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【インタビュー】大企業とベンチャーを経て実感した地域交通の課題、社会的インパクトを生み出すアライアンス推進の重要性

電脳交通ではクラウド型タクシー配車システムに限らず、地域交通の課題解決のために新規事業の立ち上げや、自治体や企業とのアライアンスを積極的に進めています。自治体や企業とのアライアンスは、実証実験などを重ねながら地域に対する社会的インパクトを創出する取り組みである一方、中長期の視点で取り組むため時間を要します。

こうした「数年先を見据えた事業」を一手に引き受けているのが宮田です。宮田は、前職のヤフー株式会社で「Yahoo!ファイナンス」の新規サービスを立ち上げるほか、SBドライブ(現BOLDLY)のCOOとして数々のアライアンス事業を手がけてきました。なぜ電脳交通に転職を決めたのか。その背景や取り組んでいるアライアンス事業の役割などについて話を聞きました。

<プロフィール>
▼宮田証(みやた・あかし)
2008年よりヤフー株式会社に入社し「Yahoo!ニュース」の編集や「Yahoo!ファイナンス」の企画担当として新規プロジェクトの立ち上げなどを手掛ける。2016年4月、SBドライブ(現BOLDLY)株式会社の設立に参画しCOO(最高執行責任者)に就任。2019年10月に再びヤフーに戻りMaaS戦略推進を担当。2021年4月に電脳交通に入社し、新規事業開発やアライアンス事業を担う。

目次

  1. 自動運転ビジネスに携わったからこそ見えた、本質的な交通の課題
  2. 新規事業とアライアンス業務、未来に向けた取り組みに求められる能力
  3. 自由に移動できる「当たり前」を失わないために

自動運転ビジネスに携わったからこそ見えた、本質的な交通の課題

ーー前職で自動運転のプロジェクトに関わっていました。交通インフラに興味を持ち始めたのは、どのような背景があったのでしょうか?

元々はYahoo!JAPANでWEBサービスをつくっていたのですが、もっと人々の暮らしに直結する大きな課題を解決できないだろうかと考え始めたのがきっかけです。

ちょうど自動運転の技術について知る機会があり、移動に関するテクノロジーは次第にコモディティ化していくと予想していました。そうなったら、「どう予約するのか」「どう配車するのか」などのサービスが重要になってくるのではないかと考えました。その後、社内で自動運転プロジェクトを主導して事業化に従事し、「SBドライブ」の立ち上げに参画することになりました。

ーー企業内の一事業ではなく、ベンチャーを興したのはどのような理由からですか?

大企業の一事業ですと、既存事業や競合関係などから組めない企業が出てくる可能性があります。しかし独立した企業ならそうした懸念がなく事業開発できますし、旗を立てて業界を主導することで自動運転に関する様々な情報が集まります。

当時の私の役割は、国との調整やパートナー企業との取り組みを検討するアライアンス業務です。国からの実証実験を受託し、誘致に手を挙げた自治体の交通事情を見聞きするために、毎週のように出張の日々。約4年ほどそうした業務に従事し、国のロードマップもある程度見えてきた頃でもありました。その後、ヤフーに戻りMaaS戦略を考えたりしていたのですが、SBドライブ時代に肌で感じた課題が心に残っていたんですよね。

ーーそれは、どのような課題でしょうか。

インタビューの続きは以下リンクからお読みください
https://note.com/dennokotsu/n/n35783b38fc2a

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