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まもなく入社3年目の19歳 - FLTの多様さを体現するエンジニア社員

山本さんはFLT社員の中でも最若手ですが、中堅メンバーの一人です。2020年のコロナ禍に入社、勤務歴はまもなく3年を迎える山本さんに、これまでの経歴やFLTでの仕事についてお話を伺いました。

※山本さんはWebアプリのバックエンドの処理を実装したり、マイコンで動かすためのプログラムを書いたり、クラウドサービスのお世話をしたり、3Dプリンターを使って試作品を作ったり、センサーを使ってデータを取ったり、幅広く色々な仕事を担当しています。

単語の解説:

ファーストループテクノロジー株式会社:本文中で「FLT」と記します
プロダクト&サービス部:エンジニアが所属する開発部門を指します

入社に至るまでの経緯

学生の頃のお話から、ぜひ聞かせてください。

中高一貫の中学校に通いながら、高校よりも大学での学びに興味があったため、高校には行かずに大学に行けたらと考えていました。

中高一貫の学校に入学した理由は主に2点あり、勉強に対して意欲的な人たちと学びの時間を共有したかった点と、部活動です。中学校では幅広い科目を総合的に学びました。部活動は、とあるスポーツ部に入部しましたが、活動や指導などに疑問が生まれたため、中学1年次に退部しました。

中高一貫の学校は一般的に、中学3年の時に文理を選択して進路を分けて、大学入学への準備を進めます。しかし、一般的な高校生活、つまり大学に入学するための準備期間に3年間もかけるのは長すぎるように思いました。

結局、中学を卒業後は高校に進学せず、家で勉強し、海外の大学へ飛び入学するための準備を進めていました。準備を進めるうちに、進学したいと思っていた大学が私の考えと違っていたため、進学は取り止めることにしました。

「じゃあ働くか」と、就職することにしました。これが15〜16歳頃の出来事で、FLTへ入社したのは16歳です。

少し話がそれますが、山本さんの決断に対する周囲の反応はどうでしたか?

「中学を卒業後、高校には進学しない。2年早く大学に行くから」と両親の説得を試みました。しっかり反対されましたよ。その反対に折れることなく、どうにか説得しました。

海外大学への進学を取りやめて日本で働く決断に対しては「自分でできるならやってみたら」という反応でした。

両親ですか?2人ともエンジニアではなく、学校関連の職業に就いているわけでもなく、飛び級などの経験者でもなく、海外生活が長いわけでもない人たちです。

友人には驚かれましたが、特に否定的な見方をするわけでもなく、「そんな奴もいるんだ」といった反応でした。

学生の頃の生活を、ぜひもう少し詳しく教えてください!

中学1年でスポーツの部活動からは退部しましたが、中学2年から物理部へ所属しました。そこではロボットやロボットなどを動かすためのプログラムを作り、ロボットを競わせる大会などにも出場しました。

また、趣味として、面倒な作業を自動化できる作業ツールやウェブアプリ、LINEのbotを作ったり、スマートフォンアプリの勉強をしたり、そのようなことを好きでやっていました。誰かの役に立つものではなく、自分の生活がちょっと便利になるツールを作っていました。今思うと、これまでに色々と作るために学んできたことが、仕事の基礎知識にもなっています。

趣味で作っていたものをサービスとしてリリースをしてマネタイズした経験はありません。しかし、リリースして、自分以外の人が使ったサービスに「更新通知」があります。家族からのリクエストで開発しました。選んだXサイトやYサイトの更新を通知できるというものではなく、きょうだいが通っていた学校のウェブサイトが更新されたら通知されるものです。かなりユニークな需要ですよね。校長先生が書いているブログコーナーが更新されたらすぐに読みたかったのだそうです。

結局この更新通知は、きょうだいの学校の先生にも周知されました。

FLTへの入社

一般的には高校2年である16歳で、FLTに社員として入社をしたんですね。

物理部にはOBもいましたし、競技大会への出場なども経て、年齢を問わず友人知人ができました。すでに社会人として働いている年齢の知人もいて、ハードウェアを専門にしている人、競技には出ているけど仕事はソフトウェア寄りの人など、さまざまな話を聞く機会に恵まれていました。

友人に話を聞いたり、Wantedlyで企業情報を閲覧したりしながら見つけたのがFLTでした。

Wantedlyを介した、FLTとの出会い

Wantedlyには興味のある会社に対して接触する際に「話を聞きたい」ボタンがあります。私がそのボタンを押した数社の中にFLTがありました。

Wantedlyで採用を進めている企業側から見ると、ターゲットにしている年齢は20代〜だと思います。当時の私の16歳という年齢は、経歴や動機がよくわからないと思われても仕方がないですよね。反応をくれた会社は非常に少なかったです。

複数の面接を経て、2020年5月に入社しました。もうすぐ3年経ちます。私はFLTのエンジニアとしては6人目でした。

FLTでの仕事

今、どんな仕事をしていますか?

