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会社の田んぼでナウシカを見た。

お元気ですか?
7月の僕は稲作プロジェクトで全身が筋肉痛でした。それはもう眠れないほどの激痛でした。
そう。弊社では有志で集まり稲作をしているのです。
今年は6月に田植えを行い、6,7月に3回の除草作業を行って10月の収穫を待っています。

ということで7月は皆で田に集まり泥に塗れながら田んぼの中に入って雑草を抜いてきました。

この時期の田んぼには様々な生き物に溢れています。
彼らは水の中、土の中、草の中に溢れんばかりにです。
そんな生き物たちは田んぼに近づけば近づくほどエンカウント率が上がり、田んぼに入ればスーファミのRPGのような0歩エンカウントっぷりでした。
これが大自然。これが田んぼ。

ということで皆で裸足で田んぼに入り楽しく草を毟ってた時のことです。
除草作業は文字通り水中の雑草を毟りるとともに、田に入って土を踏むことによって土中に溜まったガスを抜き、新しい酸素を根に与えていきます。
この作業は基本中腰なので東京で鈍った我々の肉体には結構ハードでした。
ただみんなで話しながら、そして田んぼの生き物とのふれあいまくったので退屈ではなかったです。

そんな時、小さな事件が起こりました。

疲れ切って脳死トークをしていた時、ある人の帽子に蜘蛛が1匹ぶら下がっていました。
「取ったら?」と聞いたら「大丈夫です。」と、疲れて払う体力もないし、そして払うと可哀想とそのまま作業をし続けました。
そして数分後に立ち止まって帽子を取ろうとしたら2匹に増えてた。
そのまま帽子を被ろうとしたところ、蜘蛛はあまりに自由な動きでこちらのコントロールを受け付けなくなってしまっていました。
どうしようもなくなり、最終的に指に乗せてその辺の草に着地させてあげてました。
森にお帰り・・・・と。

その優しさはまるで風の谷のナウシカ。
その慈しみは完全にCV島本須美。
ちょうど青いポロシャツを着ていらっしゃったので本当に風の谷の伝承でした。
その者青き衣をまといて会社の田んぼに降り立つべし。
古き言い伝えはまことであった。

以上になります。
ご査収の程よろしくお願いいたします。

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