新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受け、自治体によっては保育園が休園となり、家庭内で育児と在宅勤務の両立を行わなければならないご家庭が増えています。
また、近日休園が解除されても、しばらくは自宅で保育をしたいとお考えの保護者もいます。
コロナ禍の子育て家庭におけるベビーシッターニーズの急速な高まりを受け、フローレンスでは新規サービスを緊急スタートすることを決定しました。時限的・地域限定の取り組みではありますが、「健康児シッタープラン」を新設し、病児保育の利用会員ではない方への訪問型保育(シッターサービス)の提供を開始いたします。
「認可外の居宅訪問型保育サービス(ベビーシッター)を利用した際の利用料助成」を導入する、渋谷区と豊島区在住の方には、6月30日までのご利用分につき1時間あたり150円の自己負担(実質)でフローレンスの保育をご利用いただくことができます。
フローレンスは、保育スタッフに定期的に研修を行い、創業以来15年間、大きな事故なく80,000件以上の病児保育を提供しており、安心してご利用いだけます。
フローレンスの健康児シッタープラン7つの特長
1.入会金・月会費は無料
2.創業以来15年間、大きな事故なく80,000件以上の病児保育を提供
3.お伺いする保育スタッフは直接雇用で、普段は病気のお子さんの保育を専門で行う「こどもレスキュー隊員」。お子さんの体調変化も見逃すことなく対応可能。
4.保育スタッフは7つの感染予防対策(後述)と健康管理を実施。
5.認可外の居宅訪問型保育サービス利用料助成を利用すれば、自己負担額実質150円/時間で利用可能。
6.保育料はいつもお使いのPayPayにて非接触での決済が可能。
7.親御さんが在宅勤務中でも利用可能。
利用にあたっての初期費用がかからず、また保育料についても自治体の助成によって低く抑えることが可能です。
フローレンスの訪問型保育をお試しいただく機会としても、ご活用ください。
健康児シッタープラン 概要
今回新たに開始する「健康児シッタープラン」の概要は、以下のとおりです。
【利用可能期間】
2020年5月〜6月末日(予定)
【対象エリア】
東京都渋谷区、豊島区
【対象となるお子さん】
生後6ヶ月〜小学校6年生
※乳幼児突然死症候群(SIDS)診断に関するガイドライン(第2版/厚生労働省2012年10月)に準拠し、1歳未満のお子さんで家庭内に喫煙者がいる場合は、ご利用いただくことができません。
※入院歴、既往歴があるお子さんは問診票での確認が必要なため、利用登録にお時間を要する場合がございます。
【利用可能日】
月〜金(土・日・祝日はお休みとなります)
【利用時間】
9:30〜18:30(最低利用時間 2時間)
【お預かりするお子さん】
健康児(当日朝の検温で37.5℃未満)のお子さん
【お預かり場所】
利用者のご自宅
【入会金・年会費】
無料
【保育料】
お子さん1人につき ¥2,000(税抜)/時 + 交通費 ¥1,000(税込)
※保育料は15分(¥500)単位で切り上げ
※お子さん1人につきスタッフ1名でお預かりします
※渋谷区・豊島区の助成を受けることで、実質150円/hの自己負担で利用できます(未就学児のみ)
※病児保育利用会員の方は事務局からのお知らせのメールをご覧ください。
ご利用の希望が多い場合、予約を承れないことがあります。
健康児シッタープランを希望の方は、以下の内容をご確認の上、ご登録ください。
【登録はこちらよりお願いします】
https://byojihoiku.florence.or.jp/tmp-sitter/
「認可外の居宅訪問型保育サービス利用料助成」の利用が可能
臨時休園長期化のための対応として、都内の自治体では東京都の「認可外の居宅訪問型保育サービス(ベビーシッター)を利用した際の利用料助成」を導入・活用する動きがみられます。
フローレンスは助成対象となる東京都の「認可外居宅訪問型保育サービス(ベビーシッター)」に届出済の事業者です。
助成の活用を決定した渋谷区・豊島区にお住まいの方においては、6月30日までのご利用分につき1時間あたり150円の自己負担(実質)でフローレンスの保育をご利用いただくことができます。
