4年ほど前から、釣りにはまっています。始まりは、当時勤めていた会社の後輩に誘われたのがきっかけでした。父も釣り好きで、毎週末、石鯛を釣りに荒磯へ足を運んでいました。台風が近づいているような荒天でも釣りに出かける父を見て、当時は全く理解不能でしたが、今は父の気持ちがすごくわかります。中国の諺にも、「一生幸せになりたければ釣りを始めなさい」というのがあるくらい、釣りは古くから人を魅了してやまないモノのようです。最近は、キャンプや釣りが再フィーチャーされてきていて、釣りガールなんてのもよく聞きます。魚を捕るだけならこんなに効率の悪い方法は他にないのですが・・・。やってみなければわからないこの面白さ。魚との対話。
さて、釣りをしているといろいろなハプニングや珍事が発生します。今回は今まで私が経験してきた釣りハプニングをご紹介。ちょっとでも釣りに興味を持っていただけたら幸いです。
①ボートから友人を落っことす事件
初めて乗った、バス釣り用ボート。操作を誤って急発進したその直後、後ろで「バッシャーン!!!」という壮大な音が。直後、船が大きく揺れ始め、落ちないように必死にボートにしがみつきました。振り返ると、ずぶ濡れの友人がボートのへりに必死の形相でしがみ付いています。友人には申し訳なかったのですが、しばらく笑いが止まらず。ケータイは水没しましたが、右手に持っていた釣り竿は決して離さなかった友人・・・釣り人の鏡です。
②ひっかかった鳥が盛大に粗相した事件
海で釣りをしていた時に、隣のおじさんの釣り針に鳥が引っかかってしまいました。なぜかというと、鳥の中には、海の中を泳いで魚を捕る種類がいるんです。それが引っかかってしまったんですね。引き寄せて、針を外してあげる心優しいおじさん。「よくあるんだよー」と言ったのもつかの間、びっくりした鳥がおじさんの腕の中で大量の粗相。おじさん・・・フンだり蹴ったり。
③トンビがパンを強奪事件
魚が釣れない。そんな時は、ご飯を食べたりお茶を飲んだりして、自然を満喫するのも楽しみの一つです。大好きな焼きそばパンを手に、もぐもぐしながら海をぼーっと眺めていた・・その時!「ブバッ」と音がしました。「えっ」と手元を見ると、持っていた焼きそばパンが文字通り消えていました。海の方に再び目をやると、一羽のトンビが我が愛しの焼きそばパンを持って飛び去っていくところでした。焼きそばをまき散らしながら・・・。信じられない人はYouTubeで、トンビ/パンで検索してみてください。ちなみにケガは一切なし。音がしなければ取られたのも気づかなかったかも。トンビすごい!
さらば愛しの焼きそばパン(※写真は焼きそばパンではないです)
と、釣りと一口に言っても、いろんなハプニングやロマンがありまして、魚を釣ることだけじゃなくて、いろいろな経験ができるのも魅力の一つだと思います。
それに釣りは自然と密接に関係しているので、天気や気温や水温に敏感になります。「去年の今頃は気温がこれぐらいだったのに、今年はすごく暑い!」とか、「この時期は魚が産卵していたのに、今年は少ない!」とか。ニュースでサンマが全然捕れない、イカが捕れないと一時期騒がれていましたが、釣りをしているとそういったことを肌で感じることができます。たった4年の釣り経験しかありませんが、この4年間だけでも、毎年地球温暖化が生態系に影響を及ぼしているのを肌で感じることができます。(いや、釣りが下手なのを、地球温暖化のせいにしようとしてるわけじゃないですよ。)
使えるものはできるだけ長く。使わなくなったものはリサイクル。これからはこの価値観がスタンダードになっていくんでしょうね。というか、そうならないと、釣りに行っても魚がいない。釣りなんて贅沢な遊びが昔はあったらしいよ・・そんな日がやってきてしまうのかもしれません。
田植えもそうですが、自然の中で過ごしていると、その大切さとか偉大さとか壮大さを思い出させてくれます。今は、あって当たり前だけど、もう当たり前じゃなくなってしまうかもしれない。次の世代(子供たち)が、海に行って「魚が釣れた!」という喜びを感じてもらえるように、今の地球の環境を守っていけたらいいなと思っています。一人一人にできることは限られていますが、できることをやるかやらないかで結果は大きく変わってくるのだと思います。(田植えについて記事はこちら。筆者も参加しました)
ゲットイットは、「SustainableComputing®」を提唱し、ITハードウェアの持続可能な運用を目指し、循環型社会の実現に貢献していきます。
だって、魚が釣れなくなったら困りますからね。