今年度からボランティア休暇制度「むすぶ休暇」を導入したゲットイット。
前回の記事に続き、能登半島地震の被災地ボランティアに参加した社員・中村さんのレポートをご紹介します。
3日目:2月23日(日)
6:30頃に起床、朝食を済ませたら今日も雪かきです。今日は日曜で七尾教会でのミサのため信者の皆さまが車でおいでになるのと、幼稚園正面でカフェをやるので、ベースにいるみんな総出で
- 教会の駐車場
- 教会から幼稚園正面へ続く通路
- 幼稚園正面
の雪かきをします。
Before : 今日の積雪はおよそ10cm くらいでしょうか。これをきれいに雪かきします
After : 雪かきをしてきれいになった駐車場
今日の活動は、併設の幼稚園前で地元の方々向けに、毎週日曜日に開催する「じんのびカフェ」の運営です。使用機材を運び、所定のレイアウト図に従って配置していきます。
配置が完成した写真がこちら。
この日は大雪で足下が悪いにも関わらず、29名の方がじんのびカフェに来訪されました。「ここに来ておしゃべりするのが楽しい」「ここで友達と待ち合わせをしているんだ」「いまは一人暮らしだから、こういうところに来ないと誰ともしゃべらない日がある」など、おいでになる理由は様々ですが、皆さま毎週楽しみにしておいでいただいています。
じんのびカフェは毎週日曜日、11:00~14:00 までの運営です。
テーブルには毛布がかけられ、中には灯油ファンヒーターが仕込まれてとってもあったかです
14:00になり、撤収を開始します。
撤収作業が終わり、片付けが済んだところで教会の食堂に集合、分かち合いを行います。分かち合いでは、お茶やコーヒーを飲みながら、今日あったこと、感じたことなどを自由に話して、ボランティア同士が経験や情報を共有します。私も、おいでいただいた方とお話しをした内容を思い起こしながら、このカフェが大切な場所を提供していると感じた旨をお話ししました。
そうこうするうちに16:00となり、私たちも金沢へ移動する時間となりました。毎回そうなのですが、ベースを離れる時は後ろ髪引かれる思いで出発します。次はいつ来ることができるかな... と思いながら、皆さまに別れを告げて七尾ベースを後にしました。
今日は金沢泊、雪が降りしきる能登里山海道を経由して金沢市内の宿に到着しました。
4日目:2月24日(月・祝)
朝5:00過ぎに目覚めてしまったので、兼六園の早朝解放にいくことに。
こんなすばらしい情景を見ることができたのは、大雪のおかげ
雪の兼六園をたっぷり堪能して、朝食を食べに近江町市場に移動します。
地物のネタがキラキラと輝いてます!
それでも今日は、海が荒れて水揚げが少ないせいか、地物だけでのメニューは中止になっていました。他の鮮魚を扱うお店でも、魚の種類も量も少ない状態が見て取れました。大雪・寒波は、先ほどの兼六園でとてもよい風景を見せてくれるだけでなく、人々の生活に大きな影響を与えるのだと実感させられました。
10:30、いよいよ金沢を離れて帰路につきます。
今回も、いろいろな体験を通して学びも大きかったと感じる4日間でした。ちっぽけではありますが、私たちの活動が能登の皆さまに少しだけでもお役に立てているといいな... と思う次第です。
~ 完 ~
いかがでしたでしょうか?能登の皆さまは大変な思いをされてきたと思いますが、こうした小さなボランティア活動によって現地の皆さまの笑顔や喜びの声を感じることができ、誇らしく思いました。
「むすぶ休暇」が社員一人ひとりの思いと行動を後押しして、社会を良くする“プラスの循環”を生み出していけたらいいなと思っています!