本日は、【『今』FiNC Technologiesのサーバーサイドエンジニアとして参画する魅力】について詳しくご紹介します。
・FiNC Technologiesアプリの現在のフェーズ
・FiNC Technologiesのサーバーサイドエンジニアの特徴
・働く魅力
についてお話しして参りますので、「企画段階からプロダクトに関わりたい方」や「エンジニアリングを通じて、“健康”という社会課題にアプローチしたい方」はぜひ最後までご覧ください。
▍FiNCアプリについて
ーFiNCアプリの現在のフェーズ
FiNC Technologiesは2025年5月に体制を刷新し、現在は、「法人向けに価値を届けること」にフォーカスしています。事業の柱は大きく2つ。
1つは、企業の健康経営を支える法人向け管理システム。業務に組み込まれるプロダクトとして、堅実かつ確実な設計が求められています。
もう1つは、従業員の健康習慣を支援するFiNCアプリそのもの。ユーザーにとって「使いたくなる・続けたくなる」体験を設計し、エンゲージメントを高めていくことがテーマです。
よく「toB事業だから開発も堅くなりがち」と言われることがありますが、FiNCではそのバランスを意識しています。
もちろん、堅牢なシステムづくりは前提としてありますが、それだけではなく、アプリの開発ではエンターテインメント性や継続性といった“面白さ”の部分も大事にしていきたいと考えています。
「しっかりとした土台」と「楽しく使い続けられる体験」、この両面を大切にしてプロダクトをつくっていくことが今のFiNCの開発の前提です。
ー今、開発現場で直面している課題や技術的チャレンジ
FiNC Technologiesのサーバーサイドは、FiNCアプリや法人向けの管理システム、toC向けの別アプリなど全て一括で管理しているため、役割がとても広いのが特徴です。
たとえば歩数や睡眠といったライフログデータも複数のクライアントやアプリがその基盤を通して動いています。だからこそ負荷も大きいし、データの量も膨大になってくる。特に歩数などのデータは毎日自動で蓄積されるため、日々レコードが増え続けているんです。
アクティブなユーザー数も多く、データ量も多い。しかも古い実装の上に成り立っているところもあるので、そうした部分に手を入れながら、今のニーズに合わせて前進していくのが現在のミッションです。
ーFiNCアプリの開発フェーズの変遷について
FiNC Technologiesはずっと当初から大幅なスケールを前提として、マイクロサービスアーキテクチャを採用してきました。機能ごとに分けて、それぞれの開発速度を上げる。それが、toC向けアプリの急成長に対応するための戦略だったんです。
しかし、最近は、法人向けのニーズが高まるなかで、細かく分けてスピード重視で開発するよりも、「扱いやすさ」や「運用のしやすさ」を重視する場面が増えてきました。
実際、これまで新機能をどんどん追加してきた中で、「これはユーザーにウケる」「これは使われない」という傾向も見えてきて、仮説検証を繰り返しながら、徐々に取捨選択が進んでいます。
▍働く魅力
ーユーザー視点を持って仮説検証を回す
開発のスタンスとして大事にしているのは、「ただ依頼されたものをつくるだけ」ではないということです。もちろん、要求を実現するのは基本ですが、それ以上に「どうすればユーザーにとって価値のあるものになるか」を考えるのが、FiNC Technologiesの開発チームらしさだと思います。
機能を実装して終わりではなくて、それが実際にユーザーの行動にどう影響を与えるのか、たとえば継続的に使ってもらえるか、健康にポジティブな変化が起きるか、といったところまで意識して進める必要があります。独りよがりな「こうすればいい」ではなくて、本当に意味のある価値提供ができているのか。その結果が出るように設計していくことが求められます。
だからこそ、仮説を立てて、実装して、検証して、改善する。この仮説検証のサイクルをしっかり回すことが面白さの一つでもあると思っています。
ー企画段階から携われる開発体制
FiNC Technologiesの開発チームには、エンジニアやデザイナー、QAなど、さまざまな職種の人がいますが、開発の進め方として特徴的なのは「企画の段階から開発メンバーが関与する」という点です。
いわゆるプロダクトマネージャーが仕様を決めてから開発チームに渡す、という進め方ではなく、企画会議の最初の段階から開発側も一緒に入ります。たとえば、「こういう方向性でいきたい」という方針に対して、「それならこの形のほうが実現しやすい」とか、「エンジニアリング的にもっと良い方法がある」といった視点を持ち寄って、チーム全体で議論しながらつくっていくんです。
