「自分ならではの生き方」を探す葛藤
18歳まで愛媛県松山市で育った僕は、「坂の上の雲」の世界観に影響を受け、いつか生まれ育った地方や世の中に貢献したいという想いを抱いていました。
大学での経験を通して、経営や海外で働くことに漠然とした憧れを抱き、新卒で総合商社へ。グループ会社の経営管理や中国での語学研修など、幅広い経験を積ませていただきました。大手ならではのスケールの大きな仕事や、高い水準を求められる環境に刺激を受け、優秀な上司や先輩に鍛えられ、少しずつできることが増えていく充実感も感じていました。
ただ、その一方で、ふと立ち止まってしまう自分がいました。
「今の仕事は、自分が大切にしたい『地域』や『自分の生活』とどう繋がっているんだろう?」
「社会の課題解決にどう貢献しているんだろう?」
そんな疑問を抱き始めると、高校時代に思い描いた「自分が育った地方を良くしたい」という想いがどんどん強くなっていきました。
今の会社でステップアップしていくことも、もちろん素晴らしいチャレンジです。でも、「自分ならではの生き方」と言えるだろうか?地方で生まれ育ち、愛着を持っているからこそ、貢献する道を模索すべきではないか?
そんな葛藤を抱えていた時に、大学時代のゼミの先生との再会をきっかけに、福岡にドーガンという会社があることを知ります。Facebookで同社の情報を見てみると、「未経験者の募集を始めた」という一文が目に飛び込んできました。コンサルや投資銀行の仕事は未経験で正直怖さもありましたが、「飛び込むなら若い方がいい。
30歳になる前に、まずはやってみよう!」そう思い立ち、思い切って直接応募でドアをノックしました。
「見える」やりがいを求めて、飛び込んだ世界
入社後は、コンサル・投資銀行業界の常識も、福岡・九州の商習慣も、人脈も何もない中で、とにかくがむしゃらに働きました。正直、自分の至らなさを痛感することばかりで、つらいことの方が多かったです。それでも続けてこられたのは、厳しくも温かく支えてくれた上司や先輩、そして何より、お客様のおかげです。
九州のお客様は、地域愛がとても強く、「仕事を通して地域を良くしたい」という想いを強く持っています。東京で感じていた「仕事と生活の乖離」や「自分の仕事が地域や社会にどう影響しているか見えづらい」という苦しさを抱えていた僕にとって、お客様の地域への想いは、本当に大きな癒しでした。
お客様のために全力を尽くすことが、自分が住んでいる地域を良くすることに繋がる。大切な家族や、愛着のある地域を、お客様と共に少しずつ良くしていく。そして、その積み重ねが、日本社会を良い方向に変えていく。福岡・九州からなら、きっとそれができると本気で思えたんです。
かつて明治維新で国を変えていったように、この地から僕もその一端を担えるかもしれない。大げさかもしれませんが、そう思うことで、目の前のお客様に全力で向き合うことができ、自分の「半径5メートル」の世界が変わり、地域も少しずつ変わっていくのを肌で感じられるようになりました。
半径5メートルを変える仕事とは
ドーガンでは、投資・アドバイザリー事業を通じて地域企業と共に課題解決に挑んでいます。
- 事例①:老朽化マンション問題の解決
ある不動産会社と共に、社会問題化している老朽化マンション課題に挑戦。徹底調査と専門家の知見をもとに新たなプロジェクトを立ち上げました。
👉 老朽化マンション問題解決への挑戦 - 事例②:脱炭素社会の実現に向けた投資
「ドーガンMGXファンド」を通じて、地域企業の脱炭素事業を支援。地域から持続可能な未来づくりを後押ししています。
👉 脱炭素社会の実現に向けた取り組み
これからも、優秀で人間的にも魅力的な仲間と、お客様と共に、地域の複合的な課題解決をめざしていきます。
自由と責任が成長を加速させる
ドーガンは、社会的に意義のある仕事ができるだけでなく、自分のスキルアップの機会も豊富です。ここでは、上司がすべてを管理するのではなく、一人ひとりがプロフェッショナルとして自律的に仕事を進める文化があります。
「答えは誰かが与えてくれるものではなく、自分自身で見つけ出す」という気概が求められます。もちろん、決して突き放すわけではありません。困ったときは皆が快く一緒に考えてくれます。この「自ら考え、行動する」姿勢と、必要な時にヒントをもらえる環境が、僕自身の成長を加速させてくれました。
管理職の方にとっても、この環境は魅力的だと思います。後輩や部下を「管理する」のではなく、彼らが自らやり遂げようとする案件を、自らのノウハウや人脈を提供し、一緒に考えることで支援する。これにより、管理に費やす手間が減り、よりお客様のことを考える時間が増え、新しいお客様との接点を持つことができるからです。
その結果、より多くのお客様に貢献でき、自分も会社も成長することができる。自由と責任が両立する環境で、自分のスキルを磨きながら仕事にコミットできる。これは、社会人として一定の経験を積んだ人にとって、管理職やリーダーとしてのスキルも伸ばせる貴重な場所だと思います。
理想と現実を繋ぐ場所
ドーガンでの仕事は、単なる「地方への貢献」「社会課題の解決」というやりがいだけではありません。「純粋に面白い経験」であり、「本質的なスキル」が身につく、「志」と「スキル」が融合する場だと感じています。
大都市での働き方を否定するつもりは全くありません。それは素晴らしい選択肢であり、そこでしか得られない経験、そこでしかできない社会への貢献もあると思います。
でも、「半径5メートルを良くしていく」ことで、お客様への貢献を通して、自分が住む場所や地域を少しでも良くしていく。その積み重ねの結果、日本全体を少しずつ良い方向に変えていく。そして、その過程で自分自身も磨いていきたい。
そう思われる方は、ぜひドーガンのドアをノックしてみてください。