こんにちは!dsc採用担当です。
今回は先日行われた中国での国際大会で活躍した後藤くんへ、活躍の裏側と期間中のお仕事について伺いました。クリエイター3年目の成長秘話をぜひ最後までお楽しみください!
目次
- 「ただがむしゃらに頑張る!」じゃなくなった制作への意識
- 国際大会で感じたクリエイタースキルの手応え
- 「総合力の高いクリエイター」にならないと
1. 「ただがむしゃらに頑張る!」じゃなくなった制作への意識
ー クリエイターとして活躍し始めて3年目、現在のクリエイタースキルに対してどんなことを感じていますか?
一言でいうと思考が深くなったかなと思います。前回インタビュー(✳︎1)していただいたとき✳︎の僕の武器は「ただカッコ良いものを撮る」だったのですが、そこから『クライアントが求めているもの + ファンが求めているもの』のちょうど間のコンテンツをつくり数値が取れるという手応えを感じてきています。
さらに元々持っていた強みとして、ストーリー性のあるクリエイティブも、目的をもってどのタイミングで出せばよいか、狙いをもってやれるようになりました。
そこにスピードが乗ってきているので、(後述にある)中国での国際大会でも活かされた部分ですね。
(✳︎1)前回のインタビューはこちら:「スポーツ業界にインパクトを与えたい」
ー どんな経験から思考が深くなったのですか?
Bリーグアルバルク東京(✳︎2)での経験が大きいですね。昨シーズンかなり新しいクリエイティブにチャレンジしたんです。ターゲットを絞ったり、少し尖ったクリエイティブを制作してみたり...何よりも鍛えられたのはPDCAの回転数とスピードでした。
それで思考力が鍛えられた感はかなりあり、ターゲットの絞り方やコンテンツの編集ポイントなど、かなり自分の力になったと思います。
SNSはトレンドの移り変わりも早く、同じようなものを出していてもダメだと思うし、dscのメンバーでもどんどんチャレンジしている人が活躍しているので、「チャレンジはするものだ」そして、「チャレンジして結果を出す、それが信頼にも繋がる」と日々意識しているのも、PDCAの回転数とスピードに繋がっています。
(✳︎2)
・試合後対戦選手とのロッカールームの様子
・「監督のシュートフォームが美しすぎる」と話題に
・試合中ビデオ判定を猛アピール!
ー 「チャレンジして結果を出す、それが信頼にも繋がる」と意識が明らかに変わったタイミングが?
Bリーグのユースの大会(✳︎3)で感じました。ユースはBリーグに比べ知名度が低く、スーパープレーをBリーグと同じように出しても数値が一概に取れるという訳ではないんです。「普通に良い感じのものをとって載せてもダメだ、切り口をより考える必要がある」と、これまでアルバルク東京で数値が取れた経験をもとにコンテンツを作り、自身のなかでうまく思考と結果がうまくハマった感覚がありました。
特にファンに喜んでもらえたコンテンツがあって、それは選手のエモい部分をピックアップしたものでした。具体的には、引退した選手が指導側に回っていて、その指導がとにかく熱いんです。そこを丁寧に切り出したものが気に入ってもらえました。
(✳︎3)
・(当時)昨季現役引退をした選手が茨城U15のコーチとしてチームを牽引する様子
・コート内外でチームメイトに声をかけ続けリーダーシップを発揮する選手
2. 国際大会で感じたクリエイタースキルの手応え
ー 先日の中国で開催されてた国際大会への参加では、自身の武器が活きた感覚ありましたか?
コンテンツも自身の力も出し切れたと思います。
これまで、動画のコンテンツを作ることが多かったのですが、今回は写真でのコンテンツ作成のチャレンジでした。やはり動画と違い静止画で一瞬なので、その一瞬で大会や競技・選手の魅力が伝わるものにするのはどうすれば良いのか、かなり悩みました。
動画が得意だからこそ工夫したこととしては、一枚の写真だけでなく、複数枚でその時の様子が映像としてイメージできるような仕立てにしたことです。
ー その工夫ができたのも「思考力」と「チャレンジ」がポイントでしたか?
まさにです。一つのコンテンツに対して、「撮影→投稿→反応見る→反省・改善」を毎投稿繰り返していました。「もっとこうしたらよかったという観点」を常に自身の中にストックし続けたんです。次のコンテンツ制作のときは、そのストックのなかからどの引き出しをあけるかを繰り返していると、企画の制度や狙いどころが定まっていきました。
でもこれは自分一人でできることではなく、一緒に参加していたdscメンバーからもフィードバックをもらい会話することも意識していましたね。
ー 他に結果に繋がったポイントはありますか?
「予習すること」です。国際大会に参加することも初めてだし、競技や選手も初めましてが多い状況でした。競技や選手によって魅せ方が変わってくるので、競技の特徴や選手の情報を調べ、どんなコンテンツの作り方が良いか事前にある程度イメージして行きましたね。そこから、事前にイメージしていた通りのものを作ることもありますし、もっと良い魅せ方を見つけたらその場で瞬時に判断しプランを変更することももちろんあります。
3. 「総合力の高いクリエイター」にならないと
ー 中国での国際大会を経て、自身の伸び代を感じた部分はありますか?
普段動画コンテンツをメインで制作していますが、写真も含めた「総合力の高いクリエイター」にならないと世界の場で戦えないと感じました。やはり、世界大会となると参加できるクリエイターも少ないですし、より多くの方にクリエイティブが届く可能性が高いので、コンテンツ制作の瞬時の判断力や対応力がかなり問われると肌で感じました。
今回は、動画の考え方を元に写真の魅せ方を工夫できたので、両方やっていると今後さらに自身の制作の幅が広がると感じています。
ー 今後どのようなことに注力していきたいですか?目指しているクリエイター像はありますか?
先ほど、動画と写真の両方をと話しましたが、さらに広げるとクリエイターもディレクターも両方できるようになっていきたいです。
さらに目の前のクリエイティブ制作に加え、視座高く、・制作したクリエイティブが今後のスポーツ界にどのように貢献していけるのか・逆にスポーツ界の発展のためにクリエイティブを制作して届けるだけにとどまらず貢献していく方法はないかなどを模索し、自身の影響範囲を広げていきたいですね。
具体的な内容になりますが、ドキュメンタリーの上映会とかおもしろそうだな、アワードをプロデュースしてみたいな、とか妄想を繰り広げています。
SNSのトレンドが移り変わるように社会の流れによって必要な人材も変わってくると思います。そこに対して自身の強みや、やりたいことの強い軸を持ちつつ、柔軟に自分の良さを変えていきたいし未来を見て・描き・創る力を身につけたいですね。