はじめに
こんにちは。
2025年新卒で入社し、カスタマー本部カスタマーサクセス部に所属している宗石です。
この記事を読んでくださっている皆さんの中には、カスタマーサクセスの仕事に興味はあるものの、「自分に向いているのだろうか?」「ちゃんと成長できるだろうか?」と不安を感じている方がいるかもしれません。
一方で、「早く戦力になって活躍したい」という意欲に溢れている方もいらっしゃるでしょう。
私自身も同じ気持ちを抱えながら、カスタマーサクセス職としてサイボウズに入社し、現在6ヶ月目を迎えました。
カスタマー本部研修からカスタマーサクセス部配属後研修を経て、当初抱えていた不安は徐々に解消され、向上心を持って、業務に取り組むことができています。
この記事では、カスタマー本部研修からカスタマーサクセス部配属後研修について、当時の私の体験を交えながら紹介します。
入社後の研修ステップ
私は入社してからこれまでに以下の研修を受けてきました。
カスタマー本部研修の紹介
カスタマー本部研修の目的は、カスタマー本部の業務に従事するためのマインドを持ち、ベースのスキルを身につけることです。
約3週間に渡る研修を通じて、カスタマー本部での業務に必要な基礎知識をしっかりと身につけることができました。
カスタマー本部研修で印象に残ったこと
特に印象に残っているのは、「kintoneの機能をお客様役に紹介する」という実践課題です。 具体的な流れは、以下の通りです。
①kintoneの機能について、自分なりに調べてインプットする
②お客様に向けて説明できるように練習を行う
③お客様役を務める先輩社員に向けて発表する
④先輩方からフィードバックをいただく
このプロセスの中で私は、「この説明方法はお客様に伝わりやすいのか?」
「この順番で説明するとスムーズに理解してもらえる?」
……そんな問いを繰り返しながら、自分なりの伝え方を探っていきました。
分からないことや悩む場面もありましたが、 先輩方が親身になって相談に乗ってくださったので、安心して進めることができました。
また、この課題では、機能ごとに6回発表する機会があり、 上記①〜④のサイクルを繰り返すことで、短期間で自分が鍛えられていったように思います。
さらにこの時間を通して、同期とフィードバックをし合えるような信頼関係を築くことができました。
「あの機能はどうやって説明した?」「その説明方法、どうやって思いついた?」「大変だけど、みんなで頑張ろう」といった会話が増え、お互いの距離が縮まりました。
「相談しやすい環境」と「探求し続けられる環境」が両立している、 私はその点にありがたみを感じています。
カスタマーサクセス部配属後研修の紹介
カスタマー本部研修が終わると、カスタマーサクセス部配属後研修が始まります。
この研修のゴールは、配属後に1人で「CS対応」ができるようになることです。
CS対応とは、次の3つの業務を指します。
- お客様とのメールでのやり取り
- Web支援の案内コール
- Web支援の実施
このCS対応ができるようになるために、座学やロールプレイング研修を通じて、次のことを学びました。
- カスタマーサクセスとは何か
- サイボウズ流のカスタマーサクセス
- お客様の課題や問題を特定するためのヒアリング
- 業務課題の解決策の提案
- CS対応のロールプレイング
カスタマーサクセス立ち上げから蓄積されてきた知見を元に整えられているので、 段階的に理解を深められ、業務にそのまま活用できる研修内容だと感じました。
カスタマーサクセス部配属後研修が開始して1か月後の7月、いよいよ実践として、お客様へのコールやWeb会議ツールを使った支援が始まります。
自分にこの仕事が務まるのか?という不安と、早く成長したい気持ちを持ちながら、 実践経験を積んでいく中で、サイボウズのカスタマーサクセスならではの魅力に気づくことができました。
カスタマーサクセス部配属後研修で感じた魅力
① 早期実践で得られる経験
配属後の研修は手厚く、必要な情報がギュッと詰まった実践的な内容でした。
そのおかげで、すぐにCS対応を始めることができました。
実際にお客様の業務課題に向き合いながら、課題解決の経験を積むことができ、1回目のWeb支援でお客様から「ありがとう、さすがですね」というお言葉をいただけました。
初めての経験だったため、本当に嬉しく、今でも印象に残っています。
② 新人でも安心して実践に臨めるトレーナー制度
CS対応を始めた頃は、慣れないことばかりで次々と課題が見つかり、もっとも大変な時期でした。
「お客様の業務内容をうまくヒアリングできない。」「ヒアリングした内容を整理できない。」……そんな課題に直面していました。
しかし、「実践開始=一人でなんとかする」というわけではありません。
新人1人に対して、2人の先輩トレーナーがサポートについてくれます。 お客様とのWeb支援に同席したり、実際の対応を見てアドバイスをくれたりします。
その際に活用するのが、CS対応に必要なスキルをまとめた「チェックシート」です。スキルは3つのカテゴリー・12項目に整理されており、トレーナーとの振り返りを通じて、自分の成長を実感するだけでなく、次に伸ばすべきポイントを明確にできます。
私自身もこのチェックシートをもとに、何度も先輩トレーナーと対話を重ねながら、的確なアドバイスをいただきました。
このトレーナー制度があったからこそ、安心してCS対応にチャレンジでき、課題の克服に向けて前進することができたと感じています。
③ 同期からの学びを自身の成長に繋げられる環境
興味深いことに同じ研修を受けていても、同期5人それぞれの学びや気づきは大きく異なっていました。
研修の中では、各自の学びを共有し合う機会が多くあり、自分の視点だけでなく、同期の視点からも新たな学びを得ることできます。
同期が5人いたことで、得られる学びの量も5倍に増え、結果として自分自身の成長が加速したことを実感しています。
これら3つの魅力を感じながら、CS対応の基礎スキルを着実に磨いていきました。
残り3か月で1人でCS対応ができることを目標に、顧客対応経験を積み重ねていきます。
最後に
この記事を通して、サイボウズのカスタマーサクセスで働くことへの不安が少しでも和らぎ、「ここでなら成長できそう」と感じていただけたなら嬉しいです。
私自身、この環境に飛び込んでみて、安心して業務に取り組むことができており、確かな成長を実感しています。
いつか皆さんが「あの記事を読んで入社しました!」と声をかけてくれる日が来ることを、心から楽しみにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。