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日本初の「治療アプリ」品質マネジメント構築に挑戦。子育て中でもやりがいを諦めない働き方とは

現在小学生と保育園児を子育て中の本間。
子どもが3歳になり時短勤務がとれなくなる、いわゆる“3歳の壁”にぶつかったのをきっかけに医療業界に足を踏み入れ、CureAppに入社。現在は「治療アプリ」の品質マネジメントシステム(QMS)の構築と改善に携わり、やりがいを感じる日々だといいます。

そんな本間にCureAppでの仕事や働き方の魅力について聞きました。

本間未来(ほんま みらい)

保育園運営会社での事務や医師主導治験等の運営組織で研究補助員などを経て、CureAppへ入社。現在はメディカル部にて主に薬事品質管理の業務に携わる



仕事のやりがいも子どもとの時間も大切にできそうと思えた

――CureAppに入社したきっかけを教えてください。

就活時は営業職で入社したものの、個人プレーの仕事のやり方が合わずに退職しました。
それ以降は自分の適性はメンバー同士協力し合ったりサポートするところにあると考え、事務職などを中心に複数社経験しました。

一番長かったのは保育園の運営会社で、保育士の手の回らない仕事について本社で請け負う仕事内容でした。当時は一人目の出産後も仕事を続けていましたが、3歳で時短勤務がとれなくなるなどの壁にぶつかることに。そこで自宅に近い勤務先を探し、医師主導の治験等の運営組織に派遣社員として転職することにしました。

私は元々文系だったのですが、臨床試験にふれる中で徐々に医療の仕事に魅力を感じるようになりました。そして前職の契約期限がきた時に、同じような医療業界で仕事ができればと思いCureAppに転職しました。

一番惹かれたのは事業内容です。「アプリで治療する」という言葉を初めて見た時に、一体どういうこと?と単純にすごく興味が湧いて、この仕事をやってみたいと思ったのです。

また偶然目にしたCureAppの社員インタビューで、子育てと仕事を両立しながら、やりがいを持って働いている女性の記事を読み、ここでなら私の求めている働き方ができるかもしれないと思えたのも大きかったです。


チームで一丸となって達成した治療アプリのQMS“適合”

――CureAppでの仕事内容について教えてください。

入社当初は薬事臨床開発部のサポート業務を担当しました。
ニコチン依存症治療アプリの薬事承認申請のための書類作成サポートや、臨床試験の運営サポートなど手が足りないところをカバーしていました。

医療機器を製造販売するCureAppは、法令に従いQMS(品質マネジメントシステム)を構築、運用する必要があります。ある時、このQMSについて外部コンサルを受けた会議で議事録をとるお手伝いをしたのですが、まだまだ改善すべきポイントがかなり多く見えてきたことが転機となり、今はQMS改善の仕事をしています。

リーダーの菊池を含め5人のチームで、ニコチン依存症治療アプリをはじめとした様々な治療アプリ®️の開発フェーズに合わせたQMSを担当しています。

――仕事のやりがいはどんな所ですか?

治療アプリ®️は、治療効果が実証されたソフトウェアの医療機器という位置づけなので、医師から患者様に処方されるものには違いありませんが、これまでの医療機器のように何かモノがあるわけではありません。

しかし、現在の省令はモノがある前提で作られているため、それをどのように自分たちのプログラムに適応させていくか、答えがない中、自分たちで答えを見つけていかなければなりません。難しい所もありますが、会社として一丸となり挑戦していることに、とてもやりがいを感じています。

実は今年6月にニコチン依存症治療アプリの薬事承認が了承されるにあたって、QMSの適合調査を受けました。調査員が2日間かけて会社に来て行う大規模な調査で、文書がそろっているか、ニコチン依存症治療アプリの記録が省令に沿って作られているかなどを確認する調査です。

調査後に「指摘事項項はないです。」と言っていただけたときには、チーム一同、ホッと安堵しましたね。でも調査時に改善点をいくつか指摘されたので、適合はゴールではなく通過点として、まだまだやることはあるなと感じています。


小学生の娘にも寄り添えるのが嬉しい

――CureAppでの働き方はどうですか? これまで働いてきた会社と違う点はどんな所でしょうか?

CureAppではチームで方針を決めて在宅勤務を取得することが可能で、今は子どもの事をおろそかにしない働き方ができています。毎日必ず出社しなければならないという制約がないことで、働き方を自分でコントロールできている実感があります。

今までは、保育園に迎えに行って、とにかくご飯作って食べさせて、お風呂に入れて寝る。朝は食べさせて出る!というような感じで、やるべきことに常に追われている日常でした。

でも今は朝、子どもが起きる前に少し集中して仕事をして、子どもが起きてきて保育園に行く前も少しコミュニケーションをとる時間が取れています。在宅勤務時は、小学生の娘が帰宅した後に少しですが話もできます。宿題を隣でやらせながら私も仕事に集中することもあります。

これまでの働き方との大きな違いは、コアタイムのあるフレックス制をフル活用できる所でしょうか。例えば9時から18時までというように、きっちりと勤務時間が決められた枠ではなく、自分でスケジュールを管理し、やるべきことをやっていく働き方が子育て中の私には合っていると思います。

娘が小学生になり、学校から落ち込んで帰ってくるということも時にはあるので、それに応じて子どもと触れ合う時間が取れたり、うまく対応できる環境なのは有難いなと思っています。


――CureAppに入社して良かったなと思うことは?

CureAppには、色んな経験を持った方がいますし、様々な職種が一つのチームになって働くので、そんな考え方があるんだと自分が思いもよらなかった意見を聞くことができ、本当に勉強になります。

セールスや事業開発の方などから思いもよらない角度から意見がくると、自分の考え方の幅が広がっていくのを実感します。

誰かの意見を否定から入る人はほぼいないですし、プラスの方向に意見を出していける能力の高い方が多いなと感じますね。たまに指摘してもらった内容で「その観点漏れてました……。すみません!」と、自己嫌悪になり落ち込むことも正直あります。でも、そういうことが減っていくように私自身これからも積極的に勉強しようと思っています。



目指すのは、より開発プロセスと仲良くできる品質マネジメント

――これから、挑戦していきたい事はありますか?

QMSでも改善したいポイントがまだ沢山あるので、より良いものにしていきたいという想いは強いです。

目指しているのは、より開発プロセスと仲良くできるQMSです。

省令によると、こういう記録を必要なので作ってくださいと言うのは簡単な事ですが、そのままだと本質的ではない内容になってしまうなど、実際の開発プロセスとの乖離が生まれることもあります。

今後は、ニコチン依存症治療アプリ以外の製品にも対応していくことになるので、その乖離をできるだけ減らし、QMSの活動が開発にとって窮屈にならないよう少しでも自分の力を注いでいければと思っています。



(取材ライティング/柳澤聖子)

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