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ドクターズ株式会社CEOの柳川貴雄が、PIVOTの人気企画「& TALK」に出演しました。全3回にわたるインタビューでは、医師としての経験、スタートアップ企業家としての挑戦、そして医療DXの未来について語っています。
本記事は、そのインタビュー内容をもとに、ドクターズが取り組む医療DXや企業支援の取り組みを深掘りしてお届けします。
PIVOT 公式チャンネル - & TALK『大企業も頼る医療ベンチャー / 起業家医師とDXで解題解決』
医療の現場からドクターズの創業へ
柳川は、信州大学の脳神経外科で10年以上勤務し、2,500件以上の手術を執刀してきた実績を持つ脳神経外科医です。元々、起業家になろうとは思っていなかった彼が、なぜ医療現場を飛び出し、スタートアップの世界へと挑戦したのでしょうか?
そのきっかけは、地方医療の課題感でした。大阪出身の柳川は信州大学に入学し医師として多忙な日々を過ごしていました。しかし、地域医療現場では、医師不足と高齢化により、過酷な労働環境が続きます。
週に2~3日に1回は当直で、オンコール対応が日常でした。体調を崩せば手術ができず、代わりの医師もすぐには確保できない。これでは地域医療を守れない、と痛感しました。
そんな中で柳川は、「デジタルの力で医療をもっと支えられないか」と考え始めました。現場で感じた課題を解決するために、ビジネスの知識がない中で一から学び、起業に踏み切ったのです。
起業初期には、脳梗塞の原因となる不整脈(心房細動)をテクノロジーで解決するためのサービスを開発しました。しかし、医療現場の課題はそれだけではなく、多様な疾患や分野が存在します。そこで、単一のサービスではなく、さまざまな課題を束ね、総合的に支援できるプラットフォームとして「ドクターズ」を立ち上げました。
医療現場のリアリティとビジネスをつなぐ新たな取り組み
ドクターズの強みは、医療の現場を支える700名以上の専門医との連携です。医療現場と密接したリレーションがあるからこそ、医師たちのリアルな声を直接反映させたソリューションが生まれます。
医療従事者の視点から見た課題やニーズは、現場でしかわからないものです。しかし、企業側がそれを正確に理解し、解決策を打ち出すのは容易ではありません。ドクターズは、そのギャップを埋めるための架け橋として、医療現場と企業の両者をつなぐ役割を果たしています。
たとえば、IT企業や通信会社が医療領域で新しいサービスを生み出そうとする際、医療現場の課題を適切に抽出できないことが多々あります。そこでドクターズは、専門医師の知見を活用しながら、企業と共同で実現可能なソリューションを作り上げるサポートを行っています。(Vol.2に続く)
ドクターズでは新たな仲間を募集しています。医療とビジネス、そしてデジタルの融合を目指す情熱を持った仲間を探しています。医療現場の変革を共に推進し、新しい価値を創出することに興味がある方、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしませんか。
ご応募、お待ちしています!