【社員インタビューVol.4】東南アジアを旅しながら働く新卒エンジニアに色々聞いてみた | CRAID Tech Blog
こんにちは。クライド人事の揚野です。今回はブリッジエンジニアとして活躍中の新卒社員へのインタビューをお届けいたします。成長を感じた瞬間やクライドに入社を決めた理由、これからの目標などさまざまな質...
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こんにちは!株式会社クライド採用担当の石原です。
今回は2023年の4月に完全『未経験』からエンジニア職で入社した新卒社員に「エンジニアを目指したきっかけや当時の就活、何故クライドに入社を決めたのか、今のお仕事内容は?」など様々な視点からインタビューして参ります!
未経験からエンジニアになりたい方への後押しになれば幸いです。
|プロフィール
|当時はどんな学生でしたか?
|当時の就活はどんな進め方をしていましたか?
|エンジニアに興味を持ったきっかけは?
|クライドでエンジニアになろう!と決意した、最後の一押しは何でしたか?
|入社までに、何か勉強をはじめてみましたか?
|入社前の最初の壁は何でしたか?
|入社後の技術研修について教えてください
|入社3年目、現在のお仕事は?
|この仕事の「一番面白い!」と感じる瞬間はどんな時ですか?
|逆に、この仕事ならではの大変さや難しさはどんな点だと思いますか?
|これまでの仕事で、特に印象に残っているプロジェクトや出来事はありますか?
|クライドのエンジニアはどんな人が多いですか?
|エンジニアになったことで、ご自身の考え方やライフスタイルに何か変化はありましたか?
|今後、クライドでどのようなエンジニアになっていきたいですか?
|その目標のために、現在取り組んでいることはありますか?
|最後に:エンジニアを目指している方へのメッセージ
|エントリーはこちら!
部署:システムソリューション事業 第三開発部 (エンジニア)
出身大学:明治大学 心理社会学科 哲学専攻
お名前:K.Sさん
大学では、哲学を専攻していました。がっつり文系で情報系は全く学んでいません。
ハイデガー『存在と時間』における「良心の呼び声」という概念についての研究で論文を書きました。
学生時代に熱中していたことは、学業と創作活動です。
当時はコロナ禍で外出が規制されていたため、友人と遊んだりという機会はめっぽう少ない状況だったので、開き直って家で懇々と絵を描いたり, 音楽を作ったり, 哲学書を読んだり…といったことをやっていました。
▽実際のk.sさんのイラスト
就職活動を始めた当初は、クリエイティブなことが好きということもあり広告業界を視野に入れてました。それこそ元々はWEBデザイナー等に興味を持っていたのですが、資格や実績があるわけでもないので総合職を中心に就活を進めてました。
エンジニアという職種についても、最初は自分とは縁のない仕事という印象が強かったです。就活開始の時点で何の素養もないわけなので、その道は無理かなという想定でした。
就活を進めていく中で、就活エージェントの方と相談してもらっていると、「エンジニアに適性がある」という話はちょくちょくいただいており、実は少しだけ志望は出していました。ただ先にも述べたとおり何の勉強も実績もないので、それほど期待していませんでした。
クライドを受けたのも、最初は『営業職』での応募がきっかけです。クライドの場合は広告を制作する(クリエイティブ)側ではなく、その母体であるシステムの事業開発会社といった話で、珍しい会社だと思ったのは覚えてます。そもそも学生の段階でDSPやサイネージやらのシステムがどうのこうのという話は当然知らないわけなので、「そんなものがあるのか、オモロいな」と会社説明会で思いました。
最初は営業職として選考を進めていたのですが、最終面接の際に当時の面接官である代表(現・取締役)の服部から「エンジニアの方が向いているのではないか」といった提案を受けました。正直かなり驚きましたね。代表から直接そういった提案をもらえたこともないですし、自分では気づけなかったポテンシャルの能力を見つけてもらえたことで、エンジニアという仕事が現実的になり、今まで以上に興味を持ちました。
なので、自分にとって本気でエンジニアに興味をもったターニングポイントは、服部からの提案ですね。