初期のワイヤーフレーム段階でも、「この設計って本当にユーザーのためになってる?」といった意見が出てきたりして。そういうふうに、開発側も企画から主体的に携われるのは、やっぱりやっていて楽しいですね。
▍開発文化・働き方
ーフルリモートの中で大切にしていること
FiNCではフルリモート体制を採用しており、私は、福岡に住んでいますし、他のメンバーも東京や長野など、全国各地から参加しています。
ただ、リモートだからこそ、“つながり方”や“働き方”には一段と意識を向ける必要があると思っていて。たとえば、半年に一度は全社のオフラインミーティングがあったり、カジュアルに花見に行くような集まりがあったりと、「リアルで顔を合わせる場」も大切にしています。
また、リモート環境では、報連相の質が特に問われます。「何が課題か」を明確に言語化し、チームで共有できているかどうか。自由度が高いからこそ、そこに伴う責任や規律はしっかり保っていかないといけないと考えています。
私自身、マネジメントの立場もあるので、時にはちょっとしつこく聞いたり、追求したりすることもあります(笑)でも、それくらいの粘り強さで、チームとしての信頼関係をつくっていけたらと思っています。
▍今後注力していきたいテーマ
ーシステムのシンプル化とマルチプロダクト戦略
今後注力していきたい技術的なテーマとしては、大きく二つあります。
一つ目は、マイクロサービスで分散しているシステムを整理し、よりシンプルな構成にしていくことです。これまで多くのサービスを立ち上げてきた分、いまはその構造を見直し、大規模なデータ移行を含めて基盤を整えるタイミングに来ています。
もう一つ、並行して進めていきたいのが、“マルチプロダクト”の展開です。小さなプロダクトを同時並行で複数立ち上げ、市場の反応を見ながら仮説検証を回していく。そうした流れが、今の時代のトレンドでもあると思っています。
たとえば、睡眠に関するデータをさらに活用して、より細かくレポートを出せるようにしたいなど。あるいは、従業員のメンタル状態をライフログデータと組み合わせて、事前に兆候を察知できるようにする、といった構想もあります。
いずれも、ひとつずつ大きな投資をして取り組むというより、小さく立ち上げて素早く展開することで、近接領域の企業と連携したり、新たな市場に広げたりする道も開けてくるのではないかと感じています。
今はそのための「地盤固め」を進めているフェーズにあると捉えています。
▍最後に
ーFiNCに向いている人
FiNCに向いているのは、「課題そのものを楽しめる人」だと思いますね。
というのも、私たちの仕事には、大小さまざまな課題がつきものです。そうした課題に対して、「これは面白そうだな」「どうやって解こうかな」と前向きになれることが、すごく大事だと感じています。
たとえば、誰かから「こういう機能を作ってほしい」とリクエストがあったときに、それをただ実装するだけじゃなくて、「もっと根本的にこうしたほうがいいんじゃないか」とか、「この前提自体を見直すべきでは?」と考える。あるいは、「もう全部作り直したほうが早いかもしれない」といった提案も、遠慮なく言える。そういうふうに、アプローチの幅を自分で広げていける人は、大歓迎ですし、FiNCの環境を楽しめると思います。
課題の“正解”は一つではないし、むしろ無数にあります。そのなかから、自分なりに「これだ」と思えるやり方を見つける。そうやって頭を使いながら進めていくのが好きな人と一緒に働くことができたら嬉しいですね。
ー入社を考えている方へ
FiNCは、「自分の力でやりきること」を体感できる場所です。
「0から何かを作りたい」、「成熟しきったものをより良くしていきたい」のどちらでもなく、「変化の途中にあるものを立て直す」ようなフェーズにあるからこそ、腕のふるいがいがあって面白いと思います。
また、裁量がしっかりある分、当然責任も伴います。自分が主導して、仲間と一緒に考えて、最後までやりきる。そういう意志を持って向き合える人にとっては、成長のチャンスがすごく多い環境だと思います。
「新人だからまずは下積みから」という発想もありません。いきなりプロジェクトの中核に入って、チームで成果を出していくような挑戦を歓迎する文化があります。
自分の力を試したい人、挑戦しながら成長したい人には、とてもフィットする環境だと思っています。興味を持っていただけた方は、ぜひ一緒に働きましょう!