働き改革というワードを良く目にするようになりましたが、果たして残業時間は減っているのでしょうか。
働き方改革の第1フェーズとして各企業が取り組みを始めており、2019年4月には働き方改革関連法案の施行により時間外労働の罰則付き上限規制が設けられるなど、長時間労働是正への意識が高まってきています。
Openworkに集まる社員クチコミデータから、四半期ごとの残業時間を全体と業種別で発表している「『日本の残業時間』四半期速報(2019年10─12月集計)」によると
これまで減少を続けてきた平均残業時間は、
全体では7―9月集計の25.62時間/月から微増し、10~12月集計では25.76時間/月(+0.14)となったそうです。
業種別で見ると、「マスコミ」が+2.38時間と、他業種に比べて大きく増加。
一方、7~9月集計より1時間以上減少した業種は「コンサルティング」(-1.27)、「インフラ・運輸」(-1.39)という結果です。
このように残業を一つの指標として見ることも大事ですが、
残業を減らすことだけが働き方改革ではありません。
生産性を上げる働き方により目を向けて、業績向上に繋げていく必要があります。
そこで今回は、「成功する社員がやっていること」「仕事終わりの10分間で差をつける方法」をお伝えします。
ワークスタイル改革のお手本として、注目されることが多いアメリカの成功企業の社員たちの働き方ですが、
仕事終わりの10分間の過ごし方で違いが出ると言われています。
【差がつく終業前10分の習慣】
1.TO-DO(やること)リストをアップデート
「やるべきリスト」は、同時進行で更新されるものです。
明日やるべきことを前日に更新しておくことで、朝出勤して「今日は何しよう…」と迷うことがありません。
2.オフィスデスクは明日の準備をして帰る
朝出勤したときに最初に見るデスクの状態は、その日一日のパフォーマンスに影響します。
明日のスタート時のデスクは、前日の退社前に整えることをおすすめします。
3.最後に、もうひと集中
もうすぐ終業という時間帯は、体力も集中力もそろそろ切れてきやすいです。
ですが、あえて最後の10分間は、仕事に関わらないことに邪魔をされないことが重要です。
最後の10分は仕事だけに集中することで、メリハリをつけて終業が可能になります。
4.今日終わらせたことを確認する
今日完成、完結させた案件を確認し、1日を振り返る習慣をつけることは、仕事の効率はもちろん、
プライベートでも幸福度を高めるライフスタイルにつながると言われています。
5.必ず誰かに感謝する
今日一日の中で、必ず一人以上に感謝して帰りましょう。
声に出しても、メールをしても、心で思うだけでも良いです。
アメリカの企業ではこの習慣を行ったグループと行わなかったグループで、業績変化の調査を行った結果、感謝の行動を続けたグループの業績は大きく向上しました。
6.帰る態度の清々しさ
「お疲れ様!」という声に出して言い気持ち良く退社しましょう。
小学校の道徳で教わるようなことであれ、健全な職場環境構築に欠かせない行動でもあります。
満足度にあふれた清々しい態度で会社を後にする人になれるなら、明日の仕事も素晴らしいものになります。
成功の鍵を握る終業前10分間の習慣として、1日を感謝で終わらせ、今日と明日を明確に区切ることが鍵になります。
今日からでも簡単に出来ることですので、
是非取り組んでみてください!日々の習慣が将来の生産性を上げます!