服部からの提案もそうでしたが、エンジニアマネージャーである鈴木から「向いている」という強い後押しがあったことも大きかったです。エンジニアという仕事は、『抽象的、論理的、構造的な思考力』が求められるので、元々哲学で抽象的なことを考えることが好きな私は相性が良いとの話がありました。知識ゼロの状況を押してまでそういったフィードバックをいただいたのは素直に嬉しかったですし、素朴にクリエイティブな職種としても面白そうですし、小中学生の頃にゲームで疑似プログラミングをやっていたこともあった経緯もあり、実はとても性にあっているのではないかと思いました。
他にも、個別の面談をしていただくなかで、
①フルリモートワークでワークライフバランスを整えられる環境
②研修制度が充実しており、私のような文系出身の新卒エンジニアが活躍している
③先輩社員の雰囲気の良さ、風通しの良さ
等の魅力を知ることができ、
育成面と働きやすさの両軸が揃っている環境であれば着実に自分も成長ができるのではないかと感じ、
「クライドでエンジニアになる!」ことを決めました。
会社で用意してもらえる内定者研修の学習コンテンツが十分に豊富だったため、そちらをずっとこなしていました。(※基本的に受講は任意です。)
技術的な基礎およびプロダクトのドメインについて参考書が送られ、それに基づいて課題をクリアしていくきます。例としては、Web技術入門、データベースの基礎、セキュリティの基礎、LPICの基礎だったり…他にもまだまだあります。
これらを入社前に勉強させてくれる環境が、クライドにはありました。
やはり知識面ですね(笑)
本来あるべき技術者の基礎が全くなかったので、そもそも自分が何を勉強しているのかわからないという事態も起こりました。「Linuxってなんだ?CLI?OSって画面に映るやつのことを言うんじゃないのか」という、そのレベルでした。本当に0からのスタートだったため、内定者研修は受講任意とはいえ全部やりました。
過去の記事を見返すと、私と同じ文系出身の先輩社員である岩切も同じ壁にぶつかっていたので、最初はみんな通る道なのかもしれません。ただ、クライドの場合は先輩社員に気軽に質問や相談をすることもできますので、聞きやすい・相談しやすい環境下で少しずつ知識を増やしていくことができます。
▽詳しくはこちらの記事で紹介しています。
技術研修は2ヵ月ほどかけて、座学~プログラミング言語基礎~個人開発~チーム開発に取り組みます。
座学では、HTML/CSS, DB,Web,Gitについて学び、言語基礎ではPHPを学びました。技術習得と並行して、社員同士の交流も多かったのが印象的です。例えば、先輩社員とのランチの機会が何回か設けられており、業務のことだけでなく、入社直後の不安についても親身に相談に乗っていただきました。同期とも毎日顔を合わせる中で自然と教え合う文化が生まれ、安心して研修に臨むことができました。
▽当時の研修の様子
技術研修で一番成長に繋がったと感じたのは、新卒同士のチーム開発研修です。
ここでは、個人開発よりも応用的な仕様の実装を担当し、初めて本格的な技術の壁に直面しました。データベースとプログラムが複雑に絡み合う箇所で、実装とテストを繰り返しても想定通りに動作せず、エラーの原因特定に非常に苦労したことを覚えています。
その困難な状況を乗り越える上で、同期と一緒に互いに知恵を出し合い、多角的な視点から問題解決に取り組んでいきました。チームで協力して技術的な課題を乗り越え、自分たちの手でサービスを完成させた経験は大きな達成感がありましたし、技術研修の集大成だったと感じております。
▽当時のチーム開発の成果発表内容
課題:記事投稿ができるwebアプリケーションの作成
私たちのチームはブログ×旅行をテーマにアプリを作成しました。
現在は自社開発である『ADMATRIX DSP(ディスプレイ広告配信システム)』、『VIFT(デジタルサイネージ)』の運用・開発業務を担当しています。それ以外にも受託開発で法人のSIM販売プラットフォームである『フリーモ/freebit mobile Biz』の開発に携わってます。自分の希望やキャリアの価値観に応じて、プロジェクトのアサインや部署異動を叶えてくれるのも、この会社の良い点だと思います。
▽ADMATRIX DSP
