今回は、CHRO(最高人事責任者)の千葉さんに、CHROに就任されるまでのキャリアの変遷や、CHROとしての想いについて語って頂きました。
――早速ですが、ジオブレインに入社するまでのキャリアを教えてください。
1社目はガラケーのキャリア公式サイトと言われる課金コンテンツを作っている会社へアルバイトで入社しました。なぜアルバイトだったかというと、大学生で就職活動をした時にどうしても映画の仕事がしたくて、映画業界しか受けなかったのですが、案の定全社落ちてしまいました。
それでも諦めきれず、未経験でも映画に携わる仕事がないか探していたところ、映画レビューと上映映画館の情報を発信しているメディアの運営業務をアルバイト募集していたので応募し、運良く採用してもらえました。簡単なコーディングやCMSを使ったサイト更新を担当し、Photoshopを駆使して画像加工なども行っていました。
ただ当時は日常的にパソコンを使った経験もなく、もちろんコーディングや画像加工のスキルも無く、社員の方に教えてもらうものの全く仕事が出来るようにならず、半年でクビになってしまいました。
その後、同じモバイル業界であった前職に営業事務としてアルバイトで入社しました。営業職の先輩社員の元で請求書の発行や支払い管理をする傍ら、前々職の経験を活かして、CMSを使ったサイト更新のお手伝いも行っていました。前々職でクビになってしまったことがとてもショックだったので、とにかく自分ができることを増やすために、何にでも挑戦してみる・精一杯取り組んでいたところ、前職で部長を務めていた角原さん(現:ジオブレイン執行役員)から営業職として社員にならないか、とお声がけ頂き、正社員としてのキャリアがスタートしました。
その後5年ほど経って、前職で3回ほど親会社が変わったこともあり、前職のメンバーと一緒にジオブレインに移ることになります。
――ジオブレインに移ってから大変だったことはありますか?
前職はモバイル業界に特化していたため、WEB全般にわたる事業や仕事の範囲の広さに、当初は知識も経験も追いつかず、かなり大変でした。入社してから半年ぐらいは自分が何をやっていいか全くわからないという状態が続きました。
ただ、事業部の他の社員は忙しい状況であったため、少しずつ案件へアサインされるようになり、そこから、目の前でお客様が困っていることに対して全力で向き合う、という前職でもやってきたことを実践し続けた結果、お客様からも頼ってもらったり数字もついてくるようになり、会社の人からも私が頑張れる人なんだと認知されるようになりました。
そこからは、ただひたすら目の前のお客様が困っていることに向き合い続けてきた結果、次第に役職もあがっていきました。
――お話を聞いていると千葉さんはお客様と向き合うことが非常にお好きだと思うのですが、CHROという社内に対しての仕事に就いたときはどのような感想を持たれましたか?
確かにお客様を受け持つこと、お客様のお役に立つことを考えて行動していくことが大好きです。ただ、数年前から、今後のキャリアについてものすごく悩んでいました。もっと経験を積みたい、スキルを身に付けたい、個人としてもっと成長したい、という想いがある中で、正直今までやってきたプロジェクトマネージャーとしてのキャリアの10年後、20年後が想像できませんでした。
とはいえ、今のジオブレインでロールモデルとなるようなポジションもなく、漠然と悩んでいた時に、代表の南部から会社の採用や教育について一緒に考えてみない?と声をかけてもらいました。
自分自身、プロジェクトを回しながら採用活動もする、というのを何年もやってきたからこそ、事業と採用の兼務の大変さを理解していました。だからこそ私がCHROになることで一人でも多く、その大変さで苦しんでいる社員を助けたいと強く想うようになりました。
自分にできるかなと不安はもちろんありましたが、自分のキャリアにもプラスになるだろうとも思っていました。
――CHROとして感じている大変さはどういったところでしょうか?
正解がないこと、明確なゴールがないことについて取り組んでいくことでしょうか。
これまでの仕事は悩みを抱えたお客様が目の前にいます。その悩みの解決に向けて、考えて動いていくというのが明確にあるのですが、今のポジションの場合、社員のためになることが何かを、自分で考え実行する必要があります。
ただ、その取り組みが本当に社員のためになっているかの正解が無かったり、反応が分かりづらかったりします。また、下手をすると悪い方向に社員の人生を変えてしまう可能性すらあります。だからこそ、どうしても慎重になってしまう部分はありますね。
――CHROとしての千葉さんの今後の方針をお聞かせください。
社員がいかに働きやすくなるか、を今後より一層考えていきたいと思っています。ありがたいことにジオブレインは社員に恵まれており、責任感が強く、自分の仕事を全うする気持ちが強い方がたくさんいます。それゆえに皆日々忙しく働いています。
だからこそ、社員一人ひとりが人生をより豊かにできるためにジオブレインができることを考えていきたいです。仕事との向き合い方は人それぞれだと思いますので、心も身体も健康に仕事に向き合っていける環境作りをしていきたいです。カルチャーマッチした人材を採用する、新たに入社した人がいち早く活躍できるようなオンボーディングプログラムを検討する、既存社員がステップアップできる教育プログラムを検討するなどの人事に関わることはもちろんですが、業務を効率化するための生成AIの活用や過ごしやすいオフィス環境の検討など一般的な人事の枠を超えて社員のためになることを考えていきたいです。
――ずばり、社員にどうなっていって欲しいとお考えですか?
ジオブレインは新卒採用や第二新卒採用も行っており、20代・30代の若手社員も多数在籍しています。そんな社員に思うこととしては、自分の力で将来を選択できる人になって欲しいと思っています。年齢が若いうちは将来の選択肢ってたくさんあると思うのですが、年齢を重ねた時に、自分ができることも理解した中でやりたい仕事・望む働き方を掴みとるって売り手市場の昨今でも意外と難しいと思っています。特に30代・40代になればライフステージの変化も多く、自分一人で決められることも少なくなってくるでしょう。そうなった時にでも、満足する選択ができるようになってほしい。そのためには、20代・30代のうちにできるだけたくさんの経験を積んでできることを増やしてほしいと思います。
――最後、ジオブレインを受けようと思っている人に一言お願いします。
ジオブレインは、仕事を通して成長したい、仕事と一生懸命向き合いたい、という想いがある人には最高の環境があると思います。お客様からいただく課題や要望は多種多様で、決められたものを決まった形で売るのではなく、お客様のために出来ることを考え実行する。自由度が高い分、常に新しいことを勉強し、これまでの経験を活かしながらその時に考えうるお客様にとって一番よいモノ・コトを追求することが求められます。
もちろん一人でできることには限りがありますので、社内外問わず協力してくれる人を巻き込みながら。経験が浅いうちはついていくだけで大変かと思いますが、先輩社員たちも未経験から始めてだんだんと大きなプロジェクトを担当するまでになっています。
将来の選択肢を増やすために頑張りたい、どの業界でも通用するスキルを身につけたいという想いがある方はお気軽にご応募ください!ジオブレインに入社すると将来どんなスキルが身に着くのか、どんなビジネスパーソンになれるのかをお伝えさせていただきます。