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新卒社員向けの研修って何するの?? - フラーのオンボーディング施策のご紹介

フラーは2021年度、新卒入社のメンバーを迎え、初の本格的な新卒研修を実施しました。
そこで今回は、実際に研修を受けたメンバーに「新卒研修の具体的な内容」「受けてみた感想」などを聞いてみました。

久保 楓(くぼ かえで):新潟県長岡市出身。長岡造形大学造形学部視覚デザイン学科卒業。2021年フラーへ入社。

フラー入社の経緯

━━フラーに入社した経緯を教えてください

久保:
当時通っていた大学の合同説明会に、フラーが来てくれたことが最初のきっかけです。
説明会では、フラーが公式アプリを開発した「長岡花火」の、現地のゴミ拾いにメンバーが参加した話など、プロジェクトに携わる際の当事者意識の話をされていて、すごく共感や納得がありました。デザインやプロダクトに関わる人間として、それはすごく大事なことだとな感じて。

一般財団法人 長岡花火財団|事例紹介|フラー株式会社
一般財団法人 長岡花火財団と共同で開発・リリースした『長岡花火公式アプリ』の事例紹介です。フラーはアプリ企画、モバイルアプリ、PR動画について支援しています。
https://www.fuller-inc.com/works/nagaoka-fireworks

(長岡花火アプリ開発事例紹介:「たった4時間を最高にするアプリ」)

社会人になってプロのデザイナーになったとき、私も自分の作ったデザインの意味をきちんと説明できるようにしたいし、その前提条件として、当事者意識を持ってプロジェクトに関わりたいなと。

すると、研究室の先生が「フラーはアルバイト募集しているよ」と教えてくれたので、連絡をして会社見学に行かせてもらって、そこからアルバイトをすることになりました。
ちなみに、オフィスの会議室に行ったときは、会長がハンモックで寝ながら仕事をされていて……(笑) それも含めて、フラーは全体的な雰囲気がすごく自分にとって好ましかったです。

アルバイトは一年間ほど、週2稼働のペースでやっていました。長岡の大学にいたので、新潟オフィスかリモートでの出社です。ちょうどコロナ禍も始まっていたので、リモートが多めでしたね。
そして、この春から新卒として正社員に、という流れです。

就職のとき、正直なところ他に迷った企業もありました。
条件や仕事内容、職場の雰囲気などフラーと同じくらい魅力的で……でも、働く環境を考えたとき、フラーがいいなと。フラーと迷っていた企業は都心にあったのですが、その近辺に住んで毎日働くということを考えたとき、満員電車もないのびのびした環境のフラーの方が、自分にとって理想に近いなと思いました。

新卒研修の具体的な内容

━━フラーの新卒研修は、どんな内容でしたか?

久保:
4月いっぱいを期間とし、ビジネスマナーや社会人の心得の習得に加え、フラーという組織への理解を深めること、そのメンバーとしての自覚を持つことを目的として、各種講義の受講とワークショップを行いました。

講義は、外部でのビジネスマナー研修などもありましたが、メインはフラーの先輩がたが講師となって開講してくださった、フラーオリジナルのものです。
講義を聞いて、それをしっかり自分なりに咀嚼して、文章として整理してアウトプット。そして、それをオンボーディングの期間に何でも投稿できるSlackの専用チャンネル(通称、オンボーディングチャンネル)に投稿していきました。
受けた講義は、全部で12個。

(編集注:全講義タイトルは以下)
就業規則・社内ルール
企業理念
社史
事業内容・組織紹介
メンバー理解
社会人の心得
ビジネスマナー
基礎文章力
プレゼンテーション
エンジニアリング
プロジェクトマネジメント
デザイン
営業・提案書作成
データサイエンス

どれもとても勉強になりましたが、特に印象に残っているのは、「データサイエンス」と「基礎文章力」の講義です。少し前まで学生だった、社会人なりたての私に合わせてスライドを作ってくださっていて、わかりやすかったです。

なお、講義は全てオンライン。リンクも社内でオープンになっていて、先輩社員も一緒に聴いてくださっていました。保護者席が後ろにあるみたいな(笑) 賑やかで、一人だけど一人じゃない感覚で……おかげでリラックスできました。


━━研修の後のワークショップは?

