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一年生から見た景色


入社して一年目の3人に、ダイレクト出版に入社するきっかけ、実際に働いてみて感じていることなどについて、率直な意見を交換してもらいました。新入社員たちの目に、社内はどのように映っているのでしょうか?


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富里 雄太 Yuta Tomisato
大阪大学卒業。プロダクト企画部に所属し、主にプログラミングを担当。お客さんがもっと快適に商品を楽しんでもらえるように、サービスの向上を目指している。また、ライフスタイルを変えたりなど、チームとして成長できるための自分なりの働き方を探してもいる。


藤田 麻里子 Mariko Fujita
大阪経済大学在学中の3年の春休みにアルバイトとして入り、そのまま入社。採用チームにて採用広告、学生向けインターンの企画・運営を担当。ダイレクト出版の文化や仕事にマッチする優秀な学生が納得した状態で入社してくれるかを考えている。


清水 智也 Tomoya Shimizu
大阪府生まれ。立命館大学卒業。マーケティング事業部所属。中小企業の経営者などを対象にマーケティングの大切さを伝え、教材や書籍などを販売。セミナーの運営もおこなっている。とくに世界的なマーケター、ダン・S・ケネディの知識とコンテンツを日本中の経営者に広めるために模索する毎日。


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― ダイレクト出版に入社したきっかけは?


富里 僕は当時、ダイレクト出版のことは知らなかったんだけど、たまたま高校のときの友だちがダイレクト出版で働いていて「お前に合っているんじゃないか」と言ってくれたんです。

清水 就職活動はしてたの?

富里 少しはをしていたんだけど、それだけでは会社のことはよくわからなかった。人事部の人に仕事の内容や会社の雰囲気を聞いても、表面的なことばかりで実態が見えてこないよね。その点、高校からの友だちは、実際にダイレクト出版で働いているし、もう8年くらいの付き合いだから、僕のこともよく知ってくれている。信頼している友だちだったので、「きっと合うんだろう」と思って、会社にメールを送ったんです。

清水 じつは、僕も人からの紹介。学生のときって、何がしたいのかって、よくわからなくて、単に学校、バイト、遊びの繰り返しだったんだけど、2年生、3年生になったころ、学校の先輩が就職活動を始めると、みんな変わっていくんだよね。潰れていく、というと言葉は悪いけど、尊敬していた先輩ですら、魅力的ではなくなっていって。

藤田 わかる。一緒に部活をしていた友だちや当時付き合っていた彼氏も、就職活動を迎えると目が死んでいく……。

清水 自分もそうなるんじゃないかと焦っていたとき、「こんな会社があるよ」と先輩に紹介してもらったんですよ。「面白そうだな」という軽い気持ちでアルバイトの面接に行って。

藤田 私はカルチャーブックがきっかけだった。フェイスブックで知り合いがカルチャーブックのことをシェアしていたので、何気なく取り寄せたの。読んでみると、私が就職活動で疑問に思っていたものが、すべて書かれていた。「あ、これだ!」って、衝撃を受けましたよ。「こんなに考え方が合うんだったら、この会社は絶対に私に合う気がする!」と思って、すぐに応募しました。

富里 たしかインターンに参加したんだよね?

藤田 そうなの。応募して面接が決まっていたんだけど、そのときにインターンの案内が来たから、「どうせならインターンにも参加しよう」と。

―どんなところに惹かれて入社した?


富里 僕は、もともとマーケティングがしたいと思っていたわけではないんですよ。どちらかと言うと、プログラミングのほうに興味があった。だから仕事内容というよりは、自分で決められるという働く環境に惹かれました。仕事内容が何であれ、新入社員のうちから自分で決断できる。そんな環境はあまりないし、自分で決めて仕事ができるんなら、どんな内容であっても楽しめると思った。

清水 それはよくわかる。僕もマーケティングに興味があったわけではなかったので。

富里 僕はちょっとわがままなところがあって、楽しいと思うことしかできないから、仕事も楽しんでしたかった。その結果、お金も入ってくるというのが理想的。まさにそんな環境だなと思って。

藤田 ほとんどの人は、仕事は「しないといけないもの」と思っているよね。でも、仕事は楽しいもので、20代でいかに頑張るかで仕事がどんどん楽しくなる。そういうことがカルチャーブックに大前提として書かれていて、私はそこに一番ピンと来た。

清水 僕は、大企業でバリバリに働いていた父親の影響が強いのかもしれないけど、前は仕事は一生懸命するものという価値観が強かったな。でも、ダイレクト出版でアルバイトをしているときに、「仕事というのは、人生を楽しむためのツールだよ。だから仕事がつらいとしんどいよ」と上司や先輩たちから言われて、すごく腑に落ちた。

藤田 仕事を楽しもうというのは、全員が大前提としてありますよね。もし仕事がつらかったら、土日を楽しみに生きるしかない。

清水 そうそう、仕事が人生の8割だから、土日だけを楽しみに生きるのは、すごいしんどいよね。そういうこともカルチャーブックに書かれていたね。

藤田 土日のために、平日はあきらめて仕事をする。そういう考え方の人が多いと思うんですが、私はそこに違和感があって……。ダイレクト出版に入って感じるのは、社員がその違和感をちゃんと違和感として捉えていること。

清水 どんなときに、みんな楽しんでいると感じる?

