AIファーストでモックを作ったら「人間の役割」が逆に見えてきた話
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こんにちは!FLINTERSの篠原です。
普段は運用自動化ツール「ADPILOT」のPMを務めています。
今回は、先日社内で行われた「AIシナコラ(AIシナジーコラボレーション)」の発表内容をもとに、私の日常的なAI活用術から、新規プロジェクトでAIを用いてモックを作成した際に得られた「気づき」についてブログ化してみました。
1. ぶっちゃけ、いまのAI活用度ってどれくらい?
AIが話題になって久しいですが、私自身のAI活用の自己評価としては「頻度は多いが、まだ業務フローの一部の簡易化にとどまっている」といったところです。
ようやく壁打ち相手として使うのが当たり前になってきた、という等身大のレベル感です。では、具体的にどんな業務で使っているのか?大きく2つの領域に分けて紹介します。
2. 普段の業務でのAI活用術 のアプローチ
A. ドキュメント関連(議事録の清書&ビジュアル化)
ミーティング時の議事録作成はまとめても、中々忙しい中で読み込めない。
みられないものになっているかなと思います。
Google Meetの議事録メモだけだとどうしても文字ばかりでわかりにくいため、グラレコ(グラフィックレコーディング)風に可視化してもらうことで、後から見返したときの理解度を上げる工夫をしています。
B. 新規企画立案(アイデアの壁打ち)
現在、所属しているチームで新しい広告ソリューションのアイデアを起案・検証しています。スケジュール感としては、4〜6ヶ月で企画から提案できる形(プラン化)まで持っていくのが目標です。
このプロジェクトでは、課題のニーズ調査、解決策の仮説立て、ヒアリング項目の作成など、CPF(カスタマープロブレムフィット:顧客の課題が本当に解決すべきものか検証すること)やPMF(プロダクトマーケットフィット)を見据えた動きをしています。
3. 【本題】AIファーストでモックを作って見えた「解釈のズレ」
新規企画を進める中で、チーム特有の問題も感じていました。
- ドメイン知識の差:広告運用出身のメンバー vs 開発出身のメンバー
- リソースの制限:全員フルコミットではなく兼業。その中で3ヶ月という短期間でアウトプットを出す必要がある
そこで私たちがとった手法が「AIファーストで、とりあえずモックを作ってみる!そしてモックベースで会話する」というアプローチでした。
モック作成のステップ
- 広告運用経験のあるメンバーで、ユースケースとビジネス要求の棚卸しを実施
- 提供したい価値や大枠の機能要求についてディスカッション
- 各人で一度、AIを使ってモックを作成して持ち寄る
[作られたモック]
同じ前提のはずなのに、アウトプットが全然違う!?
持ち寄ったモックを比較して、チーム全員が驚きました。前提をすり合わせたつもりでも、機能やイメージが全然違ったのです。
言葉だけで議論していた時は「みんな同じ方向を向いている」と思っていましたが、いざAIを使って数時間でサクッと目に見える形(モック)にしてみたことで、こうした解釈の違いが早期に浮き彫りになりました。
4. AI時代だからこそ、人間がやるべき「泥臭い」役割とは
今回の取り組みを通しての最大の学びは、「モック自体はAIを使えば数時間で作れる時代になった」ということです。コードをガッツリ書かなくても、アイデアを形にするハードルは劇的に下がっています。
では、そんな時代において「人間の役割」とは一体何なのか?私は以下のように整理しました。
- 「お金を払ってでも解決したい課題」を見つけること
- その解決策が実現可能であり、ビジネスとして成り立つ仕組みを作ること
- 「なぜ外部に発注して導入したほうがいいのか」のストーリーを作ること
アイデアを形にする部分はAIが超高速で助けてくれます。だからこそ、人間である私たちは積極的にお客さんに会って、泥臭く「一次情報」を集めることに注力すべきだと痛感しました。
5. おわりに
AIは単なる自動化ツールではなく、チームの認識のズレを可視化したり、本当にやるべき重要なタスク(顧客との対話やビジネス構築)に向き合うための「触媒」として非常に優秀です。
これからも、泥臭い一次情報収集とAIのパワーを掛け合わせて、ADPILOTに次ぐ最高のソリューションを作っていきたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。