久保:
先輩メンバーの一人をクライアントと仮定して、プロダクト作りを行いました。
課題は、「新卒向けの採用ページ作り」です。期間は一週間の予定で、実際には、私の事情で五日間くらいになりました。

初日はクライアントヒアリングや事例調査。
二日目は、ユーザーとなる実際の学生さんにヒアリングして、コンセプトをさらに調整。
制作に入ったのは三日目からです。三日目に枠組みを組み、四日目でグラフィック面などを作りました。そして、最終日にプレゼン資料を作って発表です。
実際のプレゼン資料は以下。

(プレゼン資料の一部を抜粋)

工夫した点としてはまず、「フラーに新卒で入ったら、2,3年後の未来にはどうなれるのか」をすぐ目に付くところに置いたこと。これは、学生さんへのユーザーインタビューで得た知見です。

一番力を入れたのは、クライアントが持っている要望や叶えたいゴールを聞いて、それをどうデザインで叶えるか考えて、デザインに落とし込むこと。
クライアントの「フラーはすごくヒトを大事にしている」という言葉から、"温かみ"をコンセプトに組み込んで、手書きのあしらいを入れたり、ビビットになりすぎない色味を使うことなどを意識しました。

なおワークショップでは、先輩メンバーがそれぞれディレクター役、エンジニア役として私とチームを組んでくださいました。
コンセプトで困っているときはディレクターに相談したり、デザインを作ったけどこの仕様は可能なのかわからない、というときはエンジニアに聞いてみる……そんな体験にすることができました。クライアントワークの、一連の流れを体感できたように思います。

アルバイト時代は、ここまでの経験はしていませんでした。他のデザイナーの方がいて、その方を助ける形での業務だったので、自分で主体的にエンジニアやディレクターとデザイナーとして話すことはなかったです。なので、今回のワークショップはすごく大きな経験になったと感じています。

新卒研修を受けてみて

━━入社前に抱いていた「新卒研修のイメージ」とは、違いはありましたか?

久保:
いい意味で違っていた印象です。
『研修』なので厳粛というか、カチッとした感じだと思っていたのですが、過度な緊張のないフレンドリーな雰囲気でした。

また、今期の新卒社員が私ひとりなので、ワークショップをやるというのもイメージにありませんでした。新卒同士でチームを組んでワークショップは珍しくないのでしょうけれど、先輩メンバーと組んでというのは新しい体験だと思います。

━━フラーの新入社員研修について、良いなと思っていることを教えてください

久保:
新卒としては自分一人だったのですが、いろいろな方々が気にかけてくれて孤独感がありませんでした。また、楽しいと言ってしまったら軽くなってしまいますが、緊張せずに取り組めたこともすごくありがたかったです。

講義形式も、ただ資料を配るだけではなく、実際に先輩メンバーが講師となってこちらの反応を見て話してくれたので、理解がしやすかったですね。

━━さらによりよくするためには、どんな改善が必要だと感じましたか?

久保:
強いて言うなら、ワークショップで、オフィスが違うためオンラインで繋がっている先輩メンバーには、「ちょっといいですか?」と声をかけるのが難しかったです。タスクの兼ね合いもあって難しいとは思うのですが、ワークショップメンバーは同じオフィスがいいかもしれません。

また、来年もし新しくまた新卒のメンバーが入ってくれるのであれば、自分が新卒入社・新卒研修経験者として、いろいろ声をかけてあげたいです。それは自分にしかできないことだと思うので。

━━目標、抱負を教えてください

久保:
デザイナーとして頼られる存在になることです。
今はまだ他のデザイナーさんのお手伝いがメインですが、自分がメインデザイナーとしてお仕事を任せられるようになったとき、「久保さんにお任せしてよかった」と言ってもらえるようなデザイナーになりたいですね。
それから、新卒の後輩が出来たら、良い先輩になりたいです!

フラーでは、新メンバーを随時お迎え中。ご興味お持ちいただけましたら、こちら↓の採用ピッチ資料もぜひご覧ください。

採用ページ↓もぜひ覗いてみてください!

採用について | フラー株式会社
フラーは『世界一、ヒトを惹きつける会社を創る。』というユメに挑戦し続け、アプリとデータをテーマに事業を展開するIT企業です。柏の葉キャンパスと新潟に拠点があります。
https://www.fuller-inc.com/career/recruit

フラーの制作実績の一部をポートフォリオにまとめ、Cocodaに掲載しています

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(インタビュー・写真:坂詰、文章:平山)
※なおこの記事は、フラー公式note「フラーのデジタルノート」に掲載中の記事を転載したものです。

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