藤田 中途半端な仕事をしないところ、最後の最後までこだわって仕事をしているところかな。たとえばキャンペーンの準備をしているとき、締切が近づいたら「このくらいでいいかな」というレベルで終わりそうなところ、ダイレクト出版の社員は最後まで徹底的にこだわる。自分がしたいことがあったら、達成するまで諦めない。やってみたいことがあったら、時間が許す限り取り入れていく。そんな姿を見ると、仕事を楽しんでいるんだなあと感じる。

富里 そういう追求をする楽しみはあるよね。


― 仕事をしていて、具体的に楽しかったことは何ですか?


清水 お客さんとセミナーなどで実際にお会いして、いろんな成果を聞くときが楽しい。自分なりにできるアドバイスをして喜んでもらえたら、やっぱり嬉しいし、自分の勉強にもなります。

藤田 それ、ものすごくわかる。普段は、あまりお客さんの顔を見ずに仕事をしているじゃないですか。お客さんの悩みや要望をある程度仮定して、商品に関わっている。だから、その商品を買ってくれたお客さんから「これがなかったら、不安で夜も寝られなかったよ」とおっしゃっていただいたときには、私も本当に涙が出そうなくらいに嬉しかった。

清水 そういう瞬間は大事にしたいよね。

藤田 本当にそう。「もっと頑張りたい」と思うよね。

富里 僕の場合は、何かを達成したときが楽しいとかではなく、そのプロセスが楽しいかな。「作れるかどうかわからないけど、とりあえずやってみようぜ!」みたいに、部内が一丸となる感じが好き。

清水 プロダクト企画部にはそういう空気があるよね。

富里 勢いと謎の気合いがあって、ちょっと狂っている感じでもあるけど(笑)、そういう雰囲気のなかで仕事に取り組むのが好きなんだよね。もちろんリリースしたときも嬉しいけど、そこまで作っ
ていくプロセスもずっと楽しい。


― 入社1年目で、どこまで仕事を任せてもらえる?


清水 僕は最初、アフェリエイトに関する仕事から始まりました。アフェリエイトとは、自分のメールリストやブログなどに広告を貼って、その商品が売れたら報酬をもらうというもの。実際に広告を貼ってくれるアフェリエイターに対して、商品を紹介してもらうためにキャンペーンを作ったり。働き始めて2カ月しかたたないのに、そのキャンペーンを主導でやらせてもらった。

富里 たくさん売っていたよね。

清水 もちろん先輩にフォローをもらいながらだったけど、こんなに早くから任されるんだという驚きがあったよ。

藤田 私はインターンに参加した経験があるからかもしれないけど、入社して1週間で、「この広告を運用してほしい」と言われましたよ。まだ研修の動画を見ているときだったと思います。

富里 1週間というのはすごいね。

藤田 いきなり広告だからね(笑)。でも、勉強しながら同時にアウトプットできたのは、逆によかったと思う。

富里 僕も入社2週目に「セールスレターを書いてみて」と言われた。練習のつもりだったのかもしれないけど、自分なりに頑張って書いたら、「これ売れそうだから、出してみよう」となって。「入社1カ月もたたない新人が書いたセールスレターが売れるかどうかのキャンペーン」みたいなものをしてもらった(笑)。

清水 実際売れたの?

富里 いや、そんなに売れなかった(笑)。でも、それ以降もプログラミングをしながらセールスレターも書いているよ。早い段階からマーケティングに関わらせてもらえたのはホントよかった。

藤田 知識も経験もないのに、とりあえずやらせてもらえる、というのはあるね。

富里 自分から「やりたい」と言えば、大概のことはさせてくれる。そういう文化があるよね。


― 実際に働いてみて、どういうところが気に入っていますか?


富里 さっき言ったように、自分からやりたいと言えばやらせてもらえるし、ちゃんとリスクも取らせてくれるところかな。

清水 やっぱり何でもやらせてもらえるのはいいよね。すぐに実践の場があるというのは、これ以上のやりがいはないから。

富里 それに、自分がやりたいと言ったことに対して、応援してくれる人が多いのもすごいところ。やりたいことがある人にとっては、とてもいい環境だけど、逆に自分から「僕がやります!」って言えないと、仕事はないかもしれない。

藤田 私が働いていて思うのは、失敗をさせてくれるところかな。失敗したかどうかよりも、プロセスのなかでどういうやり方をしたかに対して、「次はこうしよう」といったフィードバックをしてくれるでしょう。たぶん他の会社だったら、失敗したことを怒ると思うんだよね。

清水 結果に対するフィードバックじゃないってこと?

