篠田
2020年に新卒入社。入社後は、営業として大手ディスカウントストアやブランドショップなどを中心に担当。4年目からはSCM MD計数チームへと異動。「ライジングウェーブ」「オーシャントリコ」などメンズブランドを中心にマーチャンダイザーを担当。メンズ市場における市場予測や販売計画を推進。
就職活動時のことをお聞かせください。
あまり褒められた就職活動ではなかったのですが(笑)
気になっている業界1〜3位の企業まで受けていました。
順調に選考は進んで行く中でも、最終面接で落とされることが一番多く、
どこか心の中でその会社に行きたいのかどうかも分からない状態だったなと…入社意志の強さを見抜かれていたんだと思います…(笑)
6月末に就活を終えましたが、その意思決定に腹落ちしていない自分がいました。なんでこの会社に入るのか?と自分に問いかけても、しっくりきていなかったんです。
その悩みはどう解決されたのですか?
親からの一言で「やりたいこと見つかって良かったね」って言われて。
あれ、違うかも…と思い始めたんです(笑)
それまで就職活動に関して相談など一切していなかったのですが、そこで自分が考えていることを話してみると、「急いで就職先を決める必要あるかしら?やりたいことが他にもあるんじゃない?」と言われました。
それで、エージェントに依頼して再度就職活動をスタートしてみることにしました。その中にたまたまフィッツコーポレーションがありました。
フィッツコーポレーションに興味を持ったきっかけは何だったのですか?
就活では素材メーカー、化学メーカー、通信、ITなど幅広い業界を受けていたんですが、
企業選びに化粧品業界は想定していませんでした。
フィッツコーポレーションの事業内容を初めて聞いたとき、大学で心理学を専攻していた自分としては、香りという目に見えないものを追及していく部分に心惹かれました。
「美意識」というテーマで卒論を書く中で、目に見える「美」というよりもその「意識」が人間らしくていいなと思っていたんです。
今後、世の中が発展しても、人は美意識を持ち続けるのだろうなとも考えていました。
香りも目に見えないものであり、美意識のうちの一つであり。
目に見えない心理学に心惹かれた高校時代と人の美意識を探求していた大学時代のワクワクがこの会社でなら仕事にできそうだと興味を持ちました。
面接の印象はいかがでしたか?
いろんな業界の就職活動をしてきましたが、フィッツコーポレーションではありのままの自分でいられる自然体の面接が続きました。
言葉に表すのは難しいのですが、自分という人間そのものを見て会話してくれていると肌で感じたのをとても覚えています。これまでの面接とは異なり、ありのままで色んな話をすることができました。
入社後のキャリアについて教えてください。
今、入社して6年目になります。最初の3年間は営業として働きましたが、営業で良かったと思っています。新卒で入社する方たちにはファーストキャリアとして営業職はオススメですね。
どの業種でも、社内外問わず営業的な仕事はたくさんあります。共感をどれだけ得て、周りを巻き込んでいくか。
共感を得るのは、一般的に社内よりも社外の方が厳しいですよね。
利害関係のない会社や人を動かすことは大変ですから。思い通りにいかないことも沢山経験しましたが、それが結果的に力になりました。
ベーススキルとしての営業という基盤を作れたのは、良い経験だったなと思っています。
営業経験が今の仕事にどう活きていますか?
相手の意図やニーズをしっかりと理解した上で、対話をしていくことで信頼関係を築いていく。
その先に、共感を得ることができ、一緒に目的に向かって歩んでいける。
そのような働き方が染みついているのは営業として様々な方と対峙して働けたからだと思います。
マーチャンダイザーへ異動した理由を教えてください
4年目に現職のMDに異動をしました。MDという業種に元々興味があったわけではなく、
自分の長所であるバランス感覚をもっと有効活用できる業種があるかもしれないと思いました。
ですが自分ではどの業種が向いているのかも分からなかったので、会社の色んなチームの方に話を聞いて回ってどんな業種が自分の強みを活かせるのかを探していました。
その中でMDという業種が自分自身の強みを活かせるなと感じました。
MDの仕事の魅力はどこにありますか?
先ほども言いましたが、自分の強みはバランス感覚だと思っています。
簡単に言ってしまえばゼネラリストタイプですね。
会社によってMDの業務範疇は異なると思いますが、フィッツの場合ではブランドと営業の間に立ちながら販売設計を策定していきます。よくMDメンバーの中では、ブランドのシナリオライターと表現したりもします。
ブランドが描く理想を叶えるために、営業が求めているニーズに対して、双方解決できるようにシナリオを書き、実現していきます。あとはブランドPLや発注業務まで多岐にわたる業務なので多くの人と関わりながら、柔軟な思考で仕事をしていくことが求められるため、自分のバランス感覚は活かせているなと思っています。
今後のキャリアビジョンを聞かせてください。
これまでの数年間は、いろんなブランドのMDを複数担当してきました。
ブランドによって一緒に働くメンバーや置かれている状況、ビジョンも異なるので思考の幅が広がりました。マルチに働くことができ、自分の強みをさらに磨けた気がしています。
これからは、複数ブランドを担当していたところを、一つのブランドの中で業務範囲を広げていきたいです。自分の強みであるバランス感覚やそこから得たマルチさを、一つのブランドの中で発揮できるとどうなるのか自分自身で楽しみです。
最後に、これからの目標を教えてください。
自分自身をMDと名乗るのではなく、マーケターと名乗れるようになりたいですね。
そしてその先には、ブランドマネージャーになり、一つのブランドを大きく成長させることのできる人を目指したいです。