『今』FiNCのFlutterエンジニアとして参画する魅力とは?常に進化する現場でプロダクトに向き合う、 Flutter開発のリアルと可能性
こんにちは!株式会社FiNC Technologiesの採用担当です。
本日は、【『今』FiNCのFlutterエンジニアとして参画する魅力】について詳しくご紹介します。
・FiNCの開発体制と組織の特徴
・現在抱えている開発組織の課題
・Flutterエンジニアとして働く魅力
・FiNCが求める人物像
・今後の展望
についてお話しして参りますので、「Flutter開発に興味がある方」や「技術力を高めたいエンジニアの方」はぜひ最後までご覧ください。
開発組織について
ープロダクトごとのチーム体制と横断的な連携
現在のFiNCでは、複数のプロジェクトが並行して動いており、それぞれに専任のチームが組まれています。
たとえば、toC向けの「FiNCアプリ」、法人向けの「FiNC for BUSINESS」、他社と連携した協業プロダクトなど、プロダクトごとに6〜10名ほどのチームで日々の開発を進めています。
とはいえ、各チームが全く別のプロダクトを作っているわけではなく、プロダクト間には関連している部分も多いので、チーム横断での連携や情報共有も活発です。
ーエンジニア同士のつながり
リモートワークが中心のなかでも、エンジニア同士のつながりをとても大切にしています。
たとえば、チームの枠を超えた情報交換の場として、毎週金曜日にエンジニア全員が集まる「エンジニアウィークリー」を開催。各チームが共有したい話題を持ち寄り、発表し合っています。
加えて、Flutterエンジニアチームでも、週に1回ミーティングを実施しており、「最近気になっている技術」や「この実装方法どう思う?」といった技術の話題を共有したり、困っていることを相談したり、カジュアルに話せる時間を設けています。
最近は、データクラスを生成できるfreezedパッケージについて議論しました。FiNCでは「特定の外部パッケージに依存しすぎない」方針がある一方で、過去に一部導入している経緯もあり、メジャーアップデートを機に「今後どうしていくべきか?」をチームで話し合いました。
『今』FiNCのFlutterエンジニアとして参画する魅力
ー要求レベルが高いからこそ、本質的な学びの機会を得られる
FiNCでFlutterエンジニアとして働く面白さは、設計、特にアーキテクチャに対する要求レベルの高さにあると思います。
例えば、Flutter開発でよく使われる状態管理パッケージ「Riverpod」は非常に便利ですが、FiNCでは特定のパッケージへの過度な依存を意図的に避けています。「Riverpodがないと書けない」状態ではなくて、Flutterの標準的な機能をしっかり活用して、強固なアプリケーションを地道に作り上げていく。これがFiNCの考え方です。
“面白さ”とは少し異なるかもしれませんが、プログラミングの基礎的な部分の学びってとても大事だと思っていて。FiNCでは、将来的に新たな技術トレンドが登場した際にもスムーズに対応できるような、汎用的な基礎力を重視しています。ここで得られる経験は、エンジニアとしての土台を強固にし、長期的なキャリアにおいて大きな財産になると思いますね。
ーなぜ求められるレベルが高いのか
設計やアーキテクチャにこだわる一番の理由は、サービスを長期的に継続させるためです。ただプログラムを動かすだけであれば適当な書き方もできますが、ビジネスとしてサービスを提供する上では、将来の変更依頼にスムーズかつ低リスクで対応できる「保守性」が重要になります。
「Riverpod」のようなサードパーティ製パッケージは、すぐに導入できる反面、開発者の意向次第でメンテナンスが停止するリスクもあります。企業として提供するサービスにおいて、そのような外部要因でサービス継続が困難になる事態は避けなければなりません。
このようなリスクを排除していくと、必然的にロックイン要素を作らず、基礎を固めた「武骨」とも言えるような開発スタイルに行き着くのです。
決して楽な道ではありませんが、これによってプロダクトの堅牢性は格段に向上すると思いますし、将来の変更に対する柔軟性も高まります。
FiNCのFlutterエンジニアに期待すること
FiNCが求めるエンジニア像は、「変化に柔軟に対応できること」と「深く学び続ける姿勢を持っていること」です。
変化の速いIT業界に対応していくためには、表面的なスキルだけでなく、物事の本質を捉える思考力や普遍的な考え方、そしてそれを実行に移すマインドセットが重要になると考えています。
一方で、すぐに環境を変えるのではなく、同じプロダクトに継続的に関わりながら、地道に学びを積み重ねていくことも、成長の大きな力になります。
私自身も、長くFiNCアプリに関わる中で、1つのプロダクトに深く向き合うことで得られる学びの大きさを実感してきました。
「1年の経験を何度も繰り返すより、5年かけてしっかり積み重ねる方が強い」というのは、まさにその通りだと思います。
「環境を変える」のではなく、「今いる環境からどれだけ学べるか」。
その姿勢を大切にしながら、自身のスキルを高めていきたい方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
今後の展望
ー現在のFINCアプリのフェーズ
正直なところ、「安定稼働している」「運用フェーズに入ったな」と感じることは、あまりありません。常に変化の途中にある感覚で、まだまだ作らなければいけないものがたくさんあります。
「これを作ればもう安泰」といったゴールが明確に決まっているわけではなく、ユーザーに当てながら、試行錯誤を繰り返している段階です。
これは、運用や負債解消だけではなく、ローンチ前後のような熱量を持って、新しいものを世の中に出していく感覚に近くて。
もちろん負債の解消もありますが、それはあくまで新しい価値を届けていく過程の一部、という位置づけです。
そういった意味では、「サービスを作っている」という実感を、強く持てるフェーズだと思いますね。
ー今後のプロダクト構想
toCの「FiNCアプリ」と比較して、法人向けの「FiNC for BUSINESS」では、まだ機能面で物足りなさを感じる部分があります。例えば、ライフログ機能など、ユーザー体験をよりリッチにするための改善に、まさに今、本格的に着手しているところです。
しかし、それで終わりではありません。ユーザーが「もっと使いやすい」と感じられるレベルに至るまでには、さらなる機能拡充が必要だと考えています。
また、自社だけでできることには限界があります。これまでも他の企業との協業を進めてきましたが、今後はさらに連携を強化していきたいと考えていて。私たちの強みをさらに尖らせつつ、他のプレイヤーの強みを積極的に取り込むことで、ユーザーに提供できる価値を広げていきたいですね。
そのためには、私たちが開発しているシステムを、外部パートナーとも連携しやすい形で開発を進めていく必要があります。例えば、ライフログの仕組みなどを外部にも転用可能にしたり、情報を共有しやすいオープンな設計にしたりすることで、より大きな価値創造につながると考えています。
最後に
コードやシステムへの理解が深まると、それに伴って学びも自然と広がっていきます。
担当している領域だけでなく、システム全体やプロダクト、さらには事業そのものまで視野が広がっていく。そうすることで、他のメンバーの仕事やコードからも「なるほど、こうすれば良いのか」「これは避けるべきだな」といった多くの気づきを得られるようになると思います。
理解が深まるほど、学びが“複利”のように効いてくる。
そんな感覚があるのが、FiNCの開発組織です。
システム規模が大きいからこそ、得られる学びの幅も広く、関わる時間が長くなるほど、成長のスピードも加速していきます。
自分自身の経験に加え、周囲のあらゆる事象から学びを得て、それを糧に成長していく。
そんな過程を楽しめる方、より広い視点で物事を捉えたいという意欲のある方にとって、FiNCはとてもマッチする環境だと思いますし、私たちはそういった方を心から歓迎しています!
ーありがとうございました!