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「"人生は1度きり"だから」元エンジニアは東北の悩む人々のそばで、同じ方向を向く。

こんにちは!株式会社funakuのインターン生の工藤朱里です。

今回は代表取締役である鈴木 悠介さんにインタビューをして、ご自身の過去を振り返ってもらいながら価値観想いについてお聞きしました!



鈴木 悠介(すずき ゆうすけ)
代表取締役。株式会社アシストにて、8年間経営企画を牽引。全社戦略チームリーダーとして、Marketing、Human Resources、Accounting等の各領域を横断する変革プランを企画・推進。その後、Uターンで仙台に戻り、起業支援やベンチャーキャピタルを主事業とする株式会社MAKOTOに参画。地銀と連携したスタートアップコミュニティの形成、UIJターン起業支援、副業人材を通じた関係人口創出事業等をリード。2020年1月に株式会社funakuを設立。




                Q1.

運営ブログの記事では「首都圏にいながら間接的に課題に触れる中で、当事者として課題解決をしたいという想いが徐々に強くなった」とおっしゃっていましたよね。

その想いを一段と強くした出来事は何かありますか?

―想いを一段と強くしたというより、漠然としていた全体像の根幹部分以外が徐々にそぎ落とされていって、本当にやりたいことが明確になったというのが近いかもしれない。元々はソーシャルビジネスをやりたくて、友人とNPOを立ち上げました。フィリピンのモリンガ(栄養価の高いスーパーフード)の輸入事業で、フェアトレードの取引量に応じてフィリピンの現地NGOと日本のこども食堂にお金が寄付される仕組みを作っていました。仲間と一緒にビジネスを作っていく過程で社会課題解決に少し寄与できている気がして、とっても楽しかったですね…!


当時から精力的に活動されていたのですね!

ーそうですね。でも、そういったやりたいことへのトライアル自体は意味があったんですが、直接的ではないというか、あまり東北には関係なかったんですよね。他には、東北に関するネットワークイベントやセミナー、被災地のフィールドワークにもよく足を運んでいました。当時の自分なりに色々もがいて、東北に対して何かやっている風な感じを出しただけで、直接的な貢献にはかなり遠かったと思います。

そこで出した答えは、まずUターンして課題の近くにいること。目の前のキャリアを変えてでもやりたいのかと悩みましたが、人生一回だし、選んだこの道を良い道にしていくしかないと。地域で「不」を持つ人々のそばにいて、同じ方向を向いて一緒に考えたいという気持ちが強かったです。


運営ブログはこちらから→株式会社funaku|人・組織・事業の「不」を解決する




                Q2.

起業する「前」と「後」でご自身の心境の変化はありましたか?

ー根幹の変化はありませんが、やりたいことの解像度が高まって詳細化ができてきたと思います。起業当初は「やるぞー!」という感じよりは静かに始めたんですよ。週3日くらい働いて、週2日は地域の企業さんのお話を聞いて回ったりして。最初はまず川の流れに身を任せてみて、行き着いたところに居場所を求めたいなと思ってました。


なぜ行き着いた先に居場所を求めたのですか?

ー川の分岐点であっちだな、こっちだなと選んでいく中で心地よい場所に行けるんじゃないかなと思ったので。これを繰り返していくと、道を選んでいくときに判断は自分の根幹に依ることが多いと気づいて、そこからは与えられた選択肢を選んでいくだけだとしっくりこないと感じるようになったんです。

地域に散在する課題を解決していきたいと考えた時に、他の先駆者の方々が築いてくださった道を参考にしながらも、自分で選択肢を作っていくことが大切なんだと気づきました。社会的な潮流がある時でも自分らしくないなら無理に乗らなくていい。やりたいことベースで進んでいった方が楽しいですし。




                Q3.

学び続けてきたこれまでと、新たな学びに挑戦する理由を教えて下さい!

―やりたいことがあるときに、必要なことを学ぶことから始めることが多いんです。学生時代は青年海外協力隊やNGOをやりたい気持ちがあって、長期休暇の度にインドやモンゴルなどの現地で海外ボランティアをしてました。帰国後に学生ができることを考えて、日本語教師の免許を取って周囲の外国の方に教えていたり。

経営を学び始めたのも、ソフトウェアのエンジニアをしていた当時、結構システムトラブルの対応をしていたんですが、そもそもの原因は何かを考えた時に予算配分だったり、事業方針だったりに原因があることが多くて。その時の必要性を感じて学習し始めた感じですね。

(塩竃市へのフィールドワークでの一コマ)


近々、海外の大学院にご入学予定だとお聞きしました!

ーはい。次はアカデミックな視点からサステナビリティを学んでみたくて、ディスタンスラーニングで海外の大学院を目指したいと考えてます。今、十数年ぶりに英語の勉強を再開してます。(笑)現在塩釜プロジェクトで実践的な取組みは着手できつつあるんですけど、世の中から広く学びながら進めていきたい。全体的に「学びたい!」よりかは、「必要だからやる」に近いですね。それは自分の中でのサイクルになっているかもしれない。



                Q4.

最後に、事業や塩釜のプロジェクトに限らず、悠介さんを突き動かしているものはありますか?

ー「普通の人をさらに幸せにしたい」というよりは、「苦痛や不安を感じている人たちの助けになりたい」と思っています。使命感と言うと仰々しいですが、やはりそういう人のためには力が湧きますね。

funakuというのはお客様に対してだけではなくて、メンバーの抱えている「不」も解決していきたいと思っています。人はコンプレックスを抱えていたり、挫折があったり、他人に言えないことってたくさんありますよね。第一にメンバーの「不」を無くしてチームをつくっていくことで、社会の抱える「不」の解決を目指せると考えています

(創業初期、米沢市へのフィールドワーク時の写真)

以上でインタビューは終了です。ご協力いただいてありがとうございました!!


余談ですが、悠介さんの最近の趣味が「料理」だそうです!

中でもローストビーフが得意だそうなので、いつか食べれる日が来るかもしれません(笑)

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