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ほぼ部屋着すっぴんで出社する私が、“見た目の呪い”から自由になるまで。
Photo by Anthony Tran on Unsplash
いつもストーリーを読んでくださって、ありがとうございます!
アイブレインズの佐藤です。
今日は少しだけパーソナルなお話です。
最近の私は、部屋着みたいな服で出社し、すっぴんで働くことがほとんどです。
昔の私なら、「そんなの失礼かも」と思ったり、「女なんだからちゃんと身なりを整えなきゃ」と自分に言い聞かせていたと思います。
でも今は、「ちゃんとするって誰のため?」「女性だけがすっぴんでいるのは失礼?」と、立ち止まって考えるようになりました。
今回はそんな、「外見」や「女らしさ」についての価値観が変わってきた私自身の変化を、ありのままに綴ってみたいと思います。
目次
「女の子なんだから」と言われて育った私たち。
私は、家事より仕事が好きで、可愛いよりラクが好き。
女性だからって、毎日“華”でいなくていい。
「かわいい」で評価される世界から、抜け出してもいい。
おわりに
「女の子なんだから」と言われて育った私たち。
「家庭的で、いつもニコニコしていて、見た目にも気を配って」
——そんな“理想の女性像”に、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
私自身、小さい頃から「女の子なんだから」とたくさん言われて育ちました。
料理ができて当然、気が利いて当然。いつも笑顔で、当たりが柔らかいのが「いい子」。
そうやって、“らしさ”に合わせることが、当たり前のように求められてきました。
そして大人になると、それはもっと巧妙な形で押し寄せてきます。
たとえば、職場では「女性がいると華やかだね」「ヒールがマナー」と言われ、パーティーでは「黒は華やかさに欠けるよね」と注意される。
少し疲れて無表情でいたり、少し強い言葉を返すと「不機嫌なの?」と言われることもあります。
「顔はかわいいけど性格がキツい」
そんなふうに、外見を起点に内面までジャッジされる場面も少なくありません。
“理想”に当てはまらなければ、「足りない」とされる世界のなかで、私たちは知らず知らずのうちに、自己否定と戦いながら生きているのかもしれません。
私は、家事より仕事が好きで、可愛いよりラクが好き。
「女性って綺麗好きだよね」「料理できない女性はちょっと…」
そんな言葉を聞くたびに、私は自分の「得意」「好き」よりも「正解」を選ぼうとしてきました。
家事が得意でもなく、好きでもなく、仕事をしている自分の方が自然でいられるのに。
それを無理して取り繕って「ちゃんとしてる女」を演じるのは、すごく疲れました。
でも、誰かの理想に自分を合わせ続けていたら、友達も職場も、自分を本当に理解してくれる人とはなかなか出会えないし、長く関係を続けることも難しい。
そう気がついてから、私は少しずつ、自分の心地よさを優先するようになりました。
女性だからって、毎日“華”でいなくていい。
私は、年上の人に「おばさん扱い」されたり、自分より太っている人に「太った?」と笑われたことがあります。
きっと、似たような経験をしたことがある女性も多いのではないでしょうか。
「見た目を整えていることが、女性としての“価値”」
そんな空気に、私たちは知らず知らずのうちに縛られてきたのかもしれません。
だからこそ、いつも誰かの視線を気にして“華”でいようと頑張ってしまう。
私は、もうそれをやめました。
もちろん、美容院に行ったり、ときめく服を買ったり、ネイルを楽しんだり。そういうことは、今でも大好きです。歯のホワイトニングだっていきます。
でもそれは、“誰かに褒められるため”ではなく、“自分のため”。
「きれいだね」「かわいいね」と言われるためではなく、自分の気分が上がるから、心地よくなれるから、やっているだけ。
“美容”や“ケア”は無理して続けるものではなく、疲れの原因になるなら、手放してもいいと思っています。
「かわいい」で評価される世界から、抜け出してもいい。
「やっぱりかわいい子って得だよね」そんな言葉、これまでに何度も耳にしてきました。
そして実際、そういう場面があるのも事実だと思います。かわいらしい人が好かれたり、チャンスを得ているように見えたりすることも、たしかにある。
私も「かわいくなきゃ」「ビジュアルを磨かなきゃ」と思って、努力してきた時期もありましたし、今もそうしてがんばっている人の姿を否定するつもりはまったくありません。
外見を磨くこと自体が悪いわけではないし、それが自信につながるなら、すごく素敵なことだと思います。
一方で、その評価軸に頼りきってしまうことには、やはり危うさを感じています。
“若さ”や“見た目”は、どれだけがんばっても、時間とともに必ず変わっていくものだからです。
これは、私自身が体験してきたことでもあります。
ふと鏡の前で、「あの頃より価値がなくなったんじゃないか」と不安になる瞬間。
将来を想像して、「若くなくなったら、自分には何が残るんだろう」と怖くなる瞬間。
そんなふうに、自分で自分を傷つけてしまう。本当につらくて、悲しいことです。
でも最近は、「自分らしさ」に目を向けるようにしてから、少しずつ気持ちが変わってきました。「かわいい」や「若い」じゃなくても私にはちゃんと価値がある、そう思えるようになってきたんです。
例えば、
- 感謝や好意をまっすぐに伝えられる
- 人の長所をたくさん見つけられる
- 「人を見る目がある」と言われることが多い(プライベートでも友人から人間関係に関する相談を受けることが多く、“面談”のような場を設けられることも。笑)
- 親しみやすい雰囲気(出かけるたびに道や乗り換えを聞かれます!)
…正直、見た目の印象には負けるかもしれませんが。笑
そんな小さな魅力でも、自分で認められるようになると、不思議と心が軽くなってくる。
「かわいくなくても、若くなくても、私にはちゃんと価値がある」
そう信じられるようになるだけで、年齢や外見の変化にも、必要以上に怯えずにすむようになります。
そして、自分の魅力がわからないのであれば、家族や友達に見つけてもらったり、これから作っていけば良い。
おわりに
性別や年齢に関係なく、誰もが「こうあるべき」という枠の中で息苦しさを感じることがあると思います。
「男なんだから泣くな」「一家の大黒柱として稼がないと」
そんな“男らしさ”に縛られている男性たちも、同じようにモヤモヤやプレッシャーを抱えているはず。
でも、それに疑問を持って、自分なりの心地よさを見つけていくことは、決してわがままではないと思います。むしろ、自分をちゃんと尊重している証。
そんな生き方ができる人が増えて、そんな働き方ができる会社がもっと増えていけば、きっと社会は少しずつ、健やかになっていくのかなと思います。
そして、私が働くアイブレインズは、まさにそういう「息苦しさのない会社」です。
見た目や経歴だけではなく、人柄と数字を見てくれる場所。
だからこそ、自然体の自分で安心して働くことができています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
これからも、そんなリアルな思いを、少しずつ発信していけたらと思います!