利用者が、後日フローレンスから発行した領収書を自治体に提出し、自己負担(150円/時)分と利用料の差額を助成金として受け取ることができる仕組みのため、助成を利用するためには、利用者ご自身による自治体への申請手続きが必要となります。
助成がご利用いただけるのは下記の自治体です。(2020年5月20日現在)
・渋谷区
・豊島区
なお、助成の対象となるのは未就学児のみとなります。
助成の利用について、詳しくは各自治体のホームページにてご確認ください。
【渋谷区:保育所等の臨時休園等への対応に係るベビーシッター利用料金助成について】
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/hoiku/service/babysitter_coronajosei.html
【豊島区:新型コロナウイルス感染拡大に伴う保育所等の臨時休園等への対応に係るベビーシッター利用支援事業について】
http://www.city.toshima.lg.jp/452/siritsu/2004231430.html
保育スタッフの感染予防対策について
保育を行う保育スタッフ(こどもレスキュー隊員)におきましては、下記の感染予防対策と健康管理を行っております。
1.エプロンの毎日の洗濯
2.使い捨てマスクの利用
3.保育開始前のうがい・手洗い、手指のアルコール消毒
4.保育中のグローブ着用(食事介助や排泄物処理の際に交換・手洗い)
5.飛沫感染をふせぐため、食事介助中のフェイスシールドの着用を推奨
6.長袖エプロン(または割烹着)の着用を推奨
7.毎日の検温(朝・晩)の検温、体調の報告
なお、1~4については、平時においても行っている感染予防対策となります。
フェイスシールドについては、お子さんへ安心感を与えられるような工夫を凝らし、保育スタッフが手作りしております。
保育スタッフ自らが、感染の媒介者とならないよう、マスク・グローブ・フェイスシールドのクリア部分などは会員宅にて処分をお願いする場合がございます。ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、健康児シッタープランでは、病児保育は行いません。病児・健康児も両方必要な場合は、病児保育への入会をお願いいたします。
親子のストレスを最小化する環境を届けたい
先日、”コロナ危機下の育児と仕事の両立を考える保護者有志の会”が発表した「緊急事態宣言後の育児と仕事の両立状況に関するアンケート」では、アンケート対象者のうち、6割超が自宅で仕事を中断しながら保育をしていることが明らかになりました。
さらには、保護者の4割が子どもを叱る頻度が増えたと回答しており、保護者のストレスが子どもへ影響を与え、虐待のリスクが高まっています。
また、ベビーシッターの利用については、使用率は約4%とあまり普及しておらず、その理由として、金銭的負担の増加への懸念、安全面への不安の声などが上げられています。
こうした現状に対し、コロナ禍の今だからこそ本サービスが必要であると考えました。
安心安全な保育を提供し、親子を支え続けるために
フローレンスでは3月2日より、政府の臨時休校要請に対する緊急支援として、病児保育の利用会員を対象に健康児のお預かりを開始しました。
実際に利用された方からは「この状況でフローレンスを使えて本当によかった」「在宅勤務で親子ともストレスがたまる中、健康児保育に来てもらえて救われた」等の声をいただいています。
今回の健康児シッタープランでは、自治体の助成によって、保育の質を保ちながら安価での提供が可能となりました。
多くのご家庭を支えたい一方で、保育の質と安全を確保するため、1日のシッティング件数には上限を設けております。
こうした取り組みは、保育スタッフが感染症の媒介者となることを防ぎ、安心して保育をご利用いただくための対策でもあります。何卒ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
withコロナの時代に突入し、居宅訪問型や新たな形での保育ニーズの高まりが予想されます。
今後もフローレンスでは、コロナ禍の中で生まれている「親子の笑顔をさまたげる社会問題」を解決すべく、政策提言を含め、様々な形で安全な保育を届けてまいります。