1995年に創業し、日本初のeラーニング専門ソリューションベンダーとして2,000を越える企業・学校・スクールのeラーニングシステムを立ち上げを支援してきたデジタル・ナレッジ。
コロナ禍により様々な領域でのデジタルシフトが急速に進む中、eラーニング領域は学びの「代替」としてではなく、「前提」として活用する時代へと突入しています。
実力があれば新入社員でも重要な案件を任せてもらえる ―― そう語るのは、デジタル・ナレッジにてディレクターを務める土生田 和之さんです。
今回は土生田さんがデジタル・ナレッジに入社を決めた理由から、ディレクターとしてどういったことを担当しているのか、またデジタル・ナレッジの企業文化などについて、お話を伺いました。
誰もがネットを使って学習している。そうしたeラーニングの可能性に惹かれたのが入社のキッカケだった
―― まずはこれまでのキャリア遍歴を教えて下さい。
新卒でサービス業を展開する会社に入社しまして、店舗での販売業務を担当していました。そこで販促用のPOPを作成したり、新聞チラシをつくったりしていまして、その後本社所属となり、全国店舗向けの各デザインを担当するようになりました。
もともとデザインをやっていたというわけではなく、独学でデザインを学んでいったのですが、仕事でデザインに関わっていくうちに、もっとデザインを学びたいと思うようになったんですね。
そこでパッケージデザインを学べるなと思い、化粧品を扱う会社へ転職します。ただ、働いていくにつれて「Webデザインをやってみないか」と言われて、先輩に教えてもらいながらWebデザインをやったり、その後はテレビ番組とCM広告が連動したインフォマーシャルの担当となったりと、幅広く業務を任せてもらうようになりました。
そして次にメディア企業に転職しまして、広報の仕事に就きます。広報の中でも、私が担当していたのが社内広報の業務で、2,000人規模の会社であったため、社内報をつくって社内の様々な部門の仕事や人を紹介したり、リアルイベントを企画したりといったことをしていました。
―― その後、デジタル・ナレッジに入社を決めた理由やキッカケはなんだったのでしょうか。
前職での社内報をつくる際に、全国の様々な拠点の社員にインタビューを行ったりしていたのですが、そのうちの一人の方が「学習」をテーマにした取り組みについてお話をされていたのがキッカケでした。
それまではeラーニングについて具体的な興味があったわけではなかったのですが、その人のお話を聞いていくうちに、これまで自分が様々な業務を初めて担当するというときも、まずはググって調べたり、YouTubeで調べたりと、インターネットを使って学んでいたことを思い出したんですね。
それからeラーニングの可能性に興味を持つようになり、学習アプリを提供する教育系企業含め、幅広くeラーニングのキーワードに転職活動を行うようになりました。
そしていくつかの面接を受けた中のひとつが、デジタル・ナレッジでした。今でも覚えているのが、デジタル・ナレッジの面接が面接っぽくなかったということ(笑)。ひょんなことからダイエットとか筋トレの話になったりと雑談をしていて。
でも、なんの話をしたか覚えている面接って、なかなかないと思うんですね。そのため、面接を受けた会社の中でデジタル・ナレッジが一番記憶に残る会社で、それだけ記憶に残るなら面白そうだなと思い、入社を決めました。
―― 現在、ディレクターとしてどのような業務を担当されているのでしょうか。
私が所属するソリューションパートナー事業部では、新規のサービス立ち上げではなく、運用・保守フェーズに入ったお客様のご支援を行う部署で、基本的には「サービスを守る」というのが役目になります。そしてディレクターとしての業務は、立ち上げを担当した部門からの引き継ぎ、そして運用フェーズでの課題解決のためのご提案が中心となります。
そのため、引き継ぎのためにどういった事業を展開しているお客様なのかを理解し、何か問題が起きた場合の対応をすることはもちろん、現在ご利用されているシステムについてお客様にヒアリングを行い、もし何かしら潜在的、顕在的に課題を抱えていらっしゃる場合には改修の要不要を問わず、ご提案やアドバイスを行ったりしています。
未経験にも関わらず、すぐに大型案件の担当に。個人に裁量を持たせる文化があるからこそ成長に繋がる
―― 土生田さんにとって、どういったところにデジタル・ナレッジのディレクターとしての面白さややりがいを感じますか?
私たちのお客様の業界や業種は本当に様々で、お客様ごとに求められていることも異なるため、自然と知識の幅が広がっていくことが面白さだと感じています。
たとえば看護系のeラーニングシステムであれば、そもそもで看護師になるためにはどう学び、どうスキルアップをして、それがなぜ必要で、どうキャリアアップしていくのかといったことを理解していないとシステムはつくれません。
また、業界特性などを理解していないと「こういうことはできますか?」と聞かれても、そのご要望自体が理解できないということもあります。
そのため、単にシステムまわりの知識だけでなく、対応させていただくお客様の業界、業種を深く理解することが求められるため、今まで自分が知らなかった世界が見えるようになる、知的好奇心が満たされる仕事だなと思っています。
―― システム開発のディレクターとしては未経験からの入社ですが、苦労したことはありませんでしたか?
