こんにちは！フェンリルのデザイン部でマネージャーをしている松浦です。

第4弾に引き続き、2019年の新卒研修の第5弾をレポートします！

＜これまでの記事はこちら！＞

今週は指示書 / アセット制作だ！

フェンリルでは、実装のコーディング部分は社内のエンジニアが行います。

もちろんデザイナーも開発の基礎的な知識を知っておく必要はあるのですが、自分達がデザインしたものを他人にコーディングしてもうわけですから、デザインの絵だけを渡して終わりでは不親切ですよね？

フェンリルで『指示書』と呼んでいるものは、デザイナーがデザインしたものを形にしてもらう為の、いわば“設計書”で、デザイナーのイメージをエンジニアに伝えるために必要になります。

詳細な指示をしなければ、エンジニアはデザイナーが求めている動きなどを汲み取れません。そして、そのまま実装してしまうと、あがってきたものに対して「こんな動きではないっ！」となってしまいます。

でもこれは誰が悪いのでしょうか？ちゃんと指示できていないデザイナーの責任ですよね？？

こういった問題を解決するために、フェンリルで活用されているのが『指示書』です。また、コーディングの際に必要な画像のパーツのことを、『アセット』と呼んでいます。

Webとアプリで書き方が違うの？

Web・アプリ（iOS/Android）それぞれで指示の書き方や考え方が若干違います。

今回の研修では、Webについて、アプリについてなど、1週間ずつに分けて指示書を作成しながら、書き方や考え方を学んでいきました。

さらっと書きましたが、Webとアプリ、厳密に言うならアプリの中でもiOSとAndroidでは、実装の仕方が違いますので、指示する書き方も変わります。

具体的には、

・単位（Webではpx、iOSではpt、Androidではdp/sp）

・使用できるフォント

なども変わってきます。

このように、対応するデバイスに合わせた指示が必要なので、デザイナーはそれぞれの知識を持っておく必要があるんです。

解像度の違いも覚えておこう！

アプリを制作する上で絶対に覚えておかないといけないことのひとつ、『解像度』について。

この記事では細かい説明は割愛させていただきますが、なぜ解像度が重要なのか、先輩から懇切丁寧に説明を受けます。

ここの概念はややこしいので、新卒の皆さん頭から「？」が出ているようでした笑。

実際に指示書を書いてみよう！

さあ、皆さん細かい説明を聞いたら、実際に指示書に挑戦です。

今回は、社内用に用意されたアプリからエンジニアに渡す用の指示書を作成していきます。

この作業は、研修が終わって実際の案件に関わるようになった際、一番最初にする作業のひとつなので、今まで以上に真剣に取り組みましょう！

皆さんかなり苦戦されていますね。

出来た指示書は先輩がチェック！！

完成した指示書は、先輩が懇切丁寧にチェック。やはり、経験を積んできた先輩の指示書と比べると、はっきりと違いが出てきます。

先輩からはこのような指摘が・・・

・そもそも抜け漏れやチェック漏れがある

・文字・色の定義が書かれていない

・小さなミスが多い

今回は、より実際の仕事に則した細かい作業になるので、きっちり作ることが求められています。

コミュニケーションが大事

今回の研修では、今までの研修とは違い、デザインを読み取ってミスなく記載するというオペレーション的なスキルが求められました。

新卒で7月から先輩の補佐として働く際には、こういった力がとても大切です。

さらに大事なことは、デザインの意図をきっちりと実装するエンジニアに伝えるためには、どういった記載の仕方や説明の仕方をすれば良いのか？ということを自分で深く考えることです。

フェンリルでは、仕事をする上での“コミュニケーション”をとても重要視していて、今回の研修で学んだことも、指示書を通した一種のコミュニケーションになります。

皆さん最初は出来ていないくて若干ショックを受けていたようですが、これらは繰り返し訓練し、失敗することで良くなっていきますので、前向きに頑張っていきましょう！

第5弾のレポートは以上になります。次回最終回、第6弾のレポートもお楽しみに！

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