１はじめに

　フォレスト広報です。8月27日に開催された株式会社経営人事総研、社会保険労務士法人フォレストの20年卒学生向けのコンサルティング業務体験セミナーを開催しました。2名の学生と弊社スタッフが参加し、今回は「外国人留学生のアルバイト」問題について話し合い、私も参加者として一緒にディスカッションをしてきました。

２会社について

　「会社の未来を安心へ導く」をスローガンに掲げる社会保険労務士法人フォレストは、代表取締役である渡邉健吾が2012年4月に創業し、現在は顧問企業数約100社、従業員13名を抱える会社です。創業当初から「労務アドバイザリー事業」を中心に事業を拡大してきましたが、今月より外国人技能実習生の受け入れ支援の「外国人就労支援事業」と企業の中途・新卒採用、評価制度導入の支援をする「採用・人事評価コンサルティング事業」にも着手し、今後は企業や社会に更なる幅広いソリューションも提供していきます。

３イベント概要

　今回のセミナーでは、会社概要や代表取締役の渡邉についてお話をさせていただいた後、コンサル業務を体験するワークショップを行いました。近年話題の「働き方改革」や企業の障害者雇用問題、また兼業副業についてのテーマも用意してありましたが、今回は海外志向のある学生さんの参加だったため外国人留学生のアルバイト問題について話し合いました。国内では近年、アジア諸国からの「出稼ぎ」目当ての外国人アルバイトが増える一方で、「留学（勉強）」目的の外国人アルバイト数が伸び悩んでいます。国としては、将来を担っていくような優秀かつ有望な外国人人材を欲していますが、実際は単純作業に従事する労働者が多いなど課題が山積みとなっています。議論を進める中で「留学」と「出稼ぎ」の線引きが個人または国レベルで曖昧になっていることや、ビザや資格などの制度が複雑なこと、また勉強とアルバイトの両立の難しさといったさまざまな障壁が浮き彫りとなりました。約1時間のディスカッションで「正解」は出ませんでしたが、制度上の問題なども考慮しながら、クライアントの相談内容を的確に理解し、論理的に思考することの重要性を学ぶことができました。

４参加者の声

　私自身、社会保険労務士の業務内容や社会保険労務士法人フォレストが企業や社会に対して「安心を提供する」という仕事について知らないことが多くあったため、セミナー全体を通してとても良い勉強になった。将来やりたいことが明確でない人はもちろん、行く末が決まっている人にとっても非常に有意義なセミナーだと思った。