苦労しっぱなしです(笑)。前職までもディレクションに近いことはやっていましたが、システム開発のことはまったく知見がありませんでしたから、はじめは会話に出てくる単語がそもそもでわからないという状況でした。
特に苦労したのが、入社して最初の案件でした。大型案件のディレクターを任されたのですが、サーバー移行の話が出てきて。今でも社内のサーバーから社内のサーバーへの移行案件は当たり前にありますが、社外サーバーから社内サーバーへの移行案件であったため、誰もやったことがないような案件を、未経験の自分がディレクターを務めなければいけないという状況でした。
そこで、とにかく社内の詳しそうな人に聞いたり、自分で調べたり、社内のサーバーエンジニアに1日中張り付きながら案件を進めていきました。
ただ、デジタル・ナレッジらしいなと思うのが、私がちゃんとやり遂げられると思っていただけてたからか、上司はほとんど案件に口出ししてこなかったんですよね。もし私が上司の立場だったら、入社したばかりの未経験の人間に任せるのは不安だと思うんです。
でも、デジタル・ナレッジは本人がやりたいようにやらせるという文化があって、ピンチになったら手を差し伸べてくれる会社です。
その案件でも、一応上司もメールなどは見ていて、本当にできなさそうだったらフォローに入るといった形で、それ以外の具体的にどういったプロセスで進めるかは私に任せてもらえて、私自身にとってもディレクターとして大きく成長に繋がる案件になりました。
勤続年数に関係なく、対等な立場でコミュニケーションできる環境。助けを求めれば、みな手を差し伸べてくれる
―― 土生田さんにとって、デジタル・ナレッジはどんな会社ですか?
バックグラウンドが様々な人たちが集まっているからというのも影響しているかもしれませんが、上下関係含めて、非常にフラットな会社だなと思っています。新入社員であろうが、10年以上勤務していようが、対等な立場でコミュニケーションがとれる環境だと感じます。
また実力があれば、新入社員であっても重要な案件を任してもらうことができる、実力主義の会社。しかし、できない人をそのままにせず、まわりがサポートするような助け合いの文化もあると思います。
一般的な実力主義の会社って、できる人はできない人をサポートしない会社のほうが多いと思うのですが、デジタル・ナレッジではそういったことはありません。
むしろ、誰かに助けを求めようと思ったら、上司を飛び越えて上の人、たとえば代表に相談するといったこともできるくらい、本当にみんなが相談すれば手助けしてくれる会社です。
―― デジタル・ナレッジのディレクター職はどういった方が向いていると思いますか?
何でもまずは自分で調べられる人が向いていると思います。というのも、様々なお客様がいて、案件が変われば新しくわからないことも多く出てきます。そうしたときに、自分で調べて次の日まで理解しておくということが大切だなと。
あとはコミュニケーションスキルも当然ながらディレクターには求められます。お客様との関係値が良くないと案件を進めづらくなってしまいますし、無理なスケジュールの要望があったとしても、日々のコミュニケーションを通じてお客様との関係値が良ければ、無理のないスケジュールになんとか調整できたりしますからね。
それは対社内にも同じことが言えて、誰かに仕事をお願いする時、「仕事だから当たり前のようにやってくれ」という姿勢ではなく、どういった経緯があったのかを説明したり、言い方含めコミュニケーションを大切にすることで、少し無理してもらわなければいけないことであっても、快く引き受けてもらえたりします。
そういった社内外のコミュニケーションを大切にすることで、結果的にプロジェクトを無事に進めることがディレクターの仕事のひとつだと思います。
―― 土生田さんが考えている今後のキャリアの展望を教えて下さい。
これまではお客様の要望に対して、そのお客様に合わせた機能を提案したりしてきましたが、すべてのお客様に共通で必要とされるような機能の開発にも携わってみたいと思っています。
また、多くの人に利用してもらえるような、例えば全国の小学生はみなこのサービスを使っているんだとか、何かの国家試験を目指す人は必ずこれを利用してる、みたいなサービスの開発に携わってみたいですね。
そして、自己紹介ではディレクターと名乗りますが、自分自身ではディレクターという認識をあまり持っていないんですね。というのもコーディネータが担当するようなクライアントへの提案から、必要であればエンジニア領域もやることもあると思います。明確にここが自分の担当領域だと決めるのではなく、最終的なアウトプットのためにチーム全体が円滑に進むような進め方を意識しています。
つまり、全体を俯瞰してプロジェクトを円滑に進めていくのが私の仕事だと思っていて、そのためにも直接システム開発には関係のないことでも様々な知識をもっと身につけていき、独自の知見からプロジェクトをより円滑に進められるようになりたいと考えています。
―― 最後に求職者の方へメッセージをお願いいたします。
誰もが何かしら「これがやりたい」というのを持っていると思っています。当然ながら知識や経験を身につけなければすぐにやりたいことはできませんし、私自身もまだ道半ば。やりたいことに近しいことをやっている感覚はあるものの、まだ100%やりたいことができているとは思っていません。
しかし、最初に思い描いていた「これがやりたい」という意志をずっと持ち続けられる人こそ、成長スピードも早いでしょうし、デジタル・ナレッジではそういった人が活躍できる環境です。そのため、自分なりのやりたいことがある人は、ぜひ一緒にそのやりたいことを実現しましょう。
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