2023年3月の時点で担当している仕事には、まずハードウェアがあります。モジュールを組み合わせて1つのデバイスを作る仕事です。次に、デバイスに載っているマイコンに書き込むようなプログラムを書く仕事や、他には、クラウドで動くウェブアプリのサーバーサイド側の処理を書く仕事など、さまざまです。

働き方についても教えてください!

私はほとんど毎日出社しています。入社時はコロナ禍だったことや、住まいがFLTのオフィスから離れていたこともあり、リモートワークで実家から勤務していました。今は業務範囲も広がり、ほとんど毎日オフィスで働いています。

毎日会社に出社している理由は、チームで一緒に開発を進めるためです。自分よりも詳しい人などに相談をしながら開発したいからです。

FLTはフレックス勤務なので働く時間帯は自由です。私は、朝はゆっくり過ごして、だいたい11時頃から始業できるように出社して、20時頃まで働きます。

夜寄りで働いている人は私以外にもいますが、長時間夜まで働くルールや夜働かなければならないルールがあるわけではありません。

朝早く出社することもありますよ。ちょうど今日は、朝9時からクライアントとの会議でした。お相手は、工場のDXを進めたい企業の担当者様です。

会議の頻度や内容について教えてください!

クライアントとの会議は定期的に発生します。会議を重ねながらシステムの開発を進めます。それ以外には、毎日チームの定例会議があり、そこでは進捗確認や相談をします。

私の所属部署はプロダクト&サービス部です。部の中でさらにチームが分かれますが、私の所属しているチームは2023年3月の時点で社員が4名、インターンが3名です。

印象に残っている仕事や出来事はありますか?

どうしても強く印象に残りやすいのは、締切に関連するものです。

クライアントの工場に設置してデータを取るハードウェアのセンサーが載っている基板作りなどは、工場に持ち込んで実験をする日が決まっており、間に合わせるためにデバッグを繰り返しながら、ヒリヒリ感があります。

クライアントへのお渡し前に問題に気づけたこともあります。あらかじめ対応できてよかったですが、出張先のホテルの部屋で夜まで作業したこともあります。

会社でのデバッグ作業は、それぞれのパートに詳しい人に助けてもらいながら解決します。

出張は多いですか?

だいたい2ヶ月に一度程度のペースです。内容は、新規設置、不具合や破損時の修理や交換、一緒に開発を進める、現場でのデータ収集をする、などです。

クライアントにお話を伺って、工場などを見学させていただくと、私の仕事とは全く別の話を聞けて、設備を見て、新しい知識を得ることができて面白いです。また、話を聞くだけでなく現場を見せていただくことで、Aのようなデータの取り方があるのではないか?Bのような活用ができるのではないか?と、アイデアも生まれます。

山本さん自身の目標

掲げている目標はありますか?

今はエンジニアとしてものを作りプログラムを書いていますが、それ以外のスキルも身につけたいです。経営やマネジメント、お金、法律の知識などへの理解を深めたいです。

自分で全部できるようになるというより、人を頼るときにうまく頼れるようになりたいです。自分に知識がある方が別の方への依頼もしやすいと思います。

また、私の所属チームにはインターンが3名勤務してくれていますが、チームで仕事を円滑に進めるためには各自の得意分野や業務が遂行できる分野を適切にわかっておく必要があると思います。そのためには、一緒に働いたり、作業の内容や結果を確認したりする必要があります。
人に仕事を依頼するための準備や仕事に難しさを感じることがあるので、もっと経験を重ねたいです。

その他の点では、私は通信制の大学にも通っているので、学校の勉強も進めたいです。

FLTへの入社を考えている方へのメッセージ

FLTはどんな会社ですか?

FLTは「この分野の話はこの人に聞いたらヨシ!」と言えるような、深い知識を持っている人が集まっている会社だと思います。

メンバーも毎月増え続けていて、変化が起きているタイミングです。これまでには全くいなかったようなバックグランドを持っている人などの入社も続いて、属性の違うメンバーたちが共存できています。

どんな人と一緒に働きたいですか?

仕事に関係する技術の話でも趣味の話でも、分野は問いませんが、好きなものがあり、詳しく熱く語れる人と話すと楽しいです。

すでにFLTにも、私の所属しているチーム内にも、面白い人が何人もいます。興味がある人はぜひFLTの募集から「話を聞きたい」ボタンを押してみてください!

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