実績・事例 - 株式会社フロンティアコンサルティング
「ワークプレイス構築」「ビル資産価値の再構築」「サードプレイス構築」は、フロンティアコンサルティングへ。東京、札幌・名古屋・大阪・福岡など国内外の拠点より、お客様が求める幅広いニーズに的確にお応えしながら、「働く人」がより輝くことのできる空間をつくっていきます。
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「学生時代に描いた“まちづくり”の夢が、会社の成長と共に、今まさに現実になろうとしています」
そう語るのは、フロンティアコンサルティング(以下、FC)のデザイン部で次長を務める二瓶。彼のキャリアは、建築の奥深さに魅了された大学・大学院時代、そして「個の力」が試された上海支店の立ち上げ期を経て、現在は約100名の設計部隊を率いる立場へとステップアップしてきた。11年間フロンティアコンサルティングで働いてきた彼だからこそ知る“チーム”で働くことの魅力と、彼が見据える未来に迫ります!
二瓶 哲也 / デザイン部 次長(※取材時はグループ長)
茨城県つくば市出身。東京電機大学 工学部建築学科を卒業後、同大学大学院を修了。2015年に新卒でフロンティアコンサルティングに入社。東京本社での勤務を経て、上海支店の立ち上げ期に3年半参画。帰国後、チーム長・グループ長を経て、現在は次長としてデザイン部を統括する。2児の父であり、休日は子供と遊べる建築を見に行くことが楽しみ。
昔から絵を描いたり、工作をしたり、手を動かすことが好きでした。ただ、高校時代は「ものづくり」そのものよりも「地理」が好きで、都市の特性などに興味があり、それが今の「まちづくり」への関心に繋がっています。
高校卒業を控えて「ものづくり」を仕事にしたいと考えたとき、プロダクトデザインなども調べましたが学校が少なく、結局、ご縁があった大学の建築学科に進学しました。大学で建築を学ぶうちに、さらに深く研究したいという想いが強くなり、そのまま大学院へ進んだんです。
大学院では専攻をさらにスケールアップさせ、建築単体というより「まちづくり」や「都市計画」の研究室に所属し、瀬戸内海の集落を研究するフィールドワークなどを行っていました。
はい、アトリエ系や組織設計事務所など、いくつか経験しました。特に夫婦で経営されている小さな事務所でインテリアに関わった経験は大きかったです。大学院で「まちづくり」という壮大なテーマを研究する一方で、その壮大さゆえに「自分のクリエイティブを落とし込むのは難しい」という現実も感じていました。その点、インテリアは自分が考えたことがすぐにカタチになると気づいたんです。
はい。ちょうどその頃、Googleに代表されるような先進的なオフィスのデザインを見て、「こういうオフィスって、どういう人たちが作っているんだろう?」と純粋に興味を持ちました。学生時代に感じていた「まちづくり」と「インテリア」の間の、ちょうどいいバランスが「オフィス」にあるんじゃないか、と。不特定多数ではないですが、多くの人が働く「場」を創ることは、ある意味「まちづくり」に近いなと感じ、この業界を調べ始めました。
まず、メーカー系ではなく、「設計」をメインにやっている会社を探しました。その中で何社か見ましたが、他社は入社してからの下積みが長そうな体制に見えたんです。当時のFCは、今と比べて会社の規模もまだまだ小さく、「誰にでもチャンスがある」環境だと感じました。「ここなら、自分が入った後に色々やれそうだな」と、その裁量権の大きさと挑戦できるタイミングに一番魅力を感じ、入社を決めました。
最初の半年はサポート業務がメインでした。そこから小規模なエントランスのデザインなどから担当し始め、2年半経つ頃には、設計担当者として責任を持ってプロジェクトを動かせるようになっていました。
入社1年半経った頃に会社から「上海支店に行かないか」と声をかけていただきました。支店の立ち上げ期で、若手の設計担当が必要だったそうです。上海支店は私が入社して半年後にできたばかりで、私より1〜2年上の先輩が2人、何も仕事がないところから関係づくりをしているようなタイミングでした。
海外での設計経験はなかなかないチャンスですし、「せっかくだから行こう」と決めました。ただ、当時はビザの要件(実務経験2年以上)を誰も調べていなくて、自分で行く予定だった2年目のタイミングで調べて発覚し、結果的に2年半後になった、ということもありましたね(笑)。
中国語は全く喋れなかったですし、英語も中学生レベルでした。ただ、お客様は日系企業がメインでしたし、現地の中国人スタッフは日本語が堪能だったので、業務上のコミュニケーションは問題なかったです。大変だったのは、現場の職人さんとのやり取りや、日常生活ですね。買い物ができるくらいの中国語は、なんとか覚えました。
