この記事はGIG BLOGからの転載です)

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