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経産省「未来の教室」事業にて、クロスフィールズとフローレンスがデジタル教材共同開発―中高生がVRで「孤育て」問題などの社会課題を疑似体験

フローレンスはこのたび、NPO法人クロスフィールズ(東京都品川区、代表理事:小沼大地)と、「子育て家庭を取り巻く社会課題」について考える中高生向けのデジタル教材を共同で開発します。

本取り組みは、クロスフィールズがコンテンツ開発事業者として2020年度に続き採択された、経済産業省『「未来の教室」STEAMライブラリー事業』の一環です。

今年度は異なる社会課題に取り組む4団体と新規コンテンツの作成に取り組んでおり、フローレンスとも共同開発します。

開発コンテンツは子育て家庭が抱える課題の擬似体験が可能なVR/360度映像と、フローレンス代表・駒崎弘樹のインタビュー映像、学習指導案などで構成されています。

両団体は本取り組みを通じて、中高生など未来を担う若年層が、子育て家庭が直面する様々な課題を当事者意識を持って捉えられるようになることを目指します。

フローレンスは、日本の親子領域に関わる社会課題に福祉事業と政策提言でアプローチする子育て支援団体です。育児と仕事の両立を困難にする「病児保育の受け皿不足」を解決するため、2005年に日本初の訪問型・共済型病児保育事業を開始以来、待機児童問題、障害児家庭支援不足問題、こどもの貧困、こどもの虐待など、親と子を取り巻く様々な社会課題の解決に向け、取り組んできました。

今回共同開発する教材では、「孤育て(孤独な子育て)」性別役割分業といった社会課題をテーマに取り上げます。ワンオペ育児を行う子育て家庭の日常をVRで疑似体験することで、生徒が日本社会が抱える課題への理解を深め、将来実現していきたい社会を自発的に考える機会づくりを行います。

学習指導案は教育現場で豊富な知見を持つ認定NPO法人カタリバ(東京都杉並区、代表理事:今村久美)の監修で作成します。

クロスフィールズはコロナ禍で、VRなどのテクノロジーを活用した社会課題の疑似体験プログラムの開発に取り組んでおり、フローレンスの他にも、ダイバーシティ&インクルージョンなど異なる領域に取り組む3団体と連携し、コンテンツを制作していきます。社会課題の擬似体験を通じた、課題の「自分ごと化」の加速に挑戦しています。

【NPO法人クロスフィールズ】
クロスフィールズは、国内外の社会課題の現場とビジネスパーソンをつなぐことで、社会課題解決とリーダー育成の両方を実現することを目指す非営利組織です。社会課題解決の現場に企業の社員が飛び込み、現地のNPOや社会的企業とともに課題解決に取り組む新興国「留職」プログラムのほか、国内外の社会課題の現場を「体感」する経営幹部・役職者向けのプログラム「社会課題体感フィールドスタディ」などの事業を展開しています。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、既存事業を大きく見直すとともに、現在の状況に対応した様々な新規事業を行っています。

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フローレンスではこれからも、官民さまざまな団体と連携しながら、親子を取り巻く社会課題の解決に向け、取り組みを推進してまいります。

これらの活動は、皆さんからのご寄付に支えられています。今後とも、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

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