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エンジニア歴13年からのキャリアチェンジ!PMとしてチームの舵を切る

皆さんは「プロダクトマネージャー」と聞いて、どんな印象を持たれていますか?「細かい部分にまで気配りできる人」「売上や課金率などプロダクトのデータ管理をする人」「チームをまとめる舵取り役」…などが当てはまるのではないでしょうか。これらすべてを網羅し、加えて「熱い気持ち」を持っているのが今回インタビューをした、池上昌樹(いけがみ・まさき)です。Diverseへの入社経緯や現在取り組んでいる業務、またチームづくりへの熱い思いを聞きました。

パフォーマンスの最大化を目指し、エンジニア人生に終止符を

―改めて、これまでのキャリアと入社理由を教えてください。

池上:僕はSEを7~8年経験した後、ライブドアでサーバーサイドエンジニアとして経験を積みました。現LINEではNAVERまとめのサービスにも携わり、SEも入れるとエンジニア歴は13年ほどありました。Diverseには、2014年にプロダクトの数値分析担当として入社しました。

―エンジニアとして13年ものキャリアがあったのにですか!?
池上:そう思われますよね(汗)。エンジニアという仕事は、自らのスキルや技術を使ってひとつのプロダクトをつくり上げていきますが、その技術を「手段」として捉える面と「技術を使うのが楽しい」と捉える2つの面があると思うんですね。僕は技術を手段として扱う意識が強くありました。13年、エンジニアを経験してみて改めて「僕はエンジニア以外の方が自分のパフォーマンスを発揮できるのではないか?」とエンジニアからの職種シフトを考えたんです。
そんな時、ライブドアで一緒に働いていた元同僚に、Diverseに来てみないか?と声をかけてもらいました。30代半ばくらいでしたかね。年齢や環境的にも、職種シフトが簡単だったわけではないのですが、「一緒に何ができるか考えていきましょう」と言ってもらえたので、思い切って入社を決めました。今考えてみると有難かったな、と思いますしやはり今の職種に転向して良かった、と感じています。


プロダクトマネージャーとは、チームを先導する船長

―現在の具体的な業務を教えてください。

池上:2018年1月から、マッチングアプリ「Poiboy」のプロダクトマネージャーをしています。チームは約10名で、ディレクター・エンジニア・アシスタントがいますね。
僕の仕事はプロダクトの方針を定めることや、組織マネジメント・進捗管理がメインです。具体的には、課金率・売上・KPI・ユーザーのアクション率などを細かくチェックをしていきます。そして、そのデータをもとに朝と夕方の1日2回、ディレクターとMTGを実施しています。毎日2回のMTGをする理由は、軌道修正が必要だと気づいた段階で、すぐに修正をかけられるように。朝から議論が白熱することもあるんですが(笑)、ディスカッションすることをとても大切にしていますね。
直近で言うと「Poiboy」のアプリ内で、男性ユーザーの登録直後のUXを変更しました。「Poiboy」では、個人の好みや価値観等を問う簡単な「お題」が出されそれに答えていくのですが、これを男性がより楽しみながら答えられるような形に変更しました。まだまだ改善を加えていく予定ですが、継続率を大きく向上させたい、と期待を持っています。


―「Poiboy」は女性主導型という特性がありますが、プロダクトそのもののコンセプトをどのように考えていますか?
池上:男性主導型のマッチングアプリが多い中で、女性が主導権を持てる、というコンセプトには価値と大きな可能性を感じています。ただ注意している点を挙げるとすると、マッチングアプリを使う楽しさがエンターテイメント性を上回らないようにすることです。使っていて楽しい!だけにせず、あくまで出会ってもらうためのアプリ、というのがその理由ですね。メインユーザーが20代と若いこともあり、婚活アプリのような堅苦しさが生まれないよう「気軽さ」も意識しています。またマッチングアプリの特性上、利用者の生の感情も考慮しなければなりません。なかなか予測しづらい部分ではありますが、ユーザーが次に起こすアクションを予測しながら、ユーザーの感情に訴えかけていくところに面白さとやりがいを感じますね!


道を示したら、後は現場にどんと任せる

―リーダーとして、大切にしていることを教えてください。
池上:プロジェクトマネージャーの役割は、チームの皆に道を示すこと、道をつくることだと思っています。そのため実際に手を動かす部分は極力、現場に任せています。現場が上手く回るよう細かいことに口を出し過ぎず、万一何かあった際は責任を取る!というのも意識していることの1つです。サービスを運用する際にも、目先の損得ではなくトータルのメリット・デメリットはどうか?という視点で判断することが多いですね。ただ、まだまだ足りていないと感じている部分でもあるので、今後も取り組む課題だと思っています!

目指すのは、3つのチーム像

―この先、どんなチームにしていきたいですか?

池上:僕の中で3つ目標があります。

【1】プロダクトを自発的に成長させていけるチーム

自然に、がキーワードでして。「なんでこれをやると売上が上がるのか分からない」ではなく、「こういう理由で、この作業をすると売上に繋がる。だからやろう」と、チームが目指す売上とそれに伴う作業が直感的に分かるように、プロジェクトを進行していきたいと思っています。僕の役割は、出したい結果と作業との間にある見えない道を「見える化」することですね。そうすれば自然とみんなが同じ方向を向いて、同じ気持ちでプロダクトに向かっていけると思うんです。

【2】プロである自覚とメリハリを持って業務を遂行できるチーム

プロ意識を持ってもらうには、責任ある仕事をどんどん任せたり、目標に対する評価・フィードバックをすることが必要だと考えています。一人ひとりのプロ意識を刺激し、育てていきたいですね。また当たり前のことですが、やるべき時にはしっかりやる、緩める時は緩める、というチームにしたいです。

【3】メンバー同士が尊敬と信頼で繋がり、高いパフォーマンスを発揮できるチーム

チームには複数職種のメンバーがおり、それぞれが各分野のプロフェッショナルです。各自がプロ意識を持ったうえで、メンバー同士が尊敬と信頼できれば、これほど強いチームはないと思うんです。 今お話した理想のチームを目指して、ここ3ヶ月くらいは特に意識をして取り組んできました。8月からの3ヶ月は、ワンステップ進んでいくために、まずは「プロダクトを自発的に成長させていける」というのに力を入れていきたいと考えています!

―池上さん、ありがとうございました!


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