近年、多くの企業で導入に着手していると言われる『デジタル・トランスフォーメーション(DX)』。これまでのビジネスモデルではできなかったことが、DXの推進によって可能になると言われています。
それはフローレンスでも例外ではありません。
フローレンスが取り組む「親子の笑顔をさまたげる社会課題の解決」を、限られたリソースで、かつスピード感を持って実現するためには、デジタルの力が不可欠。
それは、デジタルが持つ特性により、より多くのユーザー(親子)に、より早くユーザー体験(新たな支援)を届けることが可能になるからです。
フローレンスのDXはどうあるべきか
このたび、フローレンスでは、アクセンチュア株式会社さんのコーポレート・シチズンシップ(社会貢献活動)の一環として、DX分野の支援を受ける機会をいただきました。
メンバーでまず議論したのは「フローレンスのあるべきDXの姿」。
フローレンスが解決に向けて取り組む社会課題は、前例がなく、複雑な事象が絡み合っているものです。そしてさらに解決策(ビジネスモデル)を生み出し、形にしていくまでのスピードも重視されます。
そのような社会課題解決のためのプロジェクトが多数走っているフローレンス。 複雑な事象を整理したうえで、適切な課題管理/成果物管理/予算やスケジュールの管理をしながらプロジェクトを推進できる人材が、今後ますます重要になってくることが分かってきました。
そこでアクセンチュアさんからは、フローレンスの社会課題解決力をDXで加速するため、プロジェクトマネジメント(PM)ができる人材育成にご支援をいただけることになりました。
「フローレンス特別版!DX人材育成プログラム」発進!
今回特別にフローレンス社員にご提供いただいたのは、アクセンチュアさんのDX人材教育のためのコンテンツ。
フローレンスの受講者は28名。WEB部門や情報システム部門などデジタル系の業務に携わるメンバーのほか、社内でデジタルを活用した業務改革に従事することが期待されているスタッフが選出されました。
研修の内容
○受講前診断
研修に入る前に、まずは「トレーニング前診断」に回答しました。 「MECE」「PoC」など、宇宙語のような言葉が連発する診断でした。 全39問でメンバーはヘロヘロに撃沈しましたが、これから学ぶ内容へのワクワクも芽生えました。
○受講内容
研修はオンデマンド方式の動画視聴形式の授業で、以下のカリキュラムでプロジェクトマネジメント(主にデジタル系)スキルを学びました。
- ロジカルシンキング
- クリティカルシンキング
- レポーティング
- デザインシンキング
- リサーチ
- アナリティクス
- ヒアリング
- プロジェクトマネジメント
- プレゼンテーション
- ファシリテーション
- サマリライティング
これを、週に2本ずつ、6週間程度をかけて学びました。所要時間は週3時間程度で、各週ごとに理解度確認テストがありました。
いざ始まった、しんどいけれど楽しい11本ノック!
毎週、2本程度の動画URLと理解度確認テストのURLが送付されるので、各自が取り組みます。日常業務をこなしながら動画視聴と理解度確認テストをこなすのは、しんどくも楽しく、ワクワクする学びの時間になりました。
そして苦戦しながらも全員が無事に視聴を完了し、理解度確認テストも終えることができました。28名全員、脱落することなく完走です!
受講後の社内の変化
変化① 自主的な振り返り会!
この豪華な研修を受け終えたメンバーにより、昼休み時間に自主的な振り返り会が開催されました。そこでは以下のような声が出ました。
「ロジカルシンキングのテストが難しかった!(分かる!の声多数)」
「アナリティクスの講座で習った部分を業務で実践したいが、まとまった時間がとれない。どうやったらよいのだろうか。特に”セコく進める工夫”というのを役立てていきたい。」
「クリティカルシンキング/サマリーライティングは、ちょうど知りたかった部分だった。言語化して学べたことで、自分の中にとても刺さった。」
「実践に落とし込むのはかなり意識しないと難しい。みんなどうやって意識してる?」
変化② さっそく仕事で実践
また、さっそく仕事に活かしているメンバーもいます。
「ユーザーインタビューをすることになり、「ヒアリング」の動画を見返してポイントをおさらいした、本番のインタビューでも注意点を生かして実施できた」
「プレゼンテーションスキルで学んだことを思い出しながら、スライドを直した」
などの声が聞こえてくるようになりました。
アクセンチュアさん、どうもありがとうございました。
本プロジェクトにおきましては、アクセンチュア株式会社さんに大変お世話になりました。オンデマンド方式の動画を提供いただいただけでも大変ありがたいものでしたが、このプログラムの消化に伴走してくださったうえ、さらに質問すると丁寧に回答もいただくなど、多大なご支援をいただきました。
そしてさらに、このメンバーがPMへの理解を深めるための参考図書リストも共有してくださいました。
冒頭でも触れたとおり、フローレンスが取り組む社会課題を解決していくには、デジタルの力を活用するのが不可欠。それも、表層的なことだけデジタル化するだけでは本質的な変革を起こせません。問題の構造から見直し、課題を整理し、プロジェクトを推進していく必要があります。
アクセンチュアさんにはこれまでにも、コーポレート・シチズンシップの活動を通じて「赤ちゃん縁組チャットボット『エナガさん相談員』」の開発などでご支援をいただいていましたが、今回もプロジェクトを推進するために大変役立つ考え方、実践的なスキルを教えていただきました。
改めまして、本当にありがとうございました。
アクセンチュア株式会社
アクセンチュアは、デジタル、クラウドおよびセキュリティ領域において卓越した能力で世界をリードするプロフェッショナルサービス企業です。40を超える業界の比類のなき知見、経験と専門スキルを組み合わせ、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズサービス、アクセンチュア ソングを、世界最大の先端テクノロジーセンターとインテリジェントオペレーションセンターのネットワークを活用して、世界120カ国以上のお客様に対して提供しています。
アクセンチュアさんのコーポレート・シチズンシップ活動で開発した”赤ちゃん縁組の相談チャットボット『エナガさん相談員』”についての記事はこちら。
社会課題解決とDXを強力に推進する、プロジェクト推進担当を募集中!
フローレンスでは、社会課題×DX推進担当を募集しています。
近年、コロナ禍や社会課題の増加・複雑化に伴い、デジタルを活用してサービスを届けたりオンラインで商品を提供したりすることで課題を解決しようという動きがあります。
本ポジションを応募される方には、データを活用して新しいユーザー価値を見出したり、社会課題×デジタルのアプローチを通じて社会課題に対するさまざまなソリューション創造の役割をお願いします。「社会課題解決×DX」は前例が少ないゾーンでもあるため、小規模でのプロジェクトの中で、小さなPDCAをたくさん回します。そのため、当事業部は仮説検証や効果測定を通じて試行錯誤しながら、チームメンバーと柔軟に対応を考えていく人材を必要としています。
この挑戦に一緒に取り組み、あなたの力をぜひ社会課題解決のために使ってみませんか?