個人的には、まず自分でロジックを組み立ててそれがうまくいくのが面白いと感じるポイントです。それはコーディング等の具体的な開発においてもそうですし、タスクを論理的に分解してそれをエビデンス込みで達成するというのも達成感を得られる瞬間です。この辺はこれからも精進したいです。またこれは自分に限らず他の方もよくおっしゃるのですが、自分が開発したものがちゃんと役に立っているのを知るとやはり嬉しいです。自分が開発した商品の購入機能を通してサービスがちゃんと利益を得ていることを鑑みるたび、「なんだか自分は凄いことをしたなぁ」と感慨深くなります。
エンジニアとして働く魅力を感じることができなければ、いたずらに学習コストが高い仕事になってしまうと思っています。基本的に意欲あるエンジニアの方は「社会にインパクトを与える手段のために、エンジニアとしての学習コストを厭わない」「自身の可能性の幅が広がる手段のために、エンジニアとしての学習コストを厭わない」「技術知識そのものへのフェチズムゆえに、エンジニアとしての学習コストを厭わない」といったようなマインドを大抵備えており、この辺は努力より才能に依存する問題だなぁと感じます。
ADMATRIX DSPのプロジェクトに参加後、データセンターへ行って直接サーバーを触る作業を初めて行ったのが印象的です。インフラについて勉強こそしていたものの、実物のサーバーやラックを見たことはなかったため、「あぁこれが本物の!」と興奮しました。またサーバーを実際に触る作業は仕事内容の中でも結構珍しいようで、いい経験ができているなと感じます。現在も週一か二週に一回程度、データセンター来訪のタスクを担当しています。
今の所人間関係で悩んだことがないくらい、とても雰囲気が良い会社だと思います。
大学の同期で同じくエンジニアをやっている者がおり、いろいろ話を聞いたりしたのですが、職種柄こういった雰囲気は珍しいようです。
皆さん協調性が高く優しいお人柄なので、困ったことや悩みなども話しやすい環境ですし、新卒1年目は必ず1on1のメンター面談という制度もあります。
私含めてエンジニアは全員フルリモートワークになりますが、日ごろからSlackなどですぐ連携が取れるような環境下なので、孤独で困るといったこともありません。改めて良い職場環境だなとしみじみ思いますね。
▽プチ懇親会の様子
仕事以外でも可能性が広がったなとよく感じます。
趣味で哲学書は読み続けていますが、そこで得た知見をNotionでメモ程度でまとめつつ、Claude Codeを用いて文書化、推敲してnoteに投稿、なんてことができそうだなと思いますし、お絵描きソフトで絵を描くだけでなく、SDKを用いてアドオンを自前で開発するなんてことも自分にはできるはずです。
とにかく公私においてできることが広がったのは嬉しい変化であり、おそらくそういったことに喜びを感じるエンジニアの方は他にも多いのではないかと思います。
特定サービスについてなんでも聞いてくださいという状態になるのが目標です。
現状担当しているプロジェクトについてだと、経験上得意な領域と苦手な領域の濃淡があり、どうしてもまだ他の方に作業をお願いしなければならないことがあります。そういったネックも解消されてサービスを俯瞰で眺められるようになれば会社の中で判断できることも増えるでしょうし、またひとつランクは上がりそうだなという気がしています。
複数プロジェクトに参加しているので、それぞれのプロジェクトで培ったtipsをその他のプロジェクトで応用して実践しています。以前と比べ仕事の要領が変わったら、「あぁこれは精進しているね」などと判断します。後はひたすら土台としての技術やドメインの知識を継続して勉強しています。この両面を今の所大事にしています。
かつての私と同じように、エンジニアに興味はあるけれど一歩踏み出せずにいる皆さんへ
エンジニアになりたい意欲があれば後は環境次第だと私は思います。
クライドはその環境としてはかなり嬉しい場所だと思いますし、エンジニアになるためのファーストステップをクライドで踏めたのはとても恵まれていたなと感じてます。
未経験でも応募してみてください。
クライドは、その挑戦と意欲を全力で歓迎する会社です。
皆さんとお会いできる日を楽しみにしてます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
少しでもクライドのイメージが伝われば幸いです。
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