非常に大きな経験になりました。最大の違いは、中国の法律では、私たちのようないわゆる海外の会社は「施工(工事)」ができなかったことです。
日本では設計と施工をセットで請け負うのが主流ですが、中国では「設計」と「プロジェクトマネジメント(PM)」しかできなかったんです。必然的に、その領域だけでどうやって仕事を取るか、どう価値を出すかを考え抜く必要がありました。
YKK様やコニカミノルタ様、富士フイルム様といった大手企業の大型案件を毎年担当する中で、そのノウハウを学びました。実は、この時上海で培った「設計・PM」業務だけを請け負うノウハウが、のちに日本国内で同じようなサービスを立ち上げる際のベースになっています。会社にとっても新しい挑戦のベースを海外で作れたのは良かったですし、私自身も、その経験を持って日本に帰ってこられたのは大きな財産になりました。
▼施工事例
上海には3年半いて、大きな案件が一区切りついたタイミングで2020年に帰国しました。帰国後はチーム長として、自分で案件も持ちつつ、5〜6名の部下を見るプレイングマネージャーを経験しましたね。現在はグループ長として、3つのチーム(約30名)を統括する立場です。設計部全体が約100名なので、その約3分の1を見ている計算になります。
自分の案件の割合は5〜6割ほどで、残りは管理職としての業務です。チーム長のマネジメント、設計の成果物のクオリティチェック、部全体のルール策定・浸透、そして営業側と連携した案件のアサイン調整などを行っています。
「どんな仕事でも楽しむ」ことです。設計の仕事は、クリエイティブで考える面が注目されがちですが、実際はそのベースに、地道な調整事や膨大なコミュニケーションがあります。ずっと面白いことばかりではないからこそ、「出来上がるところを想像しながら、この地道な作業をどう面白くしようか」と考える。そうしないと、最後まで良いものを作り切ることはできないと考えています。
意識的に、プロジェクトが完了した後もお客様との接点を持つようにしています。設計者は、どうしても営業担当に比べてお客様との窓口が限られがちです。ですが、例えば北海道のドーコン様というお客様とは、上海時代から3年半にわたる長期プロジェクトをご一緒したご縁で、完了して2年経った今でも北海道でお食事をご一緒したり、自由にオフィスに出入りさせてもらったりする関係です。
▼株式会社ドーコン様 本社ビル
長く密なプロジェクトになればなるほど、設計者もお客様と直接深い関係性を築くことができます。そうやって実際に「使っている声」を直接聞くことが、次の経験に活きてくる。ものづくりをして終わり、ではなく、その後の使われ方まで知っていくことを意識しています。
学生時代に原点として持っていた「まちづくり」や「地域貢献」に、会社の事業として本格的に関われるようになってきたことに、大きなやりがいを感じています。
私が入社した頃は、まずオフィス事業を確立させるフェーズでしたが、会社の規模が大きくなり、ここ数年でオフィスという枠を超えて、地域に関わる施設作りなどの取り組みが実際に始まっています。自分がやりたかったことが、会社の成長によって体現できるタイミングに来ている。これは非常に嬉しいことです。
私が入社した当初、会社として外部のデザイン賞に応募する文化はあまりありませんでした。ですが、デザイナー個人の実績や目標、そして組織全体のモチベーション向上のために、まずは私自身が率先して「日本空間デザイン賞」などに応募し、幸いにも入選(自社オフィス、バンザン様案件)することができました。
そうですね。最近では、私だけでなく若手のメンバーでも賞を受賞する事例が出てきています。チームとして成果を出すことと、デザイナーとして「個」の実績を追求すること。その両方ができる環境が、良い文化として根付いてきていると感じますね。
チームや部署としては、多様な目標を持てる環境を作っていきたいです。私のように「まちづくり」がしたい人間もいれば、純粋に「オフィスのインテリアを突き詰めたい」という人間もいます。どちらか1つの目標を押し付けるのではなく、色々な目標を持つ仲間が、それぞれ活躍できる場所を作ること。それが今の私の役割だと考えています。
もちろん、設計部としては物事を「細かく突き詰めて考える」ことが好きな人に向いています。ただ、それ以上に私たちが求めているのは、「協調性」があり、相手を理解した上で「主体的」に動ける人です。設計だけの仕事ではなく、営業やCM、お客様、そして職人さんたちを巻き込んで引っ張っていく能力が求められますから。
「こういう人じゃなきゃダメ」というスキル制限はありません。全く違うジャンルの強みを持っている方が来てくれるのが一番嬉しいですね。根本として、相手を理解し、協調性を持って、自ら主体的に動ける人。そういう方と、ぜひ一緒に働きたいです。