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測量技術の未来を拓く:FLIGHTSのエンジニアの挑戦

FLIGHTSでは、ドローンやGISを活用し測量技術の革新に挑んでいます。ドローン技術やデジタルトランスフォーメーションは、今後の社会でどのような役割を果たすのでしょうか? 2024年にジョインしたエンジニア 大原 譽丈(おおはら よしとも)さんに、FLIGHTSでのキャリアとドローン技術者としての今後の挑戦についてインタビューしました。


ー まずは簡単にFLIGHTSまでの経歴を教えてください

北海道で農業土木関連の調査研究業務に約10年携わっていました。その後、農業から林業へフィールドを変え、GIS・リモートセンシングなどの業務に従事してきました。GISと呼ばれる地理空間情報が好きなので、関連する仕事にずっと携わってきています。その中ではSE業務みたいなこともやったり、アカデミックな解析もあれば、現場で穴を掘って断面を調査するという仕事もありました。ドローン自体には10年くらい前からの関わりになります。

ー 現在のお仕事内容について簡単に教えてください

ドローン搭載型LiDARを活用した土木分野での3次元測量を行っているLiDAR事業部で、プロジェクト管理を中心に自身でも開発を行っています。直近ではエンジニアマネージャーとして、人数が増えてきている測量技術者のマネジメントも行っています。


ー FLIGHTSへの入社の経緯を教えてください

前職がコンサルとしてお手伝いしていた関係で、FLIGHTSのことは知っていました。知人の紹介で、業務委託として手伝ってほしいと言われて、橋梁関係のプロジェクトのお話をいただいたのが最初のきっかけです。その橋梁関係のプロジェクトでは、点群処理(点群データという無数の点で構成されるデータの処理。建築物のモデリングや設計、解析などさまざまな活用方法がある)を手伝ってほしいという依頼でした。データ解析はそれまでも経験がありましたが、点群データ処理はやったことがなかったので少し迷っていて、2週間後くらいに連絡をしたところ、その日のうちに知らない番号から電話がかかってきていて、それがFLIGHTSの社長の峠下さんだったんです。そこですぐに「技術のトップに繋げます」という話をされました。前職では社内稟議に時間がかかることも多くて、そのスピード感に驚いたのを覚えています。


ー 実際に、FLIGHTSの人と面接で話した印象はどうでしたか?

業務委託でしばらく仕事をした後、「正社員として参画しないか?」とお話をいただきました。CSO→COO→CEOの面談が3日連続で行われ、スピードにまた驚きました。管理部門との面談含めて、内定まで一週間でした。スピード感といえば、入社後当日にいきなり出張があり石川県へ行ったのもよい思い出です(笑)。


ー 少し話が戻りますが、転職の際に重視していたポイントがあれば教えていただけますか?

前職でエンジニアとして様々な業務をやってきた中で、もう少し幅広く、お金の流れなどを見るポジションなども方向性としてはあるのかなと考えていました。また、自分は個人事業主として働いていたこともあるのですが、時に少し寂しさを感じることもあり、チームで一体感を持ち目標に向かっていくことのできる環境であるか、ということは考えていました。


ー FLIGHTSへの入社の決め手は何でしたか?

入社の決め手というほどの大それたものではないのですが、必要としていただけるのであれば、それにこたえたいと思いました。自分の技術や経験を評価していただいた、と感じました。FLIGHTSのいいと感じるところは、みんなが一歩でも少しでも前進しようとしていること。入社前にも「変な人多いけどみんないい人だよ」なんて聞いていましたが、入社してからも、一緒に働く人たちの ”人のよさ” というところは実感しています。互いに相手の仕事をリスペクトし、より良いやり方であったりチームにしていこうという雰囲気があり、そういった中で仕事ができていることを嬉しく感じています。


ー 入社してみて、思っていたイメージ通りでしたか? ギャップなどがあったら教えてください

FLIGHTSはスタートアップなのでまだシステム的に整備されていない部分があり、社内では色々なことがドタバタと進んでいますが、これは想定内かなと思っています。初めてのことも多いので。一方で、FLIGHTSのお客様は、建設コンサルや、測量、土木関係の企業が多いこともあり、どちらかといえばレガシーな業界です。スタートアップとは異なる考え方であったり仕事の進め方があるので、その点はバランスを取りながら仕事を進めていっています。良い意味での泥臭さも感じています。訪問してしっかりコミュニケーションを取って、ということも必要です。


ー どのような測量の技術者におすすめする会社ですか?

技術・仕事が好きな人に向いていると思います。
軌道に乗りつつあるけど、必ずしも定時に帰れる会社ではないです。わたしが所属している技術の部署は多くのお客様から依頼があり、仕事が重なることもあるので、わかって入らないとミスマッチが起きやすいと思います。

仕事の大変さの違いは、前職では仕事量が多くて期限も短かったため残業も多かったことです。あるものを全部やらないといけない忙しさでした。
一方で、スタートアップは決まった業務フローがあってそれに従うという動き方ではないため、軌道修正が発生しやすいところが大変です。

測量関係の人間でも堅実な人生を求めるタイプと、脱却したいと思う人に分かれると感じています。
もっと新しいことを試したいと思うけど今の会社では取り組めない人には向いていると思います。


ー 大原さんが、今後、FLIGHTSで挑戦したいことは何ですか?

ドローンを単なる労働力不足解決の手段ではなく、ドローンでしかできないことを目指したいと思っています。ヒトが行うより高精度、ヒトにはできないことをドローンで実現したいです。

労働力不足という課題の解決は僕も非常に重要だとは思っているのですが、個人的には、できるだけドローンにしかできない、デジタルでしかできないことを実現して、労働力の代替というだけではなくて、「ドローンにしかできない部分があるよね」というような選ばれ方になっていくとよりいいなと思っています。技術によって、人間は人間らしく仕事をしたり楽しむことのできる未来を作りたいというか。

そのためには、ドローンから取得されるデータをどう活用するか、どう精度を上げるかというところに価値があると思っていて、今は使うほど精度が上がったりコストが安くなるので業界自体の底上げをFLIGHTSがリードできる取り組みをしたいと思います。
デジタルツインというと、工場だったり割と閉鎖された環境下で議論されることが多いですが、いまFLIGHTSが挑戦している測量の領域であったり、今後はより自然環境に近い農業や林業といった領域へも展開する一助となれるようにしていきたいと考えています。

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