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こんにちは! 広報インターンのおっくん です。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会をオンライン開催しています。
今回の勉強会テーマは以下の3つ。
- 弊社の競合調査ノウハウ
(瀬島 香里さん:プロデュース事業部 プランニングチーム リーダー) - テキストコミュニケーションで齟齬を生まないための取り組み
(深田 祥嗣さん:プロデュース事業部 ディレクションチーム unit1マネージャー) - 開発案件で学んだこと
(田中 悠介さん:プロデュース事業部 ディレクションチーム unit2マネージャー)
それぞれ知識やノウハウを共有してくれました!
GIG流・Webサイトの競合調査フロー
はじめに登壇したのは、プロデュース事業部 プランニングチームリーダーの瀬島香里さん。「弊社の競合調査ノウハウ」と題し、Webサイトの競合調査を行ううえで気を付けていることをお話してくれました。
瀬島 香里(せじま かおり):株式会社GIG DC事業部 プランニングチーム。上智大学を卒業後、新卒で企業出版をメインとする出版社へ入社し、新規開拓法人営業を担当。後、2020年3月にGIGにジョイン。Webサイト制作のディレクションや効果のあるサイト構築を目指した上流設計などを担当している。
瀬島:
「競合調査とは、同じ業界や同じ顧客層をターゲットするサイトを、さまざまな観点から比較し、調査することを指します。ちなみに『上流設計 競合調査』で検索をかけるとGIGの記事が上位表示されるんですよ」
ここからは、GIGが行っている競合調査の具体的な流れをご紹介します。
まずはヒアリングの実施。顧客が抱える課題や、GIGに依頼してくださった経緯、想定するターゲット層などをクライアントにヒアリングし、情報を洗い出します。
次に、ヒアリングした情報を元に参考サイトをいくつかピックアップ。その中からベンチマークとなるサイトの決定をします。まずは同業界のサイトを挙げていき、ある程度の数が出たら同じターゲット属性を共有する他業界のサイトも挙げていきます。
たとえば、子ども用おもちゃのWebサイトを制作するのであれば、おもちゃ業界以外にも、子どもがよく閲覧するであろうと思われるWebサイトを挙げるのがいいですね。ベンチマークサイトを軸として競合調査することで、クライアントにニーズに合う部分を探しやすくなります。
そして最後に調査報告。クライアントに調査内容を報告し、その内容をもとにし情報設計が行われていきます。
競合調査を行うにあたり、「ユーザー視点で」「実際の活用方法を考えながら」「あくまでもポジティブチェック」の3点を大切にしています。
これらを大切にしながら競合調査を行うことで、ユーザーにとって使いやすく、クライアントはユーザーが求めるものが明確になります。そしてその競合調査を元に制作した制作物は、クライアントが目的としている効果が得られやすいと考えられます。
次に、実際のレポーティング資料を見ながら競合調査のポイントを解説。特に気を付けていることとして、
- ユーザーの声を入れる
- クライアントのサイトに相性が良い要素を探す
- クライアントのニーズにこたえるために商品のこだわりを細かく書く
といった点を共有してくれました。競合調査をしっかりと行うことは、クライアントの満足度を高めることに繋がります。
また依頼したいと思ってもらえるよう、GIGでは丁寧な競合調査を心がけています。
「伝える」ために意識したい、テキストコミュニケーション
2番手として登壇してくれたのは、プロデュース事業部 ディレクションチーム マネージャーの深田 祥嗣さん。
新型コロナウイルスの影響で、対面でのコミュニケーションが減り、テキストコミュニケーションの割合が増えました。それを踏まえ、深田さんからはテキストコミュニケーションの前提と、気を付けるべき点についてお話いただきました。
深田 祥嗣(ふかだ よしつぐ):ディレクター。新卒からディレクター業務を担当し、少数精鋭のWeb制作会社を複数経て経験を積む。2018年12月にGIGにジョイン。現在は、クリエイティブ事業部にてクライアントワークチームのマネージャーを担当
深田:
「コミュニケーションのゴールは、誤解を招かず、過不足なく情報が伝わることです」
まず、テキストコミュニケーションをする上での前提。テキストコミュニケーションでは、「相手と自分の持っている情報量の違いを理解する」「送ったメッセージが全部読まれるとは限らない」という2点を注意して行うべきだと深田さんは指摘していました。
相手の表情が読み取れないテキストコミュニケーションは相互の疑問や不明点がわかりにくく、双方の理解が食い違うことも多々あります。また、メッセージを最初から最後まで一言一句飛ばさずに読んでくれるとは限らないため、「あの時言ったのに……」が発生しやすくなります。
これらの前提を理解したうえで、テキストメッセージを送る際には双方が理解しやすいようにしなければなりません。理解に繋がる有効な手段として、「タイトル・見出しを付けること」「特に伝えたい部分を、箇条書きなどを駆使して目立たせること」「過剰な敬語をやめること」「送信する前に、内容を読み返すこと」など、深田さんが実際に行っていることを紹介してくれました。
また、質問の時間では、「丁寧に説明しすぎていないかと不安になる」といった、リモートワークにありがちな相談・悩みが。質問に対して深田さんは「テキストコミュニケーションは打つ手間や時間がかかるので、雑になってしまうこともあります。相手に伝わらないことのほうがリスクが高いので、過剰なくらい丁寧に説明することが多い」と答えていました。
以前は表情や声色から読み取れていたことが、テキストメッセージでは読み取れません。誤
解を招く、不必要なテキストメッセージは極力減らしていきたいですね。
以下はテキストコミュニケーションに関するおすすめの記事です。
テキストコミュニケーションをさらに円滑に行いたい方はぜひご一読ください。
開発案件をとおして学んだ、炎上を未然に防ぐ方法
最後に登壇していただいたのは、プロデュース事業部 ディレクションチーム マネージャーの田中 悠介さん。田中さんからは、開発案件を通じての学びについて共有していただきました。
田中 悠介(たなか ゆうすけ):株式会社GIG DC事業本部プロデュース事業部unit2 マネージャー。ネット広告代理店、音楽/映像配信会社でディレクターを経てGIGに参画。ナショナルクライアントの開発案件、大規模開発のプロジェクトマネジメント兼ディレクション業務を担当中。
田中:
「GIGは昨年から、開発規模が徐々に大きくなっています。それに伴い、発生しやすくなってしまっているのが『炎上』。ここでは、未然に炎上を防ぐためにできることを考えていきましょう」
炎上が起きる主な要因は、「見積もり」「認識の齟齬」「スケジュール」「要件定義」と分けられます。これらのうち、相互がどれか1つでも満足できていないと炎上が怒りやすくなってしまうのです。
これらを踏まえ、「見積もりの見直し」「認識のヒアリング・すり合わせ」「工期を考慮したスケジューリング」「社内や先方との要件定義を見直し、コンセンサスを取りながら進行」といった部分に注意しておくことで、「炎上」を未然に防ける可能性がアップします。
田中さんは、これ以外にも「チームのメンバーに頼ることも大切。感謝の気持ちをもってお願いすれば、メンバーはきっと助けてくれる!」ともお話していました。
チームワークのよいGIGで働いているからこそ、周りのメンバーに頼ったり、知見を共有することも大切ですね。