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ドクターズ株式会社CEOの柳川貴雄が、PIVOTの人気企画「& TALK」に出演しました。全3回にわたるインタビューでは、医師としての経験、スタートアップ企業家としての挑戦、そして医療DXの未来について語っています。
本記事は、そのインタビュー内容をもとに、ドクターズが取り組む医療DXや企業支援の取り組みを深掘りしてお届けします。
PIVOT 公式チャンネル - & TALK『大企業も頼る医療ベンチャー / 起業家医師とDXで解題解決』
デジタルヘルスケア支援のプラットフォーム構築
柳川が語るドクターズの支援体制には、企業が医療DXに取り組むための3つの柱が存在します。それが「Doctors Hub 」「Doctors NextⓇ」「Doctors StationⓇ」です。
Doctors Hub:ゼロからサービス開発を支援
Doctors Hubは、医療サービスをゼロから企画・開発するための支援体制です。企業単独で作ったサービスは、医療現場で受け入れられないリスクが伴います。そこで、700名以上の現役意思(エキスパート医師Ⓡ)と連携し、臨床研究やパイロットテストを通じて、実際に使われる医療ソリューションを形にします。例えば、NTTビジネスソリューションズとの取り組みである「SAS(睡眠時無呼吸症候群)オンラインクリニック」では、運送業界の従業員がクリニックに足を運ばず、オンラインでSASの検査を受けられる仕組みを実現しました。これにより、交通事故リスクの軽減が期待されるだけでなく、従業員の健康維持にも繋がります。
さらに、医療現場と企業が連携する際に生じやすい課題として、「医療エビデンスの不足」が挙げられます。これを解決するために、Doctors Hubでは医療機器の認証取得や、エビデンスを基にしたデータ収集を徹底的にサポートします。これにより、現場で使える品質の高いサービスが生まれています。
Doctors NextⓇ:医療現場へサービスを広げる
次に、開発したサービスを医療現場に届ける流通支援が「Doctors NextⓇ」です。医療現場での普及には、販売網や流通網の構築が不可欠です。これをサポートし、全国の医療機関へ効率的にサービスを届ける仕組みが整っています。
Doctors NextⓇのもう一つの強みは、これまで医療機器や医薬品の流通に携わってきた企業との連携を強化し、医療現場にスムーズにサービスを普及させる仕組みを整えている点です。これにより、従来の医療業界では難しかったデジタルヘルスケアソリューションの導入が加速しています。
特に、医療現場の負担を減らすためのサポートが充実しており、例えば医療アプリの導入研修やサポート体制の整備にも力を入れています。現場での浸透が難しいソリューションでも、適切なサポートを通じて定着を図っています。
Doctors StationⓇ:患者へ価値を届ける
最後に、患者や個人の手元にサービスを届ける役割を担うのが「Doctors StationⓇ」です。オンライン診療プラットフォームを活用し、医療機関や企業が開発したソリューションを患者の手元に届けるためのテクノロジー基盤を提供しています。
例えば、パソナグループのウェルビーイング事業支援では、従業員の健康管理を包括的に支援するプラットフォームを提供しました。健康経営に関心を持つ企業が増える中、単なるアプリ提供だけでは解決しない課題に対し、システム全体をサポートする仕組みが評価されています。
また、企業ごとに異なる健康管理ニーズにも柔軟に対応できるよう、カスタマイズ可能なモジュールを提供している点も大きな特徴です。これにより、異業種の企業でも容易に導入できる仕組みを整えています。
この3つの支援体制を通じて、ドクターズは企業が医療DXを実現するための土台を提供しています。医療の現場から直接フィードバックを得ながら、デジタルヘルスケアのサービス開発、流通、実装までを一気通貫で支援することで、企業が直面する課題を解決し、医療DXの推進に貢献しています。
最後に、CEO柳川からのメッセージをお届けします。
私自身は先ほど申し上げたように半分が医者で半分が起業家であるという体で、私の根底にある想いは、そのとにかく地域医療を良くする、デジタルの力を使ってどこにいても本当に安心して健康に生きれる社会を作ることです。
そのためには、私たちベンチャー企業一社ができることは限られていて、正直申し上げると大きなことができると思ってないんですね。ですので、まさに先生方の医療現場の力をぜひお借りしたいので、是非ご連携をさせていただきたいです。
また一方で、民間企業様の卓越した技術やネットワーク、システムなども当然必要になるわけです。ですので、企業様がもし課題を抱えていらっしゃったり、何か問題があれば、是非我々の方にご相談いただきたいです。そして民間企業の皆様と一体となってこの医療エコシステムを作っていく、これをぜひ実現させていただくためのご支援をいただければと思っております。
最後に、ドクターズでは、医療とデジタルの融合を目指す情熱を持った仲間を募集しています。医療現場とビジネスをつなぎ、新たな価値を共に創り出すチャレンジに加わりませんか?
ご応募、お待ちしています!