こんにちは!11月に入社した中村です。
勤め人30年目にしてゲットイットに入社。そして1か月が経ちました。
ここで自分の歩んだ道、そして今、なぜゲットイットなのかを振り返ってみました。
気が付くと僕はこの業界一筋30年になってしまってた。ある意味、喜ばしい事なのですが、色々と悩みを抱えてました。
ところでIT業界ってどんなイメージでしょう?
自分の心と身体にけっこうムチ打ってない?
ユーザーから激詰めされてない?
身内から梯子を外されてない?
ブルーマンデー症候群なんて言葉もあるけど、土日夜間も当たり前に稼働すると「いつが月曜なんじゃい!」と言いたくなる。この仕事に常に付きまとう事。パッと思いつくものを挙げてみた。
僕も30年間、「これがIT業界さ。。はやく定年になって開放されないかな」と言い聞かせ、耐えてきた部分があったんです。
最初は新卒でCE(カスタマーエンジニア)からこの業界のスタートを切ったんだよね。当時は純粋に機器に触れる嬉しさ、知識を吸収していく喜びで充実してたし、何より、機械そのものが大好きだったのが理由かな。
でも30歳になる頃、そこからのキャリアが見いだせなくなり、外資のベンダーに転職したんだよね。やっぱ外資って合理主義で徹底したコストカットが当たり前。どこの部署の誰にでも数字を背負わされるわけ。重いんだこれが。
そして、給料上げたかったら職種を変えるしかなく、かと言って「俺、別にこのままでもいいや!」って考えだと、下からどんどん若手が入ってくるでしょ?
だから居続けると、同じ事しか出来ないクセに、給料高い人ってのが出来上がっちゃうわけ。目をつけられたら最後、自分で他部署で拾ってくれるよう働きかけないと遠慮なく卒業させられるんだよね。
さすがに卒業は抵抗あるし、カッコつかないから強制的にキャリアを広げるしかなくて、ルーズな僕には結構きつかった。呪いのように ” 多能工化 ” しないと価値がないって言われた。
本当はHW(ハードウェア)をずっとやりたかったんだけど、インフラ設計/構築、運用サポート、管理職、プロジェクトマネージャ。。。気が付いたら、一通り経験しちゃってたんだよね。
確かに達成感とか、知見の広がりとか、それなりの喜びはあったんだけど、僕の場合は殆どが不本意なキャリアだったので、何度かメンタルやられたよね。
左足が動かなくなっちゃった事もあった(笑)その時ついた名が “ R2-D2 “。
今では笑い話だが、僕がメンタルやられると、放心した顔で「北の国から」を1話から観始めるらしい。(家族談)
そして今年の夏頃かな、とある銀行系の現場に入った時に、やっぱり未経験の分野を担当したわけ。契約前の合意なんかどこへやら。入って任されたのがDB(データベース)。思いっきりスキルセット外なわけ。まぁITあるあるなんだけどね。
「では、今までみたいに耐えますか。。。」的なノリでかじりついてたんだけど、
「放置」と「丸投げ」の繰り返し。まだ放置は耐えれたけど、丸投げに関しては度を超えてた。。とだけ言っておきます(笑)
もうね、心の中でかなり毒づき、全く共感ができなくなってた。 かなり追い詰められたから " 来るんじゃないかな~ " って予感があったんだけど、やはりメンタルがザワつき始めたんだよね。
疑問が大きくなってきた。「俺、いつまでこんな事やるのよ?」
考えるきっかけはとなったのは、出会って以来、ずっとお世話になっている元上司が居るんだけどさ、結構、何事にもその人に仁義を切ってたんだよね。それでついに相談したわけ。
「ほんと、辛いんすよね。。でも、我慢ですかね。。あと何年。。」と。
そしたら、逆に怒られちゃってさ、「お前、無理と我慢の区別もつかないの?50歳も過ぎていつまで耐えてキャリア広げるつもり?自惚れるな。もうお前のは ” 無理 “ の部類だ」「今まで広げてきたキャリアを活かして仕事する年齢だと思うぞ?」と。
本当は甘えた感情が僕の中にあって、この人ならビシッと叱ってくれるだろう。そしたらまた頑張ろう。。なんて思ってたんだけど、思いっきり肩透かしでさ。もう目から鱗。
そして30年の " 負 " が一気に噴き出したって感じで、全てがバカらしくなっちゃったんだよね。この辺りから脳内に「転職」、「リセット」、「HW」が頭をよぎり始めたんだけど、自分勝手に決められる問題じゃないわけ。
家族に相談したんだよね。
「やっと気づいた?あんた切羽詰まると何処でも構わずドス黒オーラ出すから、さっぱりした方がいいよ?とっとと転職しな!」と、辛口な思いやりを投げつけられたわけ。
嗚呼、知らずに家族にも迷惑かけてたのか。。。と反省した。
考えたよね~。さて、何を目指して転職しようか。そもそも50歳過ぎて転職なんてできんのか?金は大事だけど、そこを目標にするとまた繰り返しだし、だったら辞めない方がいいよな~。
「自分が一番好きな仕事、そして楽しい環境、ゆかいな仲間」
そんなユートピアあるわけないと思ってたんだけど、ゲットイットのHP見ると、かなりドンピシャだったわけ。しかも原点であるHWの仕事。僕は自分で「原点回帰」って呼んでる。
その出会いから今、本当に働いちゃってるわけなんだけど、業務では、誰も明確な答えは教えてくれないよね。あ、でもこれは悪意なんて全くなくて、これがゲットイットのスタンダード。何気ない日々のルーチンでさえ、意味を見出せるかの訓練かもね。だって同じ事でも10人居れば、10通りの意味があるわけだから。
どこでも、1つのゴールに向かって競争するのが当たり前になっちゃってるけどさ、ここはそうではなく、まずゴールを示してくれない。だから消化試合で済ませられないし、必要以上に人と人が絡み合う。でも、ここではお互いを認め合う雰囲気があり、マウントやハラスメントなんてこの会社では聞かないな。これを非効率の一言で済ますならここでは歓迎されないんじゃないかな。
纏めると、「自分で探し」、「自分で線路を敷き」、「メンバーと共に進む」。
そんな感じかな(笑)
正直、明確なゴールがないってきついよ?だって自分で意味や振る舞いを決めなきゃいけないんだもの。でも、イヤな感じじゃない。日曜の夜も、明日から頑張るぞって思えるし(今の所)。前向きに考えられる何かがあるんだよね、この会社。まだまだ、僕もその答えを探している途中だけどね。
定まった正解に向かって進むのではなく、進んだ先を個々の正解にしちゃおう!みたいなノリかな。(先輩の皆さん、違ってたらごめんなさい)
あとは僕の30年の経験が上手く活かせるようにしていきたいよね。再度言うけど、明確な理路整然としたゴール、合理的な仕事を望むなら他に行った方がよい。
今の僕には、ここが一番「価値」を感じるものが揃っているって事。
もしあなたが今の仕事に疑問を抱き、上意下達の呪縛に苦しんでいるのであれば、きっと孤独を感じているんじゃないか?
そんなあなた、一度HP覗いて見てほしいよね。どう映る?
その上で興味があったら見においでよ! きっとみんな、驚くほど気持ちよく挨拶してくれる。