- バックオフィスBPR
- webアプリケーション開発
- カスタマーサクセス
- Other occupations (82)
- Development
-
Business
- バックオフィスBPR
- プロダクトマネージャー
- Product Manager
- PM
- プロダクトオーナー
- 労務事務
- Corporate
- 社員登用あり
- 代理店Revenue Oper
- 法務
- 中途リクルーター
- 人事企画
- 経理
- エンジニア採用/マネージャー
- IR
- リスクマネジメント/内部統制
- 事業開発・M&A担当
- インサイドセールス
- 人事労務導入コンサルティング
- セールスマネージャー
- 法人セールス/新規事業
- 営業推進・企画
- 事業企画マネージャー候補
- 事業開発
- 新規事業立ち上げ
- 中堅・大手向けセールス
- CorporateDevelo
- IT業界未経験OK/SaaS
- コンサルティングセールス
- 中小企業向けソリューション営業
- 東京・大阪/インサイドセールス
- Business Development
- セールス/マーケ/事業開発など
- セールス/関西勤務
- セールス/東京勤務
- 新規事業/法人セールス
- 事業開発マネージャー
- カスタマーサクセス
- パートナーセールス
- 法人向けPRマーケター
- StrategyPRマーケター
- 新規事業開発・立上げ
- Marketing / Public Relations
- プロダクトマーケター
- PMM
- CRMマーケティング
- ポジションサーチ(マーケター)
- 新規事業マーケティング
- SMBセグメントマーケ企画
- リードジェネレーション担当
- BtoBマーケター
- パートナー事業部 PMM
- マーケティング
- Other
中国でファッションや人材紹介などの企画職を経験してきたvivi。事業企画に魅力を感じたものの、自らの能力不足を感じ、来日して勉強することを決意しました。freeeに出会い入社してからも、新たな挑戦を止めないviviは、どのように成長を遂げてきたのでしょうか。
ビジネスを学ぶため、親しみのある日本にやってきた
(2011年4月、上海で就職したアパレル商社のカタログ撮影現場。viviは一番右)
上海の大学では日本語を、ロンドンへの留学でファッションを学んだ周薇(vivi)。双方の能力を生かし、最初に就職したのは上海に現地法人を置いた日系アパレル商社でした。
vivi 「2年弱のあいだ、研修講師としてヘアメイク・エチケットなどを教えていました。それからさらなる挑戦がしたく、転職して日系アパレル商社で新規顧客開拓の法人営業、商品企画と物流調達のMD(マーチャンダイザー)などを経験しました。
さらなる挑戦のため転職をしたのですが、会社の路線変更などが続き、会社を転々することになったんです。当時は安定したいなという気持ちがありました」
転職エージェントに誘われて企画職に就いたのは、そのときでした。
vivi 「日系企業の人材紹介の現地法人で、事業企画として働きました。これが大当たりで好きで得意な職業が見つかったと思いましたね。
ただ、さまざまな業務を経験する中で自分の実力不足を痛感するようになりました。当時は、能力不足のままハードルの高い仕事をしていたので、自分の成長につながっている気がしませんでした」
そこでviviは本格的にビジネスを学ぶため、来日を決意。2017年4月に来日し、慶應義塾大学のビジネススクール(KBS)に通い始めました。
ビジネススクールでの2年間は充実したものだったといいます。
vivi 「全日制のスクールだったので働けないし、バイトする余裕もないし、貯金はほとんどなくなりましたね。確かにリスクをとりましたが、将来への投資だと考えていました。
ファイナンス、マーケティング、会計、経済、組織、戦略など経営管理に関わる全般領域に関することを学び、2年次にはゼミでコーポレートファイナンスとコーポレートガバナンスを重点的に勉強しました。そして2019年3月に卒業し、MBA学位を取得することができました」
freeeとの出会いは、ビジネススクールの授業でした。
vivi 「会計の授業でfreeeのビジネスケースを紹介されました。講義は教科書じゃなくて、実在する企業をベースに行われていて、会計の先生がその教材として、freeeのCEO・佐々木 大輔にインタビューしていたのです。
比較的新しいSaaSモデルについて学べたのはよかったですね。そのときのfreeeの印象は、日本でイノベーションをリードしている斬新な企業だというものでした」
それからゼミで卒論を書きながら就活を始めたvivi。そこで中国と日本の転職事業のギャップに戸惑ったこともあるといいます。
vivi 「中国では転職はキャリアアップと捉えられますが、日本では転職が多いとあまり良い印象を持たれませんでした。
不安を感じる中、偶然にもfreeeからのスカウトメールが届いたときは嬉しかったです。事業企画という職種も前職の経験とぴったりで、面接を受け、入社が決まりました」
入社後、右も左もわからないまま大仕事に取り組んだ
(freee入社時)
2019年5月、freeeに入社したvivi。いきなり全社レベルの大きなプロジェクトに携わることになりました。
vivi 「プロダクトごとの事業計画を作成することになったんです。freeeはそれまで事業部ごとに計画を立てていましたが、それとは別軸の動きでした。
当時は会計freee、人事労務freee、申告freeeなどメインプロダクトからサブプロダクトまで含めると、62個ほどのサービスがありました。そこで私はプロジェクトメンバーの一員として、各プロダクトの今までの実績を出して、今後3年間でどういう伸び率で売っていくのか、一つひとつ検討していきました」
入社すぐ、会社の方向性にも関わる大仕事。そこには吸収しないといけない知識や、考慮しないといけない事情が多々あったといいます。
vivi 「私は当時まだプロダクトすら知らなかったので、各プロダクトで何ができるのかを勉強しながら、実績を精査していました。もちろん会計知識も吸収しながら。