藤田 そう。たとえば、前に自己啓発部門にいたとき、キャンペーンのレポートを毎週書いていたんだけど、最初のレポートはロジックが崩壊していて、わけがわからないものになっちゃって。でも、そのときの上司はきちんと書けていないことに怒るのではなく、どうしたら伝わりやすいかを毎回フィードバックしてくれたの。それを何度も繰り返しているうちに、わかりやすく書けるようになってきて。もし最初のときに怒られていたら、「もうやりたくない!」となったんじゃないかな。

富里 僕の先輩も、ギリギリまで待ってくれる。リリースの期限が迫ってくると、仕事を引き取って自分でしてしまう上司や先輩も多いと思うんだけど、ちゃんと新人の僕を信じてくれる。もちろんフォローもしてくれるけど、任せた仕事は最後までやらせてくれるというスタンスだから、成長もできるし、やりがいも感じられる。そういう先輩がいるのは嬉しいよ。

清水 いい意味で放任主義なところがあるよね。最低限のところはフォローしてくれている安心感もありつつ、それ以上のことは自分でいろいろとやらせてくれる。

富里 そうそう。見守ってくれているのはすごく感じるから、攻めようと思ったときに、思い切って踏み出せる感じ。チャレンジしやすい環境だよね。

清水 僕は、マーケティングのトップクラスの人から直接指導してもらえるのがいいな。たとえば、セールスレターを書くにしても、ものすごい売上を上げているような人たちがレビューをしてくれる。そのレビューがまた秀逸で、それで成長するスピードが速いんじゃないかと思うよね。


― 逆に、悪いところ、改善してほしいところはありますか?


藤田 自分で何でもできるスキルを持った人が多いので、コミュニケーションがなくなるときがあるのかな、とは思います。自分で解決したいという思いが根本にあるので、チームでとことん話し合ったり、相談したりする時間が足りないのかも。

清水 コミュニケーション不足というのは、確かにあるよね。積極的にコミュニケーションを取ろうとする人は少ないような気がする。それよりも、自分のスキルを磨いたり、良い商品をキャンペーンで届けたいという方向に目が向いている。

富里 プロダクト企画部は、そんなことないよ。よくみんなで合宿をしたり、休日にバーベキューをしたりするので。

藤田 そういう文化が社内全体に広がっていくといいね。とくに大きな仕事を任されたときは、チームでコミュニケーションを取っていきたい。頑張れば1人でできる仕事でも、人に任せたほうが良いものができたり、より早く仕事ができることもあるかもしれない。そういうことを見極められるようになりたいな

清水 もっとまわりの方々を活用しよう、と。せっかく環境が整っているんだから、活用しないともったいないよね。


― 最後に、普段どういう働き方をしていますか?


藤田 私の場合、まず朝起きて、パソコンを開きます。運用している広告に異常がないかをチェックしたくなるんです。そのまま家で仕事をすることもあれば、カフェですることもあります。それでお昼ごはんを食べてからオフィスに行くという感じかな。

清水 僕は家では仕事ができないタイプ。家にいると、どうしても気持ちがオフモードになってしまう。なので、朝ごはんを食べたら、すぐにスターバックスに行って仕事。午後1時か2時くらいにはオフィスに来て、なるべく会社の人とコミュニケーションを取るようにしてる。帰るのは、だいたい夜の9時か10時だね。帰ったら、もう寝るだけ(笑)。

富里 僕も午前中はスターバックスが多いかな。それで昼前か昼過ぎにはオフィスに来る。午後5時からミーティングがあるので、必ず参加して、その後は何時までいるかわからない……。

藤田 ずっとオフィスにいるイメージがあるよね?

富里 そうなんだけど、最近はオフィスを出たほうが生産性が高いかなあと思ってもいて。夜ごはんを食べたらオフィスに戻らず、カフェに行く。そのときはいつもの仕事はせずに、インプットの時間にするようにしたり。

清水 時間の使い方を自分で決められるのはいいよね。

富里 それが入社1年目からできる環境だし、逆に仕事で成果を出すためにはしなければいけないことでもあるかな、とは思うよね。自分に合った働き方を模索して、それを実行していくのは、プロとして当たり前のことだから。

藤田 他の会社だと、入社1年目の人の働き方ってある程度決まっているんじゃないかな。でも、ダイレクト出版だと、1年目から自分で試行錯誤できる。そういう環境に身を置けるのは幸せなことかもしれないですね。

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