また、いろいろな社内事情がわかってないまま、全社プロダクトの短期・中期計画をつくることの難しさを感じました。情報とステークホルダーが極めて多い中、何が必要か自分で考えて探していかなきゃいけない大変さがありましたね。
さらに今まで触ったこともないSQLもゼロから勉強し、欲しいデータの抽出と分析を身に付けました」
viviの業務がfreeeに与えたものは、大きなインパクトとなりました。
vivi 「プロダクトの事業計画が完成すると、事業部ごとだけでなく、プロダクトに関する投資額が決められるようになります。以前より複合的な目線で事業計画を立てたり、プロダクトを担当しているPMの責任を明確にできるようになりました。社内では前例がなく、参考にするものもない業務に携われたことで、自分自身たくましくなったと思います。
今までずっと枠の中で仕事を展開してきましたが、freeeはいろいろな意味でやり方が自由。枠がない分、自分で考えないといけないことが多いですが、誰もやったことのない前例をつくっていくチャンスは社内にたくさんあると思います」
事業企画は、血液を送り出す心臓だ
(社内の交流会。viviの隣にはCEO・佐々木大輔)
さらにプライシング、事業部生産性トラッキングなどさまざまな業務も並行して行ったvivi。
2020年1月からは事業企画内で部署を移動し、事業部に関わるさまざまな業務を行っています。
vivi 「2021年現在は、担当事業部のKPIに照らし合わせた数字をまとめ、必要とされたときに最新の情報を出せるよう、常に準備しています。私が出した現場の数字を見て、事業部のマネージャー、経営企画や財務が来Qの予算や目標を策定・修正し、次の施策を決めるなど会社としての次のアクションにつながっています。
それ以外にも横断事業企画として、既存ユーザーのリテンション企画を担当しています。具体的にはユーザーさんにfreeeを使い続けてもらうためにいろいろな施策を考え、私は求められた数字を出したりしています。
また担当部署の現場オペレーションを構築・メンテナンスして、各活動の成果を効果的に高める役割も担っています。セールスが商談で売上を立てたあとの見積書を送ったり、特典のAmazonギフト券を送ったり、現場周りですね」
viviは事業企画の業務を人体で例えると、『心臓』のようだと言います。
vivi 「大まかにいうと、 freeeの事業企画は経営企画と事業部の間にあります。
経営企画は会社の『脳』で、戦略などを考えるポジション。事業部は『手足』で、ユーザーに直接価値を届け、売り上げを立てています。
事業企画はその間に位置し、全社の目標と現場の数字をともに把握した上で新たな事業計画をつくり、予算を策定しています。まさに『心臓』ですね。見えないところで脳にも手足にも血液を輸出し、それが会社の原動力となっています」
臨機応変な働き方が求められる事業企画。とくに大事なのは現状の把握だと言います。
vivi 「細かくは部署によって違うのですが、たとえば役員や経営企画がトップダウンで決めた目標と、各事業部の責任者が割り出した売上の見込みを把握した上で、その真ん中で目指すべき数字を制定しています。
そのためには実績・KPIといった事業部の日々のファクトを把握しておかないといけません。だから会社で今何が起こっているか、広く理解していることが重要ですね」
さらに経営企画・現場の双方に情報を伝達するときにも、心がけていることがあると言います。
vivi 「経営企画は現場の事情に細部まで詳しいわけではありません。その一方で、現場も『どうして経営面でそういう数字を求められるのか』について正しく理解できていない場合があります。
そこで事業企画は両者の間の情報処理センターとして、必要最低限の言葉で、必要不可欠な情報の伝達と理解促進を促しています」
ひょんなことから司会をし、笑顔を取り戻した
(2020年7月、フリスピ司会時)
事業企画という仕事柄、頻繁に社内SNSに登場するvivi。
入社まもなく、その活動が社内イベントの企画・運営を行っているムーブメント研究所の目に止まり、予期せぬ仕事へとつながっていきました。
vivi 「全社集会での司会を任されることになったんです。話が来たときは、『私?』と驚きましたね。
というのも、入社してすぐ大きなプロジェクトを任され、正直テンパっていました。雰囲気も暗かったと思います。それは業務上、誰に何を聞けばいいかわからなかったり、それがわかってもチャットがいいのか、直接がいいのかなど細かいところで毎日躊躇し怯えていたからです。
それにビジネススクール時代のグループワークでも、プレゼンは人に任せることが多く、人前で何かするという経験はあまりありませんでした。それが500人を超える freeeの社員の前で司会をすることになるなんて、考えられないことでした」
それでも挑戦を選んだvivi。このチャレンジによって、何かが吹っ切れ、業務にもいい影響を及ぼすようになったと言います。
vivi 「司会をすることで、勇気が出るようになったんです。一言も喋ったことない人でも、『向こうは私のこと知ってるかも』と思って、いろいろな質問ができるようになりました。
また『明るいね』とか『ミーティングにいると雰囲気が変わる』と言われることが多くなりました。人に与える態度や、自らつくった佇まいは結局自分に返ってくると思うので、なるべく明るい雰囲気をつくって自分も気持ちよくいられるよう意識していますね。
司会をすることは一対一より何百倍の相手をするので、よりいっそう意識しなきゃなと思いました(笑)。それが司会を経験することで、よみがえったと思います」
今では社内でも随一の明るいキャラクターで知られるvivi。今後の目標を語ります。
vivi 「事業企画としては、関わっているすべてのステークホルダーにとって心強く頼りになれる存在になりたいです。
また全社集会の司会者は半年に一度変わるのですが、それは常にfreeeのカルチャーに新しい風を持ってくるという目的だと聞きました。せっかくなので、その役割もまっとうして、『私を選んでよかった』と思